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たかしま編集長

【第2編】カルダノのプロジェクトメンバー『EMURGO』さんへインタビュー!「新幹線並みの安全性を追求するカルダノの哲学とは」

EMURGO インタビュー

時価総額トップ10を誇る仮想通貨ADA。今回はそのプロジェクトの一翼を担うEMURGOさんにインタビューさせていただきました!第2編では「新幹線並みの安全性を目指すカルダノの哲学」「EMURGOの役割」「カルダノだけが持つ強み」について紹介していきます。

たかしま編集長たかしま編集長

第1編ではカルダノプロジェクトの全容や、安全性を一番にした研究主導の開発状況についてお聞きしました!

今回の第2編では、カルダノがなぜ安全性を徹底して追求していくのか、そしてその中でEMURGOは何をしているのかについて、深いお話しを聞いていきます。

【第1編】カルダノのプロジェクトメンバー『EMURGO』さんへインタビュー!「カルダノだけが持つ強みとは」

第1編をまだ見ていない人はこちらからどうぞ!


新幹線並みの安全性を追求するカルダノブロックチェーンが目指すもの


現在、数多くの仮想通貨プロジェクトのブロックチェーンが、ビットコインなどのオープンソースコードをもとにして作られています。ビットコインやイーサリアムの問題点を解決するという壮大なビジョンを持つカルダノのブロックチェーンが、0から作られているのはなぜなのでしょうか?

※最初の仮想通貨であるビットコインのコードは公開されており、それを元にした仮想通貨プロジェクトが数多くある。
現在数千もあると言われている仮想通貨がここまで増加している一因でもある。

村崎氏:

カルダノプロジェクトはホワイトペーパーに明記されているように、
30億人いると言われている、銀行口座を持たない人に向けて金融サービスを提供できるようにするという哲学の元、開発が進められています。

そして、そのようなものを提供するのであれば、絶対に破綻しないという確証がなければなりません。

チャールズはよく新幹線になぞらえて話をしますが、
例えば10分間隔で走っている新幹線のブレーキのソフトウェアに何らかの問題が生じてしまえば、多大な人的被害を引き起こしかねませんよね。

EMURGO インタビュー

「安全神話」とも揶揄されることもある新幹線の安全性は
徹底した整備と点検ノウハウの積み重ねで成り立っている。

 

カルダノプロジェクトも同様で、この新幹線と同様の重大さをもって我々は開発に取り組んでいます。
つまり、30億人もの人々が利用する金融サービスに欠陥があったとしたら、重大な事態につながりかねないということです。

よって、こういったものを作る上では、論文や技術の裏付けといったものが確実であることが必要であり、研究主導でしっかりとしたステップを踏むといったプロセスは不可欠であると我々は確信しています。



カルダノの開発がスローペースであることは感じてはいましたが、そのような背景があったのですね。
また新幹線で例えて、絶対安全なものを作るというところがどこか日本人的なものを感じます。

村崎氏:

新幹線を始めとし、航空宇宙力学やヘッジファンドなミッションクリティカル(破綻が許されない)な産業で使用されるソフトウェアを検証する方法として、形式的検証(formal valification)という手法があります。

カルダノプロジェクトの技術開発を行うIOHKはこの手法を仮想通貨・ブロックチェーンの開発に適応しているんです。



論文に基づいた技術の構築だけでなく、その理論を元に構築したプロトコルに対する厳しい検証をしているのですね。
仮想通貨と安全性というと、最近のMonacoinやVergeなどのブロックチェーンが攻撃されたというニュースだったり、取引所へのハッキングも後を絶ちません。

村崎氏:

その原因はいろいろあると思っていて、大きく分けると、ブロックチェーン自体の攻撃なのか、取引所等への攻撃なのかに分かれます。

取引所へのハッキングは他の産業同様、システムのセキュリティーやオペレーション体制が焦点となり、仮想通貨やブロックチェーン自体とはあまり関係がありません。

取引所ビジネスに明るくないと、技術の問題なのか運営の問題なのか判断するのが難しいと思いますが、我々EMURGOとしても一般の方々の理解を深めることができるようメディアの方々と協力して広く啓蒙していきたいですね。

カルダノの商業化を担うEMURGOは人々の手に『カルダノ』を届けていく



第一編でのお話しにて、EMURGOは商業化の役割を担っているということでしたが、こうした技術的な部分を含めた広報も主な役割として担っているということでしょうか?

三本氏:

メインというわけではありません。

よくEMURGOは広報機能の役割を果たしているという認識の方がいらっしゃいます。しかしそれは実は違っていて、お話しの通りあくまでもカルダノブロックチェーンの商業化の部分にフォーカスを当てて活動しています。

つまり、Cardano Foundationがルールを決め、IOHKが技術開発をしているブロックチェーンを活用し、EMURGOは人々の手に届くような商品が出てくるようにすることを主な役割としています。

EMURGO インタビュー
EMURGOの事業一覧。「投資・コンサル・事業開発・開発者の教育」と並んでいる。これらの活動を通して、カルダノの認識を一般に浸透させようとしている。

その過程で、やはり人々の手に届くものというとわかりやすいものでないといけません。

そのため、例えばトヨタの商品といったら自動車といった、消費者のイメージしやすいものに、暗号通貨・ブロックチェーンを落とし込んでいければと思います。例えば、スマホ上のアプリや、有名企業のサービスとの提携などですね。



その一環として、先ほどのようなメディアを通じた啓蒙の対策があるということなのですね。やはり表にでるのはそういった活動が主になるので、EMURGO=仮想通貨ADA・カルダノの広報という誤解が広まってしまっているのでしょうか。

三本氏:

そうですね。今のところはわかりやすい範囲で活動を行っているので、そういった印象が広まってしまうのは仕方ないのかもしれません。

村崎氏:

現状、3社でカルダノプロジェクトを進めていて、EMURGOがたまたま日本において
日本語で商業化の部分を伝えることが多いので広報の印象を受けがちではあります。

ただ、3社それぞれも独自の広報活動は行っていますのでEMURGO=広報というわけではありません

これからはようやくカルダノのテストネットがリリースされます。それに伴い、EMURGOの役割である投資やコンサルティングといった活動も本格化して、そろそろEMURGOの輪郭がはっきり見え始めると思っています。

ただしそういったことも含めて、我々としても地道に広報活動を続けていくことは必要なことであると考えていますね。



逆説的ですが、「EMURGOの本来の役割はカルダノの商業化」と周知する活動が大切であるということですね。

EMURGOは仮想通貨市場の動きをどう見るか


お話しは少し変わるのですが、ある仮想通貨の価値を測るニュースとして、提携や上場といった話題も市場の好材料となることが多いです。
そこで、最近提携したメタップスプラスという決済プラットフォームで仮想通貨ADAを使えるようにするという取り組みは、通貨の流動性の確保という点以外にも何か目的があるのでしょうか?

※通貨の流動性とは、「どれだけの量の通貨が送金・取引されているか」を指す言葉。
これが高ければ高いほど安定した仮想通貨のやり取りができるため、その通貨の価値を計る上で重要視されている。

三本氏:

通貨の流動性という部分ももちろんあります。ただ、我々がまず第一に重視しているのは、カルダノADAが人々の生活にとって身近なサービスでありたいということです。

カルダノブロックチェーンに関わる全ての人々にとって便利で公平な世界を作っていきたいという我々の信念に沿って、人々の生活と身近な決済プラットフォームのメタップスプラスと提携を結び、カルダノADAを利用できるようにした、というが経緯になります。



となると、そこでネックになってくるのが仮想通貨全体の価格のボラティリティ(変動の激しさ)が大きいことですよね。基軸通貨のボラティリティが大きいため、カルダノADAもそのあおりを受けて価格を大きく上下させています。

三本氏:

そうですね。



ボラティリティでいうと、大口の投資家の参入などによって仮想通貨市場全体の取引高が上がっていくことで、今の円とドルのように多くが投機で取引されていたとしても価格変動は限定的になるのではと考えています。
そうなれば、決済として実用的になっていくのではと思いますが、それがいつになるのかがまだ不明瞭な部分があります。

三本氏:

それに関しては、IOHKのチャールズも年末あたりに向けてウォール街が動いているという発言をして、コインテレグラフさんに取り上げられていたりしました。

参考:カルダノの共同創設者:ウォール街は仮想通貨市場に「数十兆ドル」をもたらす

我々も、直接関与することではないにしても、大口がいろいろと準備しているというのはあると考えています。

EMURGO インタビュー
カルダノの開発を率いるチャールズ・ホスキンソン氏は、Twitterにて今後の規制が一通り整備された先の未来として、ウォール街の数十兆ドルの資本が仮想通貨市場に流入すると発言した。

カルダノプロジェクトのメンバーは「カルダノ都市」のインフラ作りを行っている


最近のニュースだと様々な既存の証券取引所、例えばNASDAQやNY証券取引所といったところが仮想通貨業界に参入の姿勢を見せています。
また仮想通貨取引所でもコインベースが、巨額の資産を持つ機関投資家向けのサービスを始めるなど、着々と準備が進んでいるんだろうなという印象がありますね。
そのコインベースも日本に進出するということで、日本でもそういった大口の投資家の目線が仮想通貨市場に向く可能性もありそうです。

三本氏:

今はいろいろと厳しい時期ではありますが、ブロックチェーン技術の価値そのものに疑いはありません。インターネットに替わるような大きな発明と言える素晴らしいもので、それに我々は立ち会っているんだという意識でいます。

またブロックチェーンに付随する通貨に関して(※1)も、これから様々な大きな業界の方々が参入してきたり、政府が動いたりすることによって、いろいろと隙を見せてくるのではないかと思っています。

それが年末なのか、一年後なのかはわかりませんが、我々はそこに目がけて地道な努力を進めていく段階なのかなと。

※1 カルダノブロックチェーンに付随する仮想通貨ADA、イーサリアムブロックチェーンに付随するイーサ(ETH)という構図。仮想通貨は、分散型台帳とも称されるブロックチェーン上で取引が処理・記録されていく。


私もブロックチェーン技術の発明はそのレベルの革命的なものであると感じています。証券や金融、政府の動きが活発なのもそういった評価が浸透しているからなのではないかなと思いますね。
仮想通貨プロジェクトの当事者としては、やはりこうした動きに合わせてこれから一年後の展望や達成するべき課題といったものを考えていらっしゃったりするのでしょうか?

三本氏:

ある意味そうではありますね。ただ、実際のところは具体的にそこに目がけて動いているわけではありません。

それよりは現状の我々自身の認知や、カルダノブロックチェーンがまだ一般の人の手に届く位置にいないので、メディアを活用して正しい情報を発信していったりとか、人々にとってより分かりやすいような提携やサービスを積極的に進めていくつもりです。

これからよりオープンになって加速していくカルダノは、いわばある種の都市の基盤のようなものになりますので、ビルを建てて道路を整備し、橋を架けていくということを進めていくことが私たちの仕事であると考えています。



カルダノが一つの都市のようですね。プロジェクトのメンバーはそのインフラ作りをし、カルダノADAは都市内の経済を回すための通貨という感じで。

三本氏:

はい、本当にそのように考えていて、カルダノ国というか街を作っているような感覚でいますね。



第3編に続く

たかしま編集長たかしま編集長

今回はかなり深い話を聞くことができましたね!

ハッキングの話題が尽きない仮想通貨の界隈では、通貨の安全性はとても大事な要因です。
これを追い求めていくことも、仮想通貨ADAのカルダノが「第三世代のブロックチェーン」と言われる所以なのでしょう。

そして最後に「街作りをしている」という面白い例え話を聞くことができました!

第3編では、この街作りにおいて何を大事にしているのかについてお伝えしていきます。

かなりコアな内容なので見逃さないでくださいね!

【この記事を書いた女子会メンバー】

たかしま編集長
たのしい仮想通貨女子会編集長のたかしまです!日本一わかりやすい仮想通貨メディアにするべく仮想通貨女子一同頑張っていきますのでよろしくお願いいたします!
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