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2018.10.02 最終更新
研修生

Zaifでハッキングされた仮想通貨への対応は?フィスコ田代社長が語る「再生への道」!

仮想通貨,セキュリティ

2018年9月20日、仮想通貨取引所のZaifがハッキングの被害を受けて、3つの仮想通貨が流出しました。Zaifのハッキング事件に関する経緯・支援する会社の詳細・フィスコ社長の展望を紹介します。

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仮想通貨取引所の「Zaif」のハッキング額は、約70億円となります。(2018年9月20日の約67億円から修正)

ここでは、Zaifのハッキング事件の経緯・通貨別の損失額(ビットコイン・ビットコインキャッシュ・モナコイン)・展望について紹介します。

2018年1月に起こったコインチェックの仮想通貨流出事件について気になる方はコチラの記事をどうぞ!

目次

Zaifのハッキングにおける経緯

Zaif ハッキング

Zaifを運営するテックビューロでは、2018年9月20日AM2時15分に「仮想通貨の入出金停止」といったレポートを発表。

Zaifの見解では、「9月18日にハッキングを確認した」と書かれています。しかし、Zaifがハッキングの事実を知り、公式ホームページでの報告に約2日も掛かっています。

ユーザーを混乱させないための対策かもしれませんが、対応の遅いと感じませんか?ここからは、Zaifのハッキングに関する概要を解説します。

Zaifのホットウォレット(入出金用)へ不正アクセス

Zaifでハッキングされたのは「ホットウォレット(インターネットで仮想通貨を操作できるお財布)」です。2018年9月14日17~19時頃に、Zaifのホットウォレットに不正アクセスがありました。

その後、ホットウォレットで管理していたビットコイン・ビットコインキャッシュ・モナコインが盗まれたのです。

コールドウォレット(インターネットを使わないお財布)の資金については、ハッキングの報告はありません。

Zaifでハッキングされたコインは「バイナンス」へ?

Zaifでハッキングされたコインは、香港の仮想通貨取引所「バイナンス」に送金した可能性が出ています。

2018年9月22日17時15分に
(Cheena)さんのツイッターでは、「Zaifのビットコインがバイナンスのホットウォレットに送金された」といったツイートを公開



金額については、約1,700ビットコイン(日本円で1,229,830,128.21円/2018年9月26日のレート)になります。しかし、ハッキングされた残りの仮想通貨(ビットコインキャッシュやモナコイン)の送金先はわかりません。

Zaifでハッキングされたコインで「仮想通貨が買われる?」

イナゴフライヤー(inagoflyer)さんのツイートでは「Zaifでハッキングされたコインでジーキャッシュ(Zcash/アルトコイン)が買われた」と説明。

2018年9月25日のAM11時~1時には、14,307円→15,732円と1,400円も値上がりしています。

ただし、Zaifのハッキングコインが使われた証拠はありません。

Zaifでハッキング後のビットコイン価格(値動き)

Zaifがハッキングを発表後のビットコイン価格をご紹介。みんなの仮想通貨のビットコインチャートを見ると、このような値動きをしています。

Zaif,ハッキング

引用元: 仮想通貨取引所・販売所 – Zaif(ザイフ)

時間帯 2018年9月20日/午前2時 2018年9月20日/午前3時
価格(終値) 708,895円 689,290円

Zaifがハッキングを公表したときのビットコイン(9月20日午前2時)は、689,290円(終値)まで下がりました。しかし、2時間後の午前4時には、717,970円と値下がり前のビットコイン価格まで回復。高騰の背景には、値上がりを期待した投資家が買い注文を出した可能性があります。

Zaifの取引量は、世界で第97位です。海外で大きな取引所ではないため、ビットコインの価格が下がり続けなかったと考えられます。(※コインマーケットキャップ調べ)



Zaifのハッキング額は「約70億円」

Zaif,ハッキング

Zaifのハッキング事件に巻き込まれた投資家は「自分の資産を返してもらえるのか」不安ですよね?

2018年9月20日にZaifが発表した損害額は67億円でした。しかし、被害額を70億円に修正しています。(9月21日)

ここでは、Zaifのハッキングで盗まれた投資家の資産や通貨ごとの被害額をご紹介。

投資家が預けた仮想通貨「約45億円」が消失

Zaifのハッキング事件では、約70億円の仮想通貨が盗まれました。内訳を紹介すると、Zaif(テックビューロ)の資産が約22億円、投資家から預かったお金は約45億円です。ハッキングされた金額の50%以上は、投資家の資産になるでしょう。

【通貨別】zaifでハッキングされた仮想通貨の金額

Zaifでハッキングされた通貨は、ビットコイン(BTC)・ビットコインキャッシュ(BCH)・モナコイン(MONA)です。

ここでは、通貨ごとの被害額をご紹介します。

通貨その1:ビットコイン(BTC)

ビットコイン(BTC)の被害額は、5,966.1BTC (4,251,234,047円/約42億5000万円)になります。やはり、ビットコインが損失額の90%以上を占めていますね。

時価総額も第1位のため、Zaifで買っている人もいるでしょう。

通貨その2:ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュ(BCH)の被害額は、42,327.1BCH(2,107,677,945円/約21億円)になります。

ビットコインよりも損害額は半分ですが、20億円以上のビットコインキャッシュが流出しました。

通貨その3:モナコイン(MONA)

モナコイン(MONA)の被害額は、6,236,810.1MONAです。(671,704,448円/約6億7,000万円)流出した仮想通貨の中では、損失額が低めでしょう。それでも、約6億円のモナコインが消えました。

3つの仮想通貨の損失額を合計すると、約70億円になります。詳しい情報を知りたい方は、以下のURLをチェックしてください。

仮想通貨流出事件に関する状況報告、及び顧客対応状況について|テックビューロ株式会社のプレスリリース

Zaifを助ける救世主は「フィスコとカイカ」

Zaif,ハッキング

Zaifのハッキング報告では、フィスコ&カイカと提携が発表されました。ここでは、Zaifと2社の関係性やサポート内容について解説します。

Zaifを資金面からサポート:フィスコとはどんな会社?

Zaifを金銭的な援助を行うのが「フィスコ」です。ここでは、フィスコがどのような会社なのか紹介します。

「フィスコ仮想通貨取引所」を運営

フィスコは、1995年5月15日に設立された金融系企業です。

株式・為替(FX)・先物・国債の分析や情報をロイター社などに提供しています。2016年4月12日には「フィスコ仮想通貨取引所」を開設。

おそらく「取引ページの作りがZaifにソックリ」と感じた人もいるでしょう。なぜなら、2016年1月12日からフィスコとZaifは「事業提携」をしています。

フィスコでも「Zaifのようなハッキングが起きる?」と考える人もいるでしょう。

フィスコ仮想通貨取引所では、システムをリニューアルしています。このシステムでは、Zaifでハッキングされたホットウォレットではなくコールドウォレット(オフラインで管理するお財布)を利用しています。

そのため、ハッキングが起きるリスクは少ないでしょう。

ヤフーファイナンスで「フィスコ仮想通貨ニュース」を掲載

フィスコは、ヤフーファイナンスで「フィスコ仮想通貨ニュース」を提供。例えば、各仮想通貨の「ゴールデンクロス(短期が長期の移動平均線を下から上に抜ける)」「デットクロス(短期が長期の移動平均線を上から下に抜ける)」が教えています。

Zaifとフィスコの関係性は?

Zaifとフィスコには、どのような関係性があるのでしょうか。ここでは、Zaifとフィスコの出会いを紹介します。

2016年から事業提携を行う

Zaifとフィスコは、2016年1月12日に事業提携をしました。Zaifのブロックチェーン(mijin)を使って、フィスコのマーケット情報を「ゼロタイムダウン化(システムを止まる時間をなくす)」のテストが検討されました。

Zaifでフィスココインの提供

フィスコでは、2018年12月末の株主に対して「フィスココイン(フィスコが作ったトークン)」の配布をしています。

日本の上場企業で初めての※トークンとなり、2016年10月24日のフィスコレポートでは「Zaifでフィスココインの購入ができる」と紹介。

Zaifのトークンページでは、フィスコ・日本円とビットコインが買えます。

※トークンとは、既存のブロックチェーン(取引データを入れる箱)を使ったコインです。

Zaifを技術面からサポート:「カイカ」とはどんな会社?

Zaifをシステム面でサポートする「カイカ」とは、どのような会社でしょうか?ここでは、カイカの歴史やZaifとの関係性を紹介します。

金融・流通・サービス業のシステム開発で45年以上

カイカは、銀行・証券・保険・サービス業のシステム開発を手掛けてきた会社です。

最近では、フィンテック(金融とIT)と呼ばれる分野にもチャレンジしています。

エンジニアの派遣業も行う

カイカでは、システム開発で活躍するエンジニアの派遣。中国にパートナー企業があり、約1,400名の経験豊富な技術者を確保しています。

オフショア(海外への委託開発)も積極的

カイカでは、オフショア開発(海外の委託企業で開発)をしています。開発の仕方は、以下のとおりです。

①:日本で請負→オフショア開発
②:カイカがオフショアに注文
③:ラボを設置

カイカのオフショア開発は、お客様に丸投げするのではなく、システム開発の管理を行っています。

Zaifとカイカにおける2つの関係性とは?

ここでは、Zaifとカイカがどのような関係性を持っているのか解説します。

Zaifの株主をしている

カイカは、2016年頃からZaifの株主です。(※コインテレグラフより)

そのため、Zaifのホームページにある「主な株主」には、カイカの名前があります。

カイカはお金を出資して、Zaifがサポートしてもらう関係です。

COMSAトークンのサポート

カイカは、Zaifで買えるICO用コイン「COMSA」のサポートをしています。(2018年8月3日/カイカ公式ホームページのレポートより)

COMSAは、ドルや円といった「法定通貨ではカバーできない会計や監査のトラブル」を解決します。

カイカの八木社長は、Zaifが設立したICO協議会に加盟しました。そのため、Zaifとの関係性が強いでしょう。

※ICOとは「仮想通貨を発行して、投資家から資金を集める方法」です。

フィスコがZaifと交わした3つの契約

Zaif,ハッキング

Zaifは、「FDAG(フィスコデジタルアセットグループ)」と資金面などのサポートを行います。

ここでは、Zaifとフィスコの子会社と結んだ「3つの契約」をご紹介。

その1:Zaifへフィスコが約50億円の資金提供

フィスコは、Zaifに対して約50億円の出資を行いました。出資されたお金は、投資家への返済に使われる可能性があります。
フィスコ側は「被害額の調査により出資額の検討も行う」と発表しています。被害額が増えると、50億円以上の支援も考えられるでしょう。

その2:「Zaif(テックビューロ)」の株をフィスコが取得

Zaifとフィスコの契約では「テックビューロ株の過半数以上をフィスコが取得する」といった契約になりました。

そのため、朝山貴生氏(筆頭株主)についで2番目の株主がフィスコになるでしょう。

その3:「過半数以上の取締役と監査役」を派遣

フィスコとZaifの契約では「過半数以上の取締役と監査役を派遣する」といった条件があります。

コインチェックのネム流出事件で、買収したマネックスの役員が派遣された事例と似ていますね?

Zaifの技術支援を行う「カイカ」との契約

Zaif,ハッキング

Zaifの技術面をサポートするのは「カイカ」です。ここでは、Zaifとカイカの契約内容について紹介します。

その1:ザイフのセキュリティを改善

カイカでは、Zaifのセキュリティを強化します。同社では、2018年8月31日にマルチシグネチャ方式の取引所をリリースしました。カイカのグループ会社であるCCTTは、マネーロンダリング(犯罪に使われる資金)を防止するシステムが完成。

セキュリティテストを行う会社と連携した実績があるため、Zaifのセキュリティが改善されるでしょう。

Zaifを再建する「田代昌之氏(フィスコデジタルアセットグループCEO)」の考え

Zaif,ハッキング

Zaifを再建に乗り出したのは、フィスコデジタルアセットグループCEO・田代昌之氏(以降:田代氏)です。コインテレグラフの取材で明かしたZaifに対する3つの考えを紹介します。

その1:Zaifの内部統制を強化

田代氏は「Zaifの内部統制を立て直したい」と考えています。田代氏によると「以前からZaifはシステムトラブルの多い取引所であった。フィスコとしては、コンプライアンス(法令遵守)・ガバナンス(システムの管理)・AML(マネーロンダリング対策)をアドバイスする」と話しています。

(ザイフには)世間をにぎわすシステムトラブルが多々あり、その都度コミュニケーション能力が低いと言われてきた。内部統制も非常に厳しい状態と聞いている。一方フィスコは上場企業としてガバナンス、内部統制、AML、コンプライアンス等といったところをザイフのほうに指導していくことが必要


その2:「Zaif」と「フィスコ仮想通貨取引所」と統合はなし(2018年9月27日現在)

Zaifの買収については、フィスコ仮想通貨取引所の統合はないとコメント。(田代社長)株主の利益になると判断されたら、段階的に合併する可能性はあります。

その3:Zaifで取り扱う仮想通貨は継続?

田代氏によると、「Zaifの仮想通貨は金融庁が認めているため廃止にしない」といった方針を明らかにしています。

コインチェックのようなコインの廃止(モネロ(XMR)・オーガー(REP)・ダッシュ(DASH)・ジーキャッシュ(ZEC))は、考えられないでしょう。

Zaifはセキュリティを重視した取引所へ

Zaif,ハッキング

Zaifによる70億円のハッキング事件を紹介しました。今のところはフィスコとカイカが支援するニュースが多いですね。

Zaifについては、以下のような取引所になるでしょう。

  • セキュリティが強化・仮想通貨の種類が増えた取引所
  • 株主への利益を考えて、Zaifとフィスコ仮想通貨取引所を統合

数年後には、Zaifブランドが消えるかもしれません。

どちらにしても、投資家は「安全に仮想通貨を売買できる取引所」を求めています。

最終更新日:2018年10月02日

【この記事を書いた女子会メンバー】

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