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たかしま編集長

仮想通貨ブロックチェーンへの51%攻撃によって被害続出!!仮想通貨はどうなってしまうのか?

仮想通貨 被害

データ改ざんは不可能と言われていたブロックチェーンの改ざん事件が相次いでいます。どうして、ブロックチェーンの改ざんが行われるようになったのでしょうか。モナコイン、Verge、Bitcoin Goldのデータ改ざん事件について追ってみました。

仮想通貨の安全神話が崩れた!?

『データを改ざんすることは不可能である』と言われていたブロックチェーン技術ですが、この安全神話が崩れつつあります。

ブロックチェーンへのハッキング攻撃が成功し、ブロックチェーン・データが改ざんされる被害が出てきているのです。

2018年6月現在においても、このブロックチェーン攻撃への具体的な解決策は未だ見つかっていません

これまでの仮想通貨のハッキング問題といえば、取引所やウォレットなどにセキュリティ上の問題を抱えているところを突かれることがほとんどです。ブロックチェーンが直接関係していないところにハッキングの原因がありました。

しかし、今回のブロックチェーンの改ざん事件は、ブロックチェーン自体を改ざんされてしまっているのです。

では、どうして仮想通貨のブロックチェーンがハッキング被害に遭うようなことが起きるようになってしまったのでしょうか?

仮想通貨モナコインが受けた前代未聞の攻撃被害

仮想通貨 被害
2018年5月13日~15日の間に、日本発の仮想通貨モナコインに対するハッキング攻撃が起こりました

 

犯人はLivecoinでモナコインを他の通貨にかえ、セルフィッシュマイニングと呼ばれる手法でブロックチェーン上の取引を衝突させ、すでにブロックチェーンで上ではモナコインの取引をなかったことにしつつ、ブロックチェーンの外では他の通貨へ換金し、お金を手に入れることに成功したと言われています。今回のブロックチェーンの上書きはブロックチェーンの過去への巻き戻し、再編成とみることができ、リオルグ(reorg、reorganizationの略)とも呼ばれます。

 

5月18日にモナコイン・プロジェクトチームは、ハッキング攻撃に遭ったことをTwitterで発表しました。

国内の大手仮想通貨取引所もモナコインへの対応を発表しています。

しかし、モナコインへのハッキング攻撃は単なるきっかけでしかなく、度重なるブロックチェーンへの攻撃の口火が切られたのでした。

モナコインについて詳しく知りたい方はコチラの記事をどうぞ!

セルフィッシュマイニング(selfish mining)とは

モナコイン・ブロックチェーンへのハッキング攻撃は、セルフィッシュマイニング(selfish mining)という方法によって行われました。

セルフィッシュマイニングを行うには、ハッカーはまずマイニングを成功させる必要があります。マイニングに成功した後、ハッカーは承認したブロックをネットワークに報告せず、さらに採掘を進めてブロックチェーンを伸ばしていくのです。

ブロックチェーンの性質として、より長いものが正しいと判断するようプログラミングされているため、ハッカーはこの隙を突いてモナコインを攻撃しました。

モナコインは、1ブロックの生成時間が90秒に設定されているので、10ブロックが生成されるまでには「90×10=900秒(15分)」かかることになります。

例えば、ハッカーが15分の間に隠していたブロックチェーンを10ブロック以上に伸ばしたとします。

その後に、偽のブロックチェーンをネットワークに報告することでプログラムに排除されることなく、正しいブロックチェーンとすり替えることができるというわけです。

ハッカーもこの方法によって、モナコイン・ブロックチェーンの送金データを改ざんして不正にモナコインを手に入れたのでした。

モナコインが受けた被害額

モナコインがハッキング攻撃によって、データを改ざんされたのは「約24000MONA」であったと推測されています。

ハッキングに遭った5月17日のレートで換算すると「1MONA=約417円」であったので、被害額は約1000万円に上ります。

コインチェックの流出額580億円と比べると少額に思えてしまいますが、保有者に対して「モナコイン=セキュリティが脆弱」というマイナスイメージを与えてしまいました。

被害額よりマイナスイメージの方が、モナコインにとっては大きな打撃となってしまいました。

ハッキング被害後のモナコイン価格

ハッキング被害のマイナスイメージによって、モナコインは次々に売却されることとなります。

仮想通貨,被害

5月17日に1MONA=約417円をつけていたMONA価格は、18日に1MONA=約366円まで下落させることになってしまったのです。

モナコインは1日の間に約13%も価格を下落させてしまいました。

モナコインの時価総額も30億円以上下げることなり、モナコインプロジェクトにとっては大きな痛手となったのです。

仮想通貨Verge 2回目の51%攻撃被害を受ける

仮想通貨,被害

 

モナコインの被害に続いて、2018年5月に仮想通貨Vergeも51%攻撃を受けることとなりました。

仮想通貨Vergeは、2018年4月にもVergeは51%攻撃を受けており、その時からの対応が不十分であったため再び被害に遭ってしまいました

仮想通貨Vergeが受けた51%攻撃とは!?

Vergeが受けた51%攻撃とは、ブロックチェーンネットワーク全体のマイニングスピードが51%以上のシェアを占めることでネットワークを不正に操ることができることをいいます。

51%攻撃に成功すると、不正な取引を行えたり、正当な取引を拒否したりすることができます。

被害額

仮想通貨Vergeの2回目の流出額は「3500万XVG(2億円相当)」に達しました。

1回目の流出額が「2000万XVG(1億2000万円)」であったので、仮想通貨Vergeは合計「5500万(3億2000万XVG)」を失うことになったのでした。

価格への影響

仮想通貨,被害

仮想通貨Vergeは22日に「1XVG=0.053ドル(約5.8円)」でしたが、29日には「1XVG=0.034ドル(約3.6円)」まで30%以上価格を下げることになってしまいました。

仮想通貨Vergeの価格は下がり続けていませんが、再び51%攻撃に遭うようなことになればVergeのセキュリティへの信頼が薄れてしまうのでさらに価格を下げることになるかもしれません。

仮想通貨Bitcoin Goldにて再び51%攻撃被害が発生

仮想通貨,被害

 

2018年5月18日、Bitcoin Goldの広報責任者であるEdward Iska氏は、仮想通貨Bitcoin Goldが51%攻撃の被害に遭ったことを発表しました

ブロックチェーンでは、二重支払いを防止する仕組みとなっています。

しかし、今回の51%攻撃では、Bitcoin Goldを取引所に預けると同時に、同じBitcoin Goldを他のウォレットにも送金する二重払いが行われました。

仮想通貨Vergeに続いてBitcoin Goldへも51%攻撃が行われたことから、ブロックチェーンへの攻撃が常態化しつつあることが分かります。

モナコイン、Verge、Bitcoin Goldと被害に遭った仮想通貨の共通点を探していくと、どうやら時価総額の小さなプルーフオブワークス(PoW)を採用しているものが標的となっていることが分かりました。

PoWとは、仮想通貨の送金決済を承認するために膨大な計算を行うことをいいます。

PoWは、仮想通貨の送金システムを支える重要な仕組みです。

他にもPoWを採用している仮想通貨は、この51%攻撃に悩まされることになりそうです。

仮想通貨Bitcoin Goldの被害額

Bitcoin Goldの二重支払いによって起こった被害額は、388,200BTG(約20億円)にまで及びました。

51%攻撃は18日以降確認されていませんが、いつ攻撃を受けてもおかしい状況ではないためBitcoin Goldの開発者は取引所に注意を促しています。

仮想通貨Zencashも被害に!!51%攻撃は6月になっても続く

PoWを採用している仮想通貨への51%攻撃は6月に入ってもとどまることを知りません。

2018年6月3日、日本時間11時43分に仮想通貨ZenCash(ZEN)は公式ツイッターで51%攻撃によってハッキング被害に遭ったことを発表しました

ただ、ZenCashコミュニティはVergeやBitcoin Goldのハッキング被害が仮想通貨ZenCashに及ぶことを予測していたため、取引所に注意するよう迅速な対応を行うことができました。

仮想通貨Zencashの被害額

仮想通貨ZencashもBitcoin Goldの時と同じように、51%攻撃によって二重支払いによる被害を受けたのでした。

仮想通貨Zencashは、二重支払いによって19600ZEN(約6000万円)を失いました。

仮想通貨Zencashの価格への影響

Zencashは、6月3日にハッキングを受けてから価格は下落を続けています。

6月3日の時点で、「1ZEN=約3240円」であった価格が、12日の時点では「1ZEN=約1850円」と40%以上の価格を下落させてしまいました。

他の仮想通貨と比べて大きな下落幅であることから、ZenCashコミュニティとしては一刻も早く51%攻撃の対応に取り組まなくてはいけません。

最新の攻撃被害は仮想通貨Lightcoin cash

仮想通貨Lightcoin cashも51%攻撃の被害を受けることになります。

2018年6月6日、Lightcoin cashも何者かによる51%攻撃に遭ったのでした。

Lightcoin cashとは、ライトコインから2018年2月19日にハードフォークした仮想通貨です。

Lightcoin cashも時価総額が小さく、PoWを採用している仮想通貨であったためハッカーに狙われました。

仮想通貨Lightcoin cashへの攻撃の詳細

Lightcoin cashコミュニティも対策をしていたようで、開発チームはすぐに取引所に報告を済まし対応し、各取引所も承認数を増やすなど対策を行いました。

なお、仮想通貨のセキュリティUPについては、下記の記事に記載がありますので、読んでみて下さいね!

これからも仮想通貨への攻撃被害が広がるか

モナコインへのハッキングから始まり、Verge、Bitcoin Gold、Zencash、Lightcoin cashとブロックチェーンへの攻撃がトレンド化しつつあります。

本来はブロックチェーンへの攻撃にかかるコストが割に合わないとされていたことから、マジメにマイニングを行うことが一般的でした。

そのため、ブロックチェーンへの攻撃の被害は考えにくいものでしたが、51%攻撃による利益がコストを上回る試算が出る仮想通貨も出てきたことが今回の51%攻撃の引き金になったことは確かでしょう。

ハッシュパワーが弱い仮想通貨はこれからも狙われる可能性があることから、PoSといった新しい送金管理法にシステムを移行させる可能性も出てきています。

また、同じPoWを採用する仮想通貨であるビットコインやイーサリアムは、ハッシュパワーが膨大なため51%攻撃を仕掛けることはできないと専門家は見ているようです。

これからはネットワークが大きいビットコインやイーサリアムといった仮想通貨の価値が再び注目されることになるかもしれませんね。

【この記事を書いた女子会メンバー】

たかしま編集長
たのしい仮想通貨女子会編集長のたかしまです!日本一わかりやすい仮想通貨メディアにするべく仮想通貨女子一同頑張っていきますのでよろしくお願いいたします!
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