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たかしま編集長

【第1編】カルダノのプロジェクトメンバー株式会社EMURGO(エマーゴ)へインタビュー!「カルダノだけが持つ強みとは」

EMURGO インタビュー

時価総額トップ10を誇る仮想通貨ADA。今回はそのプロジェクトの一翼を担うEMURGOさんにインタビューさせていただきました!第1編では「CARDANO(カルダノ)プロジェクトとは何か」「EMURGOの目標」について紹介していきます。

記事上ふるさと

2017年にメインネットがリリースされ、上場以来常に時価総額ランキングトップ10を保つ仮想通貨ADA。

そのネットワークであるカルダノブロックチェーンは、あのイーサリアムの共同創業者であるチャールズ・ホスキンソン氏の元、

「銀行口座を持たない30億人にむけて金融サービスを提供する」

という壮大な目標に向けて開発が進められています。

そして今回、EMURGO日本法人取締役兼セールス・マーケティング責任者の村崎氏(@Encrypt2)と広報責任者三本氏(@EMURGO_Mickey)にインタビューをさせていただくことができました!

EMURGO インタビュー
取締役兼セールス・マーケティング責任者の村崎氏(左)と広報マネージャーの三本氏(右)

 

  • 世界トップクラスの規模を誇るプロジェクトながらも謎に包まれたカルダノとはどんなものなのか?
  • 他の仮想通貨プロジェクトとは何が違うのか?
  • これからカルダノは何を目指していくのか?
  • そしてEMURGOはどんな役割を果たしているのか?

その真相に迫っていきたいと思います。

たかしま編集長たかしま編集長

第1編では、カルダノプロジェクトが始まった経緯や概要。
その中でEMURGOはどんな役割を果たしているのか。
カルダノだけが持っている強み。
について詳しくお話ししていただきました。

「仮想通貨ADAはなんとなく知っているけど、どんなものなのかよくわからない」
という方は必見です!

EMURGOのプロフィール

株式会社EMURGOは、仮想通貨ADAのプラットフォーム「Cardano(カルダノ)」の開発を進めている「カルダノプロジェクト」のメンバー。

CEOは児玉健氏(@Emurgo_Ken)、本社は日本の渋谷道玄坂にありながらもグローバルなプロジェクトで重要な役割を果たしている。

第三世代のブロックチェーンであるカルダノの商業化に尽力し、投資・コンサルティング・教育事業を通してカルダノのテクノロジーを、一般の人々の手に届くようにすることが目標。

EMURGOのSNS
ホームページ「Emurgo|Blockchain Artists building ventures on Cardano
Twitter「@Emurgo_Japan
Facebook「@emurgo.io
Youtube「EMURGO Youtube

偶然の出会いから始まったカルダノプロジェクト


本日はお忙しいところお時間を割いていただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします!

三本氏・村崎氏:

こちらこそよろしくお願いします。



早速ですが、今日はここ渋谷道玄坂のEMURGO本社にて取材させていただいていますがグローバルなプロジェクトであるカルダノプロジェクトの一翼を担うEMURGOの拠点が日本にあるということ。

そしてそのトップが児玉健CEOと日本人であるのはなぜなのかを、EMURGOさんがカルダノプロジェクトに関わり始めた経緯と合わせて教えていただけますでしょうか?

三本氏:

はい、まずカルダノプロジェクトに関わった経緯からお話ししますと、

このプロジェクト自体はブロックチェーン業界では有名なチャールズ・ホスキンソンともう一人、ジェレミー・ウッドCSOが共同で創業したIOHK(Input Output HongKong)が中心となって始めたものです。

当時、大阪に住んでいた児玉とジェレミーが出会ったことがカルダノに関わるきっかけでした。

EMURGO インタビュー
IOHKの共同創業者であるチャールズ・ホスキンソン氏とジェレミー・ウッド氏。

ホスキンソン氏はイーサリアムの共同創業者であることでも知られる天才数学者。




それで仮想通貨の構想を持ったチャールズが呼ばれたり、マイケル・パーソンズが加わってカルダノプロジェクトが立ち上がりました。

ですので、なぜこのグローバルプロジェクトに日本企業が参画しているのかというと、プロジェクトの立ち上げメンバーの1人が児玉であり、彼がたまたま日本人であったという話です。

あと拠点が日本である理由については、もちろん欧米も重要なブロックチェーンマーケットですが、現在中国などのアジア市場が現在すごく盛り上がっています

特に東南アジアが伸びると言われているところで、そういった市場とアクセスしやすい場所に拠点があるということはすごく大きなことだと考えています。



東南アジアと言いますと、最近締結されたインドネシアのHeroグループとの提携についても、そのような視点があったからということでしょうか?

参考:ブロックチェーンによるソリューション開発を目的に、EMURGOとインドネシアHEROグループが共同事業発表

三本氏:
そうですね。インドネシアは我々が注目している市場であることは大きく影響しています。インドネシアとの関係については後ほどまたお話ししようと思います。

EMURGOはカルダノのネットワークを拡大させるという重要な役割を果たしている


わかりました。それではインタビュー前でのお話しでちょっと触れましたが、最近は徐々にEMURGOさんの知名度が上がってきているということでした。

しかし、そんな中でも「EMURGOって結局のところ何をやっているの?」という方が少なからずいらっしゃると思います。

そこでなのですが、EMURGOさんの普段の活動はどういったものかを教えていただけますでしょうか?

三本氏:
EMURGOについて触れる前に、そもそもカルダノプロジェクト(Cardano Project)とはどういうものかをお話ししましょう。

カルダノプロジェクトというのは、カルダノブロックチェーン(Cardano Blockchain)という『第三世代のブロックチェーン』とその通貨『ADA』のプロジェクトです。

これを進めていくメンバーとして、

がいるというのが大きな概要です。

EMURGO インタビュー

カルダノプロジェクトは上記の3社の協力によって進められている。

 


三本氏:
そしてそれぞれのメンバーが何をしているのかというと、

Cardano Foundationは、カルダノブロックチェーンのルールやコミュニティーの育成ということをやっています。

そしてIOHKは主にカルダノブロックチェーンの技術開発を行っていて、
最後にEMURGOが何をやっているかというと、その商業化の部分を担っているんです。

商業化をもっと具体的に言うと、カルダノブロックチェーンを利用するベンチャー企業に対して投資やコンサルティングを行ったり、またベンチャーより成熟した比較的大きな企業に向けたブロックチェーンソリューションの導入を行います。

また記事にもしていただいていましたが、東京理科大学との提携を行ったように、投資・コンサルティングと合わせて教育事業にも力を入れています。

やはりまだまだ仮想通貨・ブロックチェーンに関する知識がある人が少なく、世の中での認識がまだまだ大きくはありません

なので、教育を提供することで認知を広め、活用を促進することを教育事業の目的にしています。

東京理科大学とEMURGOが協力してオープンカレッジを開催



それを通じてカルダノそのものも広めていくということでしょうか?

三本氏:
そうですね。その中で先ほどのお話しで出てきたインドネシアのHeroという企業や、東京理科大学との提携を進めています。他にもさまざまな記者さんや、新聞などのメディアへのアクセス、ビジョンの策定、SNSの運営などを行っています。



先ほどのエンタープライズ向けのブロックチェーンソリューションというと、

カルダノと同様にブロックチェーンのプラットフォームを構築しているプロジェクトのNEMと同様に、プライベートブロックチェーンの『mijin』のようなものを作成して企業に提供するということでしょうか?

村崎氏:
エンタープライズ向けでいうと、事例はまだありません。大きな理由としては、カルダノブロックチェーンがまだベータ版のテストネット段階であるということがあります。

テストネット故に、カルダノの上にサービスを構築するというフェーズにまだ移っていません。具体的には、イーサリアムでいうCryptoKittiesといった分散アプリケーション(dApps)を作れる段階ではないということですね。

※dAppsとはブロックチェーン上で作成できるアプリケーションのこと。
自身が育成したデータを、仮想通貨を通じて取引できるdAppsのゲームが人気を集めている。
dAppsによるサービスが広がることは、その仮想通貨の経済圏の拡大につながることとなる。

村崎氏:
その上で、IOHKのロードマップとしてまずはコンピューテーションレイヤー、つまりはスマートコントラクトを利用して計算をすることができるレイヤー(層)が2019年1Qを目途に実装され、その後、エンタープライズ向けソリューションを提供していく形になります。

カルダノ・仮想通貨ADAはビットコインやイーサリアムを超える第三世代の仮想通貨プロジェクト


今まさにその基盤を作っているということなのですね。

村崎氏:
そうですね。ただ一つ注意しなければならないことがあります。

エンタープライズ向けのものと一般の開かれているパブリックレジャーの根本的な違いとして、情報をどこまで開示するかの線引きをしなければなりません。

やはり企業が利用するものとなると情報の秘匿は必要です。

その点を加味して、特定の管理主体がノードを信任するパーミッション型ブロックチェーンや、一部のノードのみで管理を行うプライベートブロックチェーンも展開する予定です。例を挙げるとHyperledger(ハイパーレジャー)が代表するような、企業向けブロックチェ―ンソリューションのようなものです。



となると、やはりイーサリアムが先行者として大きな優位性を持っていると思われます。

その中でカルダノのプロジェクトはどういったポジションを獲得していこうとお考えなのでしょうか?

三本氏:
ご存知かとは思いますが、第一世代、第二世代のブロックチェーンを作るビットコインやイーサリアムといったプロジェクトは、既に限界が見え始めているといったところがあります。

具体的に言うと、スケーラビリティ(拡張性)や持続性の部分ですね。

例えば、イーサリアム上で構築された分散アプリケーションのゲーム「CryptoKitties」が人気を集めた際には、同ゲームによりトランザクション(ネットワーク処理)が集中し、イーサリアム全体のネットワークが大きな遅延を起こしたことがありました。

EMURGO インタビュー
昨年末にリリースされたCryptoKittiesは、わずか数日で100万円単位の取引が急増ほどの人気を集めた。


最近だと、Fcoinの投票で送金が大幅に遅延し、ETHの送金手数料(Gas)が過去最高級の高騰を見せたこともありました。

三本氏:
はい。カルダノブロックチェーンはこれらを見越したうえで、「持続性」「相互接続性」「拡張性」といった既存のブロックチェーンが抱えてきた問題点をすべて解決したものを構築しています。

こういった問題はイーサリアムの開発に携わっている方々も悩んでいると思っていて、イーサリアムにおいても様々な解決策が講じられているところです。



PlasmaやShardingといったものが有名ですね。

村崎氏:
そうですね。一つ補足として、なぜこういった取り組みをしているのかについてお話しすると、カルダノの成り立ちが大きく関係しています。

カルダノブロックチェーンを開発し始めたIOHKのチャールズ・ホスキンソンは、まず最初にそもそもの定義から始めました。

具体的にはブロックチェーンを指すとされる、
「分散台帳やDLT、レジャーなどといった言葉が、果たして同じものを指しているものなのか。」
といったところからの自問自答からスタートしたうえで、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨プロジェクトが抱えている問題を研究しました。

その結果として、カルダノにおいては持続性・相互接続性・拡張性といった課題を解決していこうということになっています。

なので先ほどの、カルダノはどんなポジションを取っていくのかという質問にお答えするならば、

  • 持続性があり
  • 他のブロックチェーンに話しかけることのできる相互接続性を持ち合わせ
  • そして長期的に発展していく拡張性がある

という三点に対応していくことがカルダノブロックチェーンが一番差別化できるポイントであるといえますね。

『安全性』を追い求めて研究主導で開発されるカルダノブロックチェーン


今お話しされた三つの問題の内、二つ目の「他のブロックチェーン」とはどういったものなのでしょうか。

村崎氏:
この場合はサイドチェーンですね。

※サイドチェーンとは複数のブロックチェーン間で仮想通貨の取引処理を行い、
本体のブロックチェーンを多機能にしていく技術のこと。

また、今お話しした始まりの経緯からもわかるように、カルダノブロックチェーンの開発は主に研究主導で行われています

具体例としては、カルダノのブロックチェーンの根幹であるウロボロス(Ouroboros)というコンセンサスアルゴリズムは、

「PoSの形でビットコインのPoWと同様のセキュリティを保つことができるか」
という冒険のようなチャレンジから始まりました。

その論文をIACRというアソシエーションが開催するEUROCRYPTなどの暗号学会に根気強く提出し続けてようやく受理され、世界の名だたる暗号学者の査読を通じ、穴がないかを精査され、実際のコードやプロトコルの構築に落とし込んでいくというプロセスを経ています。

EMURGO インタビュー

カルダノブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズム『ウロボロス』のシンボルマーク
Cardanoホームページより作成

 

※コンセンサスアルゴリズムとは、多数決の原則で行われる仮想通貨の取引処理において合意を形成する方法のこと。
ビットコインはPoW(Proof of Work)という計算能力の高さが評価される方法を採用している。
一方でカルダノは、通貨を所持した時間とその量が評価されるPoS(Proof of Stake)であるOuroborosを開発した。

村崎氏:
このような研究主導のアプローチはすごく時間がかかるのですが、その分安全なものができるという点でほかのブロックチェーンプロジェクトとは決定的な違いを作っています。



確かに他の仮想通貨プロジェクトで聞かないアプローチですね。

同様に差別化という点で言うと、カルダノブロックチェーンが持つ量子コンピュータへの耐性も他のブロックチェーンと大きく違うものの一つだと思われます。

これは当然あるべきものという認識でいらっしゃるのでしょうか?

村崎氏:
IOHKは既に耐量子コンピュータの研究をすすめています

量子コンピュータへの対策、つまり現在のものと比べて非常に処理能力が高まったコンピュータによるブロックチェーンへの攻撃の対策は、専門のチームを作って大学と協力して研究しています。

先ほどのウロボロスがリリースされるまでのプロセスのように、しっかり安全なものであるという確証が得られてから実装する予定です。現在はカルダノロードマップを見ていただいてお分かりのように、50%まで開発が進められています。



第2編に続く

たかしま編集長たかしま編集長

「カルダノのプロジェクトメンバー『EMURGO』さんへインタビュー!」の第1編はいかがだったでしょうか?
ちょっと複雑なカルダノプロジェクトの全体像や、カルダノの技術力の高さがよくわかるお話しでしたね。

続いて第2編では、この技術力の高さにもっと突っ込んだ話をお聞きしていきます。
カルダノ=新幹線!?徹底的な安全性を追求するカルダノプロジェクトは何を目指していくのか?

お楽しみに!

記事下ふるさと

【この記事を書いた女子会メンバー】

たかしま編集長
たのしい仮想通貨女子会編集長のたかしまです!日本一たのしい仮想通貨メディアにするべく仮想通貨女子一同頑張っていきますのでよろしくお願いいたします!
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