ホーム仮想通貨初心者向けFacebookがブロックチェーン技術を導入して起こる事とは!?
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2018.08.27 最終更新
研修生

Facebookがブロックチェーン技術を導入して起こる事とは!?

Facebook,ブロックチェーン

Facebookのブロックチェーン事業部長がCoinbaseの取締役を辞任したjことが報道されました。これによってFacebookが本格的にブロックチェーンを導入するとどのようなメリットがあるのか、すでに存在するブロックチェーン型SNSはどのようなものなのか紹介していきます。

記事上「ランキングここを押してください」
記事上「コメントボタン」

Facebookがいよいよ仮想通貨事業に本格参入かと騒がれています。ブロックチェーンを利用したSNSのあり方については未来の社会を語る際に話題になりやすいトピックスですが、実際のところ何が起こるのでしょう。

Coinbase取締役を辞任

Facebook,ブロックチェーン
Facebookのデビッド・マーカス氏が仮想通貨取引所Coinbaseの取締役を辞任することを発表しました。デビッド・マーカス氏はFacebookのブロックチェーン事業の責任者を務めており、「Facebookのブロックチェーン事業のために、Coinbaseから離れることが適切であると判断しました」と語っています。

ということは、Facebookがいよいよ仮想通貨をはじめとするブロックチェーン事業に本格的に乗り出すのかもしれません。仮想通貨事業についてはFacebook代表のマーク・ザッカーバーグ氏も興味を示していると言われています。

Facebookがブロックチェーンを利用すると何が起こるのか

Facebook,ブロックチェーン
ブロックチェーン=仮想通貨ということには必ずしもなりません。Facebookがブロックチェーンを利用すると何が起こるのでしょうか。

ブロックチェーンを日常生活に用いることで、個人情報が我々の手に帰ってくる、SNSやECサイトに利用されるだけだった我々の活動履歴のプライバシーが守られるというようなことを賞賛する記事や指揮者の意見は数多く見られます。しかし、SNS自体がブロックチェーンを用いた時にはさらに強大な情報蒐集網が出来上がると言えるかもしれません。

例えばイギリスの調査会社ケンブリッジ・アナリティカは2016年の米大統領戦でFacebookに登録されている米国人約5000万人のデータを、トランプ陣営の選挙戦略に使うデータとして提供したことがわかっています。

よくちょっとした心理テストやクイズを出して、友人たちに結果をシェアするといった投稿がありますが、ああいったコンテンツのほとんどはFacebookに登録している個人情報を集め、市場調査や事業戦略に使用することを目的としています。

そういった事業行為による個人情報流出をFacebookをブロックチェーン仕様にすることで防ぐことができるのか。社会正義や個人情報保護の観点から見ると防げれば素晴らしいでしょうが、情報が集まっているから企業もSNSに集まっているのであって、それが抽出できなくなるとFacebookの事業体としてのアドバンテージはなくなるのではないかとも考えられます。

Facebookがブロックチェーンを使うことで、個人情報の帰属はブロックチェーンに固定されます。そうなればFacebookの管理者は、これまでよりもユーザーの個人情報の支配が容易になりますし、整理された情報に市場価値をつけることも容易になるのです。

つまり、Facebookがブロックチェーン技術を導入するのは決して社会正義とか非中央集権的な社会の実現とかではなく、ブロックチェーンを使うことでより企業価値を高められる個人情報のデータベースを構築できるからと考えた方がしっくりきます。

ブロックチェーンは誰でもアクセスできるから公正?

Facebook,ブロックチェーン
「いやいや、ちょっと待ってくれよ。ブロックチェーンって特定の管理者はいなくて、非中央集権的なシステムだからFacebookが個人情報を支配するっていうのはおかしいんじゃないの」とおっしゃる方はいるかもしれません。

残念ながらそれは特定のブロックチェーン技術に語ったものであり、よくイメージが大事な事業…例えばソーシャルメディアやエンターテイメント業界などのアイコン的な人物やアンバサダーが、プロジェクトの未来を語る際に都合の良い理想像として語るフレーズです。

ブロックチェーンは非中央集権的にもできますし、中央集権的にもできます。公明正大に行うこともできますし、匿名性を高めることもできます。これまでのデータの記録のメカニズムと大きく違う点は、人為的な改ざんが不可能であるという点です。

どう言った目的でどういった場面で使うかによってカスタマイズは当然可能な技術です。ブロックチェーンを神器のごとく信奉するのは浅はかな印象を受けます。使うのはあくまで人間です。

仮想通貨におけるブロックチェーン技術の使用例

Facebook,ブロックチェーン
実際にどのようなブロックチェーン技術があるのかを語るには、各仮想通貨におけるブロックチェーン決済の方式が一番わかりやすいでしょう。ここからは実例を挙げてブロッックチェーンいついて説明していきます。

ビットコインにおけるブロックチェーン

おそらく非中央集権的というフレーズをよく言う方は、ビットコインのブロックチェーンの仕組みについて語っているのでしょう。

もちろんビットコインは仮想通貨市場で最大シェアですし、一番最初に生まれた仮想通貨ですので、その思想を基本にして仮想通貨市場が動いているのはある程度事実ですが、もはや仮想通貨はビットコインが全てではないことを理解する必要があります。

ビットコインのブロックチェーンの仕組みは、取引が行われるとブロックに取引内容が記載されますが、その取引の決済はまだ完了しません。決済前に内容に不正がないかを判定する必要があります。

それがPoW(Proof of Work)と言う仕組みであり、マイナー(採掘者)によって行われます。マイナーはPoWを行なった際に報酬としてもらえる新たに発行されるビットコイン目当てにPoWを行なっています。PoWを終えるには膨大かつ複雑な計算を誰よりも早く解かなくてはなりません。

これに正解すると取引が正当なものであることが証明され、決済は完了しマイナーは報酬のビットコインをもらえるのです。つまり、ブロックチェーンの正当性を証明することでマイナーは利益を享受できます。

マイナーが利益のために行うPoWがブロックチェーンの絶対的信頼度を保っているわけです。これは世界中のマイナーによって行われているため、非中央集権的であると言えます。従来のクレジットカードや金融機関の決済システムであれば、特定の管理者権限で恣意的に取引情報を操作することができたわけです。

しかし、ビットコインのブロックチェーンの仕組みであれば管理者がそもそも存在しないため、管理者権限が分散していると考えることができます。ですのでブロックチェーンのことをしばしば分散型台帳と呼んだりします。

PoWの仕組みを採用している仮想通貨はビットコイン以外にライトコイン、ビットコインキャッシュ、DASHなどがあります。しかし、同じPoWでも通貨ごとに使われ方は多少違います。

DASHにおけるブロックチェーン

DASHは匿名性の高い仮想通貨として有名です。匿名性が高いというのは取引の履歴が外から見るとわからないという意味です。例えばAさんがBさんに100DASH、Cさんが Dさんに200DASHを送るとします。

DASHで取引する場合まずプールにAさんとCさんの送金額合計300DASHを溜めた後、改めてBさんに100DASH、Dさんに200DASHを分配します。

これがビットコインの場合は送信元と送信先のアドレスが直接送金着金を行うため、誰が誰にいくら送金したかというのが一目で誰にでもわかるようになっています。しかしDASHの場合は一旦シャッフルされてしまうため途中の過程はわかりません。

取引の結果だけしか見えないわけです。この仕組みをダークセンドと言います。ブロックチェーンの記録の仕組み自体はビットコインと同じPoWで行われていますが、随分と使われ方が違います。

ダークセンドの懸念点は送金着金履歴がわからないために犯罪行為に使われやすいという点です。例えば日本の暴力団が仮想通貨を使って300億円相当のマネーロンダリングを行ったことがニュースになりました。

手口としては円をまず国内の仮想通貨取引所でビットコインに両替し、そのビットコインを海外の仮想通貨取引所でDASHやMONERO、ZCASHのような匿名性の高い通貨に両替、海外仮想通貨取引所の口座間の移動を複数回繰り返し現地通貨で出金、商取引を装い日本円に換金するというものでした。

非中央集権的ではあるのでしょうが、ビットコインとは随分と印象が違います。ブロックチェーンはこういう使い方もできるのです。

リップルにおけるブロックチェーン

リップルは送金に特化したブロックチェーンの仕組みです。ビットコインやDASHのようなPoWのブロックチェーンとの最大の違いは、中央集権型のブロックチェーンであることです。

PoWの場合、不特定多数のマイナーが取引の承認を行うするわけですが、リップルの場合特定の管理者が取引を承認します。これをPoC(Proof of Consensus)と言います。PoCの場合、取引の承認を行うのはバリデーターと呼ばれる管理者に権限を与えられた特定のアカウントであり、バリデーターには誰でもなれるわけではありません。

ですので、PoCであれば既存の金融機関や政府や行政などのシステムにも馴染みます。中央集権的であることを宿命づけられた機関でも導入することができる次世代のシステムなわけです。各国の金融機関や行政が研究しているブロックチェーンの仕組みというのはリップルの技術をベースにおいたものが多いです。

しかし、このPoCの仕組みというのはブロックチェーンのそもそもの概念に反しているという意見もあり、リップルはブロックチェーンではなくXRP Ledgerという独自のシステムであるという指摘もあります。ただどちらにしてもブロックチェーンと同様にデータや取引の改ざんは不可能ではあります。

イーサリアムにおけるブロックチェーン

イーサリアムは現在は2018年8月現在PoWの仕組みで運用されています。しかし、将来的にPoS(Proof of Stakes)の仕組みに移行することが決定しています。

PoSはPoCによく似ています。取引の承認は特定の人物によって行われるという点です。ただPoSの場合、仮想通貨の保有額が多いアカウントが決済を行う権利を与えられます。Stakeつまり出資の額が多ければ信用度が高いという論理です。運営の意向で管理者が決定されるわけではありませんからPoSはブロックチェーンの概念から外れていません。

Facebookにブロックチェーン技術を導入する目的は?

このようにブロックチェーンやブロックチェーン的な技術には様々な種類があり、目的によって開発する方向性は変わります。

FacebookがSNSと連動した独自の仮想通貨の発行を目指すのか、単にSNSの技術的な発展のためにブロックチェーンを導入するのか、Facebookをブロックチェーンを用いた公式IDのように発展させることを目指すのか、エンターテイメント型プラットフォームの要素を付け足してクリエイター支援などを始めるのか、それともブロックチェーン化したユーザー情報を元手に企業に情報ビジネスを仕掛けていくのか。様々な可能性があります。

またブロックチェーンは情報収集力を高めます。現在地を投稿する機能は今もありますが、例えばブロックチェーンが導入されればスマホを持ち歩いて行動した履歴、閲覧したサイト、起動したアプリ、行った取引などが全てブロックチェーン上に記録されていくことになります。

Facebookでは自動で記録されたそういった情報を利用することも可能になるでしょう。

しかし、Facebookが企業としてその情報を利用するかどうかは別として、信頼度の高い情報が集まるSNSになるということはユーザーにもメリットのあることです。Facebookに自分のプロフィールや信用情報が信頼度の高い形でまとまっていれば、電子決済や各種審査の利便性が高まりますし、就職活動にFacebookをそのまま活用することができるかもしれません。

つまりこれまで娯楽や情報収集ツールの役割が強かったSNSをより現実生活に紐づいた形に応用できるようになるのです。

ブロックチェーン導入のSNSは?

Facebook,ブロックチェーン
すでに稼働しているものもありますがSNSで具体的どのようにブロックチェーンを活用しているのでようか。現状実験の趣旨が強かったり新しい物好きの人たちのためのサービスという側面が大きいですが、今後の発展の可能性が高さは感じられます。

Peepethはブロックチェーン版twitter

Peepethでできることはほぼ現状twitterと一緒です。違う点としては情報がブロックチェーンに記載されるため運営側が削除や修正、アカウント凍結などができないこと、投稿者側も投稿内容の削除や編集ができません。

そしてアクションをするのに現状0.005ETHの費用がかかります。例えば投稿の場合は15回の投稿ごとに0.005ETHかかるので日本円にして約150円ほど発生するわけです。twitterと連動させたりすると、この手数料が緩和される等ありますが、運用に費用がかかりかつ、利用者の母数が少ないため現状利用するメリットはあまり感じられません。

ただ、ブロックチェーンを利用したテクノロジーに触れて見たい、新しいものが好きな方向けといえます。Peepeth運営も特に独自の仮想通貨の発行は予定していないということなので0.005ETHが15投稿ごとに発生するのは単に運営開発費ということになるのでしょう。

ですので新しい取り組みを支援したい人々が集まっているSNSという傾向が強いです。ユーザー同士でETHの投げ銭もできるのが面白い点ではあります。

PeepethではPeepethのブロックチェーン技術を利用して外部の開発者がアプリなどのプラットフォームを開発することができるようにしています。ですのでブロックチェーンを使ってSNSと連動するようなシステムを試験的に作って見たいというような方にもPeepethは魅力的かもしれません。

ALISはブログの情報を報酬に変える

ALISは良質な記事に対してALISトークンで報酬を支払うというシステムのブロックチェーン型プラトフォームです。つまりいいねをされるとALISトークンがもらえるというわけです。

従来のブログでの広告収入というとGoogle AdsenseやASPであり、ブログの内容というよりはキーワード対策やいかにPVを稼ぐかというところに主眼がありました。そうではなく、内容の良い、北条として価値の高い記事が収入を得られるようにという理想から生まれたのがALISです。

ALISを利用するブロガーが増え、しかもそこに価値ある情報が多いとなればALISの価値が高まります。結果としてALISトークンの価値も上がっていく。ALISトークンを販売すれば収益が得られるという収益モデルです。

つまりSNSであるALISの価値を高めることでALISトークンの価値を高めていこうという仕組みが明確なので、逆にSNSがうまくいかなければ当然トークンの価値も上がりません。

ですので、ブロガーやライターにとって理想的なSNSと手放しで喜ぶには時期尚早ですが、ブロックチェーンの特性であるSMSと仮想通貨の水平展開をうまく利用した将来性のある仕組みであることは間違いありません。他にも似たようなブロックチェーン型SNSにはSteemitなどがあります。

VALUを使って活動資金集め

VALUはいわゆるクラウドファンディングと投げ銭を合わせたようなブロックチェーン型SNSです。資金を集めたい方や、サービスを販売したい方、情報を発信したい方はVALUのタイムラインに投稿することができます。有益な情報を発信すればあなたの価値が高まりVAを購入してもらえる可能性が高まるわけです。

VALUはただのサービス販売型プラットフォームではなくSNSなのでユーザー同士の交流ができることが大きなメリットです。VAに優待をつけなんらかのサービスを提供することで購入のメリットがつきますし、より深い交流やユーザー同士のネットワークが拡大していきます。

VALUはクリエイターやオーガナイザー、インフルエンサーなど、人と一緒に何かを動かしていこうという趣旨の生き方をされている方が多く参加しています。逆に自分の価値をそのままお金に変えていこうという意欲がない方や、特に何かプロジェクトを立ち上げてみたいというような意欲のない方にはあまり意味のないブロックチェーン型SNSかもしれません。

ブロックチェーンをSNSに導入することでユーザー間の取引も可能になる

上記で述べたうちのALISやVALUはユーザー間での評価や取引の対価として仮想通貨での報酬が得られるというSNSです。アンテナが敏感なジャンルの人々が飛びつくサービスのSNSと言えます。

しかし、FacebookやInstagramなど既存のSNSを使用しているユーザーは必ずしもそう言った目的で使用するわけではありません。別にSNSを使用してお金儲けをしようと思ってないから、私たちにブロックチェーンのメリットないよと思う方は多いでしょう。

しかし、例えばFacebook内でメルカリのようなサービスができてユーザー同士で直接取引ができるようになったら便利ではないでしょうか。また、Facebookと連動している外部サービスはたくさんありますが、Facebookのアカウントで本人確認ができて、公共料金などの払い込みが銀行を経由しなくてもFacebookから可能になれば手数料が安くなるかもしれません。

つまりFacebookがブロックチェーン化するユーザーにとっての最大のメリットは、外部の様々なサービスを内部に取り込んだり外部のサービスにFacebookの情報を流用することが容易で安全になるという点です。

アカウントは外部になるかも

Facebook,ブロックチェーン
しかし、前半で盛んに述べたようにFacebookが情報をすべて収集することでブロックチェーンに保管されるとは言え、個人情報が企業の資産となってしまうのは嫌だと感じるかもしれません。将来的には個人のプロフィールは全てSNSなどの企業が作成したブロックチェーンプラットフォームではなくて、個人別に割り当てられたブロックチェーンに記録されることになるような気もします。

例えばマイナンバーカードのようなアカウントが完全電子化され、個人別に人生のブロックチェーンのようなものが生成される。そしてその人の行動やプロフィールは全て記録されていき、何か公共のサービスやSNSなどを利用する際はその中から必要な情報だけを公開することができる。

つまり自分のブロックチェーンを自分で管理する時代が来るかもしれません。Facebookは電子化されたリアルな人間が活動する、より現実世界と互換性の高いプラットフォームになるかもしれません。

最終更新日:2018年08月27日

【この記事を書いた女子会メンバー】

研修生
研修生の他の記事を読む

フォローする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ランキングも応援してね♡

関連記事

SPサイド「ランキングここを押してください」

人気記事ランキング

  • Weekly
  • Monthly
  • Total

コインガールズ記事も配信中!

サイド「NEWS APP」

ランキングに参加してね♡

PCサイド「ブログランキング」 PCサイド「ブログ村」