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2018.08.27 最終更新
研修生

仮想通貨の技術を活かした新たな形のアプリケーション~DAppsとは~

dapps,スマートコントラクト

「DApps」とは何かご存知でしょうか?このDAppsとは、「分散型」のネットワーク上で作動するアプリケーションです。DAppsは、独自性と革新性を持ち、さまざまな分野へ活動の場を広げています。今回はDAppsの概要や活用例をご紹介します。

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仮想通貨に関連する事柄を調べていて、またはネットニュースやテレビなどで「DApps」という言葉を聞いたことは無いでしょうか?このDAppsとは、「DApps(Decentralized Applications)=分散型アプリケーション」のことを指します。

じつは今、仮想通貨の主軸としてその名を馳せたブロックチェーンの技術を、金融分野以外にも応用しようとする動きが盛り上がりを見せているのです。今後、社会構造はこうした様々な技術によって大きく変化していくかもしれません。
今回は、そうした社会の変革を担うDAppsについて、その概要や具体例をご紹介していきます。

各所で見られるブロックチェーン技術の応用

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仮想通貨の登場は世界中に大きなインパクトを与え、仮想通貨のみならず、そのブロックチェーン技術も注目を集めてきました。ブロックチェーン技術は現在もどんどんと浸透していき、日々進化を遂げています。

こうしたブロックチェーン技術の伝播によって、同様に浸透しているのが「分散型ネットワーク」という新たな枠組みとその思想です。DAppsはこうした「分散型」思想に基づいて構成されています。

新しいアプリケーションの形「DApps」

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「DApps=(Decentralized Applications)」とは、仮想通貨の登場と共に注目され始めた、「ブロックチェーン」という技術を基盤としています。

日本語では、「分散型アプリケーション」等と訳され、「ダップス」や「ディーアップス」と呼ばれるようです。なお、単体のアプリケーションを指す場合は、DAppと表現する方が適切かと思われますが、ここでは「DApps」表記に統一させていただきます。

DAppsがどういったものなのか、もう少し詳しく表しますと、「Trustless(トラストレス)」、いわゆる「信頼の必要が無い、互いに信用していない」プロトコルを以って構成された「分散型ネットワーク」上で動作するアプリケーションと表現することができます。

DAppsの大きな特徴は、個々の端末(ユーザー)同士が繋がり合い、従来のように中央管理者を持たない、いわゆる「非中央集権」型ネットワークを構成し、その中で機能するアプリケーションという点です。この特徴を以って、DAppsは「分散型アプリケーション」と呼び表されるのです。

Dappsのメリットとは?

DAppsの最も大きな特徴と言える「非中央集権」のメリットとしては、中央管理者(ホストサーバー)がいないため、単一箇所(サーバー)へのアクセス集中によって起こるサーバーダウンや、運営管理者等による「検閲」、「第三者による不正」の心配が無いことが挙げられます。

さらに、DAppsのメリットとして、先に触れたように「Trustless(トラストレス)」つまり「相手を信用する必要が無い」ということも特筆すべきことでしょう。

「トラストレス」の概念は一見するとやや複雑なように見えますが、実は単純なものです。取引において「信用する必要が無い」とはどういったことか、今一つイメージが湧かない方もいらっしゃるかと思います。この場合は、トラストを預ける相手が「仲介役の第三者」であった従来の取引と比較して、トラストレスといった言葉で言い表しています。

どういったことかと言いますと、たとえば、お金をAさんからBさんへ送金したいと考えた時、従来であれば両者の間に銀行であったり、仲介業者であったりする第三者が介入していました。

AさんもBさんも、送金の一連の流れを成功させるためには、この第三者の素性を信頼し、力を借りなければなりません。つまり、ここで半ば強制的な「トラスト」が生じます。

転じて、DAppsの「トラストレス」の概念においては、そもそも第三者の介入を必要とせず、AさんとBさんとがその素性を知らなくても直接取引を行うことができます。この状況を以って、「トラストレス」としているのです。

加えて、DAppsのメリットとして、オープンソースコードであり、自律的(Autonomous)な管理システムを持つことも強調しておきましょう。
ソースコードがオープン、つまり常に開かれている状態であるため、DAppsは誰でもアプリケーションを運用することができます。

これによって、いつでもソースコードを参照し、異変があればすぐに気付くことも可能となります。

また、「自律」しているということは、従来のようにメンテナンスチームや中央サーバーなどのような管理者がいなくても、アプリケーション自体が自律的に稼働していくことができるため、運用コストの削減につながります。

DAppsはこうした特徴によって、過去の記録の改ざんが不可能かつ、常に情報が開示されている、透明性が高い取引手法として脚光を浴びているのです。

多くの企業がDAppsに注目しているのは、こうした信頼性やセキュリティリスク回避能力によって、懸念事項が軽減され、運用コストの大幅な削減が期待できるという点に惹き付けられているからと言えるでしょう。

DAppsを動かしている仕組み~「Smart contract(スマートコントラクト)」~


DAppsは、「Smart contract(スマートコントラクト)」という仕組みを利用して実行されます。スマートコントラクトとは、簡単に言い表しますと、契約とその履行を人間の介入なく自動的に受け付ける仕組みのことです。

いちど約束事(Contract)を設定すると、あとは定められたトリガー(Trigger:引き金)条項の発生に従い、コンピューターのプログラムが自動的に契約条件の確認から執行まで行います。

こうした自動実行プログラムを、単一障害や中央管理者による独裁、不透明な采配の心配がないネットワーク上で、トラストレスに行うことが出来るという点が、スマートコントラクトの革新的なポイントです。従来、これほどたくさんの問題を一挙に解決しながら、手間暇無く迅速に執行する方法があったでしょうか?

こうしたことを鑑みても、スマートコントラクトはまさに『契約』の革命児だと言えるでしょう。

スマートコントラクトの実行に適したプラットフォームは?

ここまで、DAppsはスマートコントラクトを活用して機能していることや、プラオグラムの有意性をご理解いただけたかと思います。

それでは、このスマートコントラクトを実行するプラットフォームとしては何が適しているのでしょうか?
種明かしをしますと、現状スマートコントラクトを実行するプラットフォームとしては、「Ethereum(イーサリアム)」を筆頭に挙げることができます。

イーサリアムはその名称とともに「スマートコントラクト」ともしばしば絡めて触れられることがあるため、名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

ここで、イーサリアムの概略についてお話しておきましょう。

スマートコントラクトのプラットフォーム「Ethereum(イーサリアム)」

イーサリアムは、2013年に20代のITジャーナリスト兼プログラマーのヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏によって発表されました。

特筆すべきは、「チューリング完全なプログラミング言語(Turing-complete programming language)」の実行を可能としている点です。

ここでは、Javascriptライクな「Solidity」、Pythonライクな「Serpent」、Lispライクな「LLL」を指していると捉えることができます。

このようなプログラミング言語は、イーサリアムの仮想マシンEVMで実行することができるため、スマートコントラクトのベストパートナーとしてイーサリアムが有力視されているのです。

さらに、こうした言語は、多種多様なプログラムを起動させるために必要なコードをすべて記述することが可能です。つまり、理論上プログラミングで実行可能なあらゆるプログラムを実装することができると言えます。

DAppsはどんな分野で活用されているのか?

dapps,スマートコントラクト3
DAppsのメリットは、分散型という性質に由来します。主なメリットを見ていきましょう。
DAppsはチューリング完全なプログラミング言語に適したプラットフォーム、イーサリアムを基盤としているため、幅広いプログラムを実現できる可能性があります。

それでは、実際にDAppsが活用されているのはどういった分野なのか、実例を見ていきましょう。市場未上場のプロトタイプ(試作段階)も例として挙げていますが、こういったプロジェクトもあるのだと参考程度に捉えていただければと思います。

DAppsの例は?~「Golem(ゴーレム)」~

DAppsの興味深い例として、「Golem」という仮想通貨プラットフォームが挙げられます。

このアプリケーションは、イーサリアムをベースとして機能し、余分なコンピューターリソースをP2Pネットワーク上で共有することで、世界規模の「分散型スーパーコンピューター」を実現することを目指しています。

コンピューターリソースの共有というと、クラウドサービスが思い浮かぶ方もいらっしゃるかとは思いますが、ゴーレムとクラウドサービスとの最も大きな違いは、中央管理者の有無です。

ゴーレムは分散型ネットワーク上で機能するため、DAppsというメリットを最大限に生かしてシェアリングサービスを提供することができるのです。

DAppsの例は?~「DEX」~

他にも、DAppsの活用例として、「DEX(デックス)=Decentralized EXchange)」へ目を向けてみましょう。これは、日本語では「分散型取引所」等と訳され、「ブロックチェーン上で稼働し、仮想通貨の両替取引を管轄するプラットフォーム」を指し示します。

分散型取引所の何よりのメリットは、すべての管理・取引データがブロックチェーン上で暗号により行われ、運営主体を持たないため、財務破綻やハッキングなど、過去の取引所で発生したリスクを最小限に抑え、トラストレスな取引を実行することが可能であるという点です。

また、従来の中央集権型のシステムではセキュリティ対策や運営コスト等がかかっていましたが、分散型取引所ではそれらの削減が期待できるため、よりユーザーが負担する手数料が安くなるという魅力があります。

この分散型取引所の有名な例としては、イーサリアムのプラットフォームを活用した「EtherDelta(イーサデルタ)」などが挙げられるでしょう。

さらに現在、続々と新技術を持った分散取引所の開発及びテストも進められています。
たとえば、Atomic swap(アトミック・スワップ)というトランザクションに秘密の数字のハッシュ値を埋め込み暗号化する手法を利用した「Altcoin.io (Altcoin.io Exchange)」なども仮想通貨に関連する人々の間で話題となっています。

アトミック・スワップを実装することで、イーサデルタに見られるような「処理に時間がかかる」という欠点をカバーし、迅速な取引を行うことが可能となります。ローンチは今年2018年とのプレスリリースがなされており、今後の活躍が有望視されています。

DAppsの例は?予測市場「Augur(オーガー)」

DAppsの技術を活用した例の締めくくりとして、分散型のプロトコルによって実現させた「Prediction Market(予測市場)」について触れさせていただきます。

非常に単純な表現をしますと、予測市場では商品の「売買の約束」内容を予測し、期日の時に予測した内容が当たるか外れるか、賭けをします。

なかなかイメージが湧かないという方はサッカーなどのスポーツベッティングや競馬などをイメージいただければと思います。

通常の賭け事であれば、運営主体が胴元となりますが、この分散型予測市場ではだれでも胴元になることが可能です。このように、自分が胴元になったり、他人の予測市場に参加し賭けを行ったりするという楽しみ方ができる点が大きな特徴です。

さらに、賭けの勝者・敗者を決めるためには期日に起こった内容を正しく知る必要があります。そこで、予測市場では、現実世界で起こった結果を正しく報告する「報告者」のような役割も用意されており、報告のインセンティブとしてREPトークンを分配する仕組みが実践されています。

DAppsの今後

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DAppsは、従来のアプリケーションの在り方を大きく変えようとしています。
DAppsの起源とも言える、様々な仮想通貨やブロックチェーンが生まれた背景にあるのは、中央集権からの離脱という分散を希求する思考です。

これは従来の価値観や思考に大きなインパクトを与えることになるでしょう。
DAppsはいまや幅広い場で活躍しています。近い将来、買い物、選挙、身分証明などあらゆる動作がすべて迅速に、しかも運用コストもそれほどかからずに済む時代がやって来るかもしれません。

記事下「GMOコインコンバ」

【この記事を書いた女子会メンバー】

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