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2018.06.23 最終更新
研修生

よく聞く仮想通貨のハードフォークについて徹底解説

仮想通貨 ハードフォーク

ハードフォークで値が上がったとか、新しい仮想通貨を手にしたという話を聞いたことがありませんか。何となく得するイメージがあるハードフォークですが、ハードフォークを行うにはそれなりの理由があります。それを知れば、仮想通貨の将来が読めるかもしれませんよ。

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目次

2017年はビットコインがハードフォークしたことで話題を集めていました。当初はコミュニティーもめて仲違いしたといったネガティブなイメージがあったようですが、対立ばかりでなく、アップグレードといったポジティブなものあります。一連のハードフォークがあったことで、この言葉がすっかり定着した感がありますね。

2018年はというと、その流れが途切れず、ハードフォークが花盛りといった感じではないでしょうか。ハードフォーク以前のその仮想通貨を保有していると、ハードフォークで生まれた仮想通貨がもらえるといったことが、真っ先に浮かびます。何だか得した気分で、通貨の性能がアップしているといったイメージが強いようです。

しかし、具体的にハードフォークがどのような仕組みで、どういう意味があるのかは、それほど知られていないかもしれません。

仮想通貨で多く見られるハードフォーク。それによる影響などをしっかりと理解していれば、投資で危うくなることは減り、よりリターンを増やすことにもつながります。それでは、この仮想通貨におけるハードフォークの仕組みなどについて説明していきましょう。

ハードフォークとは?解決できることは何か

仮想通貨 ハードフォーク

ハードフォークは、基本的には仮想通貨の分岐後に互換性が伴わないアップデートのことを指します。「フォーク」は英語で「分岐」を意味するので、仮想通貨の分岐や分裂といったことになります。

ハードフォークが行われた時点で、その仮想通貨は旧来のルールのものと、新しいルールに対応したものとに分かれます。新旧の仮想通貨間の互換性はなくなり、別の仮想通貨として価値も別々になり存続することになります。

このハードフォークは、スケーラビリティ問題を解決することが主な目的です。これによりその仮想通貨の不便さを解消します。スケーラビリティ問題は、仮想通貨の基幹技術であるブロックチェーンが抱える問題として知られています。

次々に生成されるブロックに記録される取引データは、正当性を証明し安全を保っています。この取引データが増大し処理が追いつかなくなると、取引の遅延や手数料の高騰などが起こります。これはスケーラビリティ問題と呼ばれているものです。

ハードフォークの主な3つのパターン

ハードフォーク仮想通貨のアップグレードに重要なことがわかりますね。ここで、ハードフォークの主なパターンを3つ挙げてみます。

アップグレードによるハードフォーク

仮想通貨の性能の向上や機能の充実に向けたアップグレードによるハードフォークは、新しいソフトウェアとなるので、従来活用していたチェーンを使えなくなります。このハードフォークは、新しい仮想通貨の配布はありませんが、価格が大きく上がる可能性があります。

エアドロップが起こるハードフォーク

新しいブロックチェーンを用いる際に、従来のチェーンをそのまま使用することがあります。

この場合、新しいブロックチェーンの仮想通貨は新しいものとして誕生することになり、このハードフォークが発表されると、その仮想通貨の価格は上がる可能性が非常に高くなります。

一方で、ハードフォーク直後に大量に売られることもあり急落しやすい面があります。

対立によるハードフォーク

コミュニティ内の対立が原因で起こるハードフォークとなります。市場にへの影響が大きく、その仮想通貨の価値下落につながりやすくなります。ビットコインキャッシュはビットコインのコミュニティ内の対立で生まれています。

なお、例としてビットコインキャッシュのハードフォークについて、下記の記事で詳しく書かれていますよ!

ハードフォークのメリットとデメリットとは?

仮想通貨 ハードフォーク

ハードフォークは、主にその仮想通貨の性能などを向上させるために行われるので、メリットが多いのですが、そこにはやはりデメリットも生まれてしまうようです。

・仮想通貨をハードフォークさせるメリット

その仮想通貨のセキュリティーを向上させ機能がアップします。またハードフォーク後に新しい仮想通貨が付与されることもあるので、思わぬ資産が増える可能性があります。

これはその仮想通貨の保有量に応じて、ハードフォークで生まれた新しい仮想通貨が付与されることですが、新しい通貨は価格が低いため、資産倍増とはいかないようです。

このハードフォークで生まれた仮想通貨は、まず国内の取引所では扱わないので、取引に際しては、海外の取引所を使う可能性が髙くなります。この他、スケーラビリティ問題の解決やハッキング対策などが行えます。

・仮想通貨をハードフォークさせるデメリット

その仮想通貨は、ハードフォークの前後で大きな価格変動が予想されます。上昇する場合は良いのですが、下降する場合、損する可能性が高まるので、小まめに最新情報をチェックする必要があります。

ハードフォークが行われる直前~直後の数時間は、ハードフォークによるバグなどが発生しやすいので、取引所がその仮想通貨の売買や送金を停止します。ハードフォーク間際で送金したい場合は、事前に済ませる必要があります。

ハードフォークを実行した通貨のメリットやデメリットをしっかりと把握して、投資たいものですね。

ハードフォークが仮想通貨の価格に与える影響

ハードフォークを行う仮想通貨はハードフォーク当日に、一時的に値を下げても、すぐに上昇に入り、以前よりも大きく値を上げる可能性が髙くなるようです。

値を吊り上げるためにハードフォークをしているという噂を立てられたりして、投資家の投資意欲が削がれると、なかなか値を上げないということも考えられます。しかし、概ねハードフォークは好意的に見られ、値を上げることになるようです。

時価総額1位のビットコインは、関係者間でスケーラビリティ問題などの解決策で意見が対立してハードフォークを行い、ビットコインキャッシュが生まれています。

このハードフォーク直前、新しい仮想通貨が付与されることを目当てに、購入者が続々と増えてビットコインの価格が急激に上がっています。ハードフォークが投資家の期待感をあおることは、間違いないと言えます。

仮想通貨のハードフォークの主な事例

仮想通貨 ハードフォーク

ハードフォーク事例では、ビットコインが今までもこれからも多いことで知られ、イーサリアムは、ハッキング事件を契機にハードフォークを行っています。それぞれの仮想通貨の事情があるようです。

仮想通貨のハードフォーク事例①:ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュは、2017年8月1日に生まれた仮想通貨です。

ビットコインは公開当初のニーズよりも数多く利用され、1MBのブロックサイズでは、送金遅延や手数料などに問題が発生しました。その解決策として、ブロック容量を大きくする派と、取引データを圧縮してブロック容量はそのままという2派に分かれ対立しました。

そこでハードフォークが行われ、8MBのブロック容量をを持つビットコインキャッシュが生まれています。アップデートの内容について方針が一致しないことでハードフォークが行われた事例です。

仮想通貨のハードフォーク事例②:ビットコインゴールド(BTG)

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ビットコインゴールドは、2017年10月25日に生まれた仮想通貨です。ビットコインやビットコインキャッシュは、中国のマイニング集団がASICBoostという技術を用いて独占的にマイニングを行っていました。

これが市場にとって好ましくない状況となり、ビットコインがハードフォークを行い、ASICBoostの技術を使えなくしています。ハードフォークにより新しく生まれたビットコインゴールドは、市場の健全化を目指す取り組みになっています。

これでASISという専用機を使わなくてもマイニングができ、マイナーを平等にしたとされています。またビットコインが2週間に1回行っていたマイニング難易度の見直しを、ビットコインゴールドは早めることで、マイナー間の競争の過熱し過ぎを抑えているようです。

仮想通貨のハードフォーク事例③:ビットコインダイヤモンド(BCD)

ビットコインダイヤモンドは、 2017年11月24日に生まれた仮想通貨です。匿名性の向上、取引手数料の値下げ、新規ユーザー参入コストの引き下げを掲げて、ビットコインからハードフォークしています。

Segwitという仕組みに対応し、8MBのブロックサイズ、OPTIMIZED X13というマイニングアルゴリズムを採用しています。発行上限数は2億1千万枚になり、送金遅延を解消して、より円滑な取引できるようになりました。

ビットコインダイヤモンドのハードフォークの際、ビットコインの保有ユーザーは1BTCあたり10BCDを付与されています。

仮想通貨のハードフォーク事例④:スーパービットコイン(SBTC)

スーパービットコインは、2017年12月13日にビットコインからハードフォークして生まれた仮想通貨です。

イーサリアム(ETH)のスマートコントラクトやライトコイン(LTC)のライトニングネットワーク、ジーキャッシュ(Zcash)のゼロ知識証明、ビットコインキャッシュ(BCH)の8MBブロックサイズなどの、いろいろな仮想通貨の優れた点を採用したものになっています。

仮想通貨のハードフォーク事例⑤:ライトニングビットコイン(LBTC)

仮想通貨 ハードフォーク

ラトニングビットコインは、2017年12月23日に生まれた仮想通貨です。

2MBのブロックサイズ、送金スピードが3秒、リプレイプロテクションの実装、スマートコントラクトの採用、低コストマイニングを可能にするDPoSという承認アルゴリズムを採用、ゼロ知識証明を採用し匿名性やプライバシーを大幅に強化などを掲げてハードフォークしています。

リプレイプロテクションとは、同じ取引データ送信を繰り返すといった不正行為から防護する仕組みです。

仮想通貨のハードフォーク事例⑥:ビットコインゴッド(GOD)

ビットコインゴッドは、2017年12月25日に生まれた仮想通貨です。スマートコントラクト、ライトニングネットワークなどを掲げてハードフォークしています。

数々の次世代技術を採用し、マイニングされるビットコインゴッドのうち、何%かは慈善事業に回されることになっています。

仮想通貨のハードフォーク事例⑦:ビットコインウラン(BUM)

仮想通貨 ハードフォーク

ビットコインウランは、2017年12月31日に生まれた仮想通貨です。

マイニングを分散させるために承認アルゴリズムにEquihashを使ったPoW(Proof-Of-Work)を採用、450日ごとの半減期、プロック生成速度が1分、リプレイアタックからの保護などを掲げてハードフォークしています。

リプレイアタックは、別の台帳に重複して取引データを書き込む不正です。

仮想通貨のハードフォーク事例⑧:ビットコインシルバー(BTS)

ビットコインシルバーは、2018年1月3日に生まれた仮想通貨です。承認アルゴリズムにEquihashを使ったPoW(Proof-Of-Work)を採用し、マイニングを平等化させるためにハードフォークしています。

仮想通貨のハードフォーク事例⑨:ビットコインプライベート(BTCP)

ビットコインプライベートは、2018年2月28日に生まれた仮想通貨です。ビットコインとジークラシックの2つの仮想通貨から分岐しています。

匿名性が髙く、両方の通貨の欠点をカバーし合っています。送金速度が2.5分と早く、ブロックサイズが2倍の2MBでスケーラビリティ問題もクリアしています。オープンソースで運用され透明性が高くなっています。

このようにビットコインは、ハードフォークが頻繁に行われていることがわかります。これらの生まれた仮想通貨の中でどれが生き残るのか楽しみですね。

仮想通貨のハードフォーク事例⑩:イーサリアムクラシック(ETC)

仮想通貨 ハードフォーク

イーサリアムのスマートコントラクトという機能を使った「the DAO」というプロジェクトがハッキングされた事件がありました。

これをきっかけで2016年7月20日にハードフォークしてイーサリアムクラシック(ETC)が生まれています。

これで「the DAO」約360万ETHが盗まれる以前の状態に戻し、イーサリアムより拡張性を制限し、セキュリティや安定性を高めています。

イーサリアムは、コミュニティーの分裂という形のハードフォークですので、後味の悪さが残るような感じがします。

 

仮想通貨のハードフォークは今後も続く

仮想通貨 ハードフォーク

ここまでの内容をまとめてみますと、ハードフォークは仮想通貨にとってより良くするための宿命のようなところがあるようですね。

仮想通貨はビットコインをはじめとして、当初の予想よりも利用者が増えたり、予期していなかったトラブルに見舞われることがあります。公開当初にはなかった新しい技術が開発され、その優れた機能を取り入れたいということもあります。それらに対応するためにハードフォークという手法が用いられています。

ハードフォークは一般的に元の仮想通貨と互換性がないアップデートとなります。ブロックチェーンが分岐するので、別々の仮想通貨として歩むことになります。このハードフォーク事例は、ビットコインが圧倒的に多く、今後も続く予定のようです。

ビットコイン以外の仮想通貨もハードフォークすることで、その仮想通貨の性能が上がり、使い勝手も良くなるので、今後も増えることが予想されます。たいていの場合、ハードフォークを実行した仮想通貨は、値を上げるといった面があり、投資家の間では、概ね好意的に受け入れられています。

ハードフォークによって元の通貨が生き残るか、新しく生まれた通貨が取って代わるかは、なかなか読み切れるものではありません。しかし今の所ビットコインは、仮想通貨の基軸通貨的な立場を譲りそうな気配はないようです。今後、ハードフォークで生まれた仮想通貨どうなるかを注目するのも面白いかもしれませんね。

記事下「GMOコインコンバ」

【この記事を書いた女子会メンバー】

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