ホーム最新ニュースMUFG COINがcoinに名称変更。デザインも一新した意図とは
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2018.10.26 最終更新
研修生

MUFG COINがcoinに名称変更。デザインも一新した意図とは

mufgcoin

MUFG COINがcoinに改名されました。デザインもMUFGカラーがかなり薄くなっています。MUFGにどんな意図があるのかを検証してみました。

記事上「ランキングここを押してください」
記事上「コメントボタン」

MUFG COINは邦銀初の銀行発行仮想通貨

MUFG COINは三菱UFJファイナンシャルグループ(MUFG)が2017年から開発に取り組んでいる仮想通貨で、日本円に連動したステーブルコインです。ステーブルコインは価格が一定しているのが大きな特徴です。大きく分けて三種類あります

  • 法定通貨連動型:USDT、TSUD、GUSDなど
  • 仮想通貨連動型:DAI
  • 無担保型:Basis、Sagaなど

USDT、TSUD、GUSDはアメリカの仮想通貨です。価格がアメリカの法定通貨ドルに連動していますMUFG COIN法定通貨連動型です。価格が安定している一方で、通貨を発行している企業が同等の通貨を本当に保持しているか確認しにくいという欠点があります。

仮想通貨連動型は、文字通り他の仮想通貨の価格に連動するタイプです。そのため、安定した信頼のある機関が担保する必要があります。DAIは(ETH)イーサリアムに連動しています。

しかし、仮想通貨は価格が不安定なものがほとんどです。ETHが暴落したら、DAIもつられて暴落することになり、安定性に疑問が残ります。

無担保型はその名の通り担保になる通貨がありません。誕生してまだ間もない仮想通貨です。価格は、Basisは消費者物価指数(CPI)に連動する予定です。Sagaは国際通貨基金のSDR(特別引出金)の変動部分準備金に連動しています。

仮想通貨は価格の乱高下が激しく、投機的にはそれで問題はありません。しかし価格の安定が補償されていないと、決済など通貨本来の使用が難しくなります

MUFG COINをはじめ、ステーブルコインは新しい試みであるため、本格的に使用されている例はまだありませんが、現在では世界中に80種類以上のステーブルコインが存在するといわれています。ステーブルコインへの期待の大きさがうかがえますね。

ステーブルコインの詳細はこちらをどうぞ!

USDTとは?仮想通貨Tether(テザー)の6つの特徴や将来性、メリット等を徹底解説!

COIN(旧MUFG COIN)の開発はどこまで進んでる?

mufgocin
MUFG COINのイメージはMUFGブランドのを意識した赤いロゴを使用していましたが、COINは白っぽくなり、個性が抑えられています。これは、交通機関系や流通系のポイントや、MUFG以外の金融機関など幅広い用途での利用してもらうための配慮のようです。

MUFGは、2017年10月「CEATEC JAPAN 2017」の主催者特別企画展の「IoTタウン」で、MUFG COINのデモを行っています。MUFG COIN決済対応の自販機にスマートフォンをかざすと飲み物が出てきたそうです。

2018年4月にはMUFGの社員約1,500名が参加して、東京・丸の内にあるMUFG本社ビル内のコンビニでMUFG COINを利用した商品の支払いをするという実証実験が行われました。

さらに10万人規模の実証実験を行った上でMUFG COIN(現COIN)の実用化を予定しているとのことです。

MUFGはなぜMUFG COINを開発したのか?

銀行の業務というと、カードローンや住宅ローンなど、付帯業務が思い浮かびますが、実は、公共料金やクレジットカードの自動引き落としなどの決済業務のほうが何倍も大きいといわれています。

しかし決済業務は仮想通貨の登場で銀行の専売特許ではなくなり、将来は決済の手数料が激減する可能性が出てきたのです。それを防ぐためには、自社でもMUFG COINという仮想通貨を発行して収入源を守ろう、という意図があったようです。

MUFG COIN自社ブランドのイメージを薄めたのも、そこが大きな理由と思われます。

MUFG COINに取引所が必要な理由とは

MUFGは当初の予定では価格・送金の安定のために独自の取引所を2018年をメドに開設するということでしたが、いまのところ金融庁から認可を受けたとの情報は入ってきていません。

取引所の認可にはやはり時間がかかるようです。実は、銀行が仮想通過をそのまま扱うのは違法になります。仮想通貨を扱うためには取引所としての登録が必要になります。

MUFG COINは今のところ取引が目的ではなく、どちらかといえば電子マネー的なものです。本当は仮想通貨ではなく、ブロックチェーンを利用した決済・送金システムを構築したかったのかもしれません。

しかし、電子マネーを扱う事業にはマネーロンダリング(資金洗浄)対策を義務付けられ、その場合には送金の上限が100万円に制限されてしまうことになります。個人の高額送金や企業間での送金で利用することができなくなります

MUFGはこの問題を回避するために、MUFG COIN電子マネーではなく、MUFG COINという仮想通貨の発行を決定したようです。

COIN(旧MUFG COIN)にはどんな使い道がある?

mufgocin
MUFG COINはスマートフォンにダウンロードしたアプリで個人同士の送金や、加盟店での買い物の代金を支払えることになるようです。

ブロックチェーン技術を取り入れることで、瞬時に送金が可能になり、管理費がコストダウンできることで手数料が大幅に安くなるとしています。

しかし、MUFGコインの価値を円と連動させると、現在の規定では仮想通貨と認められないので、とりあえずMUFG COINの価格を対円で変動する仕組みにして、自社の取引所で価格を管理して、変動を抑えて、顧客が利用しやすいようにするという考えがあるようです。

MUFG COINが仮想通貨の一時退避場所になる?

現在、仮想通貨取引の収益にかかる税金は「雑所得」です。日本円に換えたりほかの通貨を購入すると所得とみなされ、税金が発生します。

しかし、ほかの仮想通貨に乗り換えた後にその通貨が暴落しても、税金は暴落前の金額で収めることになり、場合によっては個人の支払い能力を超える可能性もあります。

しかしMUFG COINは日本円に連動しているので1MUFG COIN=1円で価格が動くことはありません。仮想通貨取引で得た利益をMUFG COINに交換しておけば、税金対策に使えるのです。

ただ、仮想通貨取引の規制は従来の投資の規制に準じていくとの見方もありますから、この使い方はすぐに終わってしまう可能性もあります。

MUFG COINが経済活性化の救世主になる?

日本はまだまだ現金第一主義ですが、海外ではキャッシュレスがかなり進んでいます。支払いのほとんどをスマホの決済アプリで済ませてしまう国では、消費が活発化して経済が上向きになったという報告があります。

現金よりもカードやスマホ決済のほうが、お金を使用する心理的負担が軽くなるのが理由ようです。MUFG COINが浸透したら、日本の経済も活性化するのでしょうか?

日本の人口の多くを占める現金第一主義の高齢者にMUFG COINを使ってもらうのは難しそうですが…。

MUFG COINの今後の課題とは

銀行がの仮想通貨はMUFG COINだけでなく、みずほ銀行が中心となって発行を目指しているJコインもあります。

しかし、銀行ごとに通貨の種類や決済方法、使える店舗が違うというのは、消費者にはかなりわずらわしいことになります。ここを解決しないと普及は難しいのではないでしょうか?

それではクレジットカードを何枚も持っているのとあまり変わりがありません。せっかく開発するなら、せめてコインの種類に関係なく、全国共通の決済システムを開発するなど使う側の利便性を考えて欲しいですね

消費者のことを考えた仮想通貨の開発が、結局は銀行の収益を伸ばすことにも繋がるのではないでしょうか。

中央銀行は仮想通過を敵視している?こちらもどうぞ!
https://coin-girls.com/2018/10/26/central_bank_digital_currency/[blogcard url=”

最終更新日:2018年10月26日

【この記事を書いた女子会メンバー】

研修生
研修生の他の記事を読む

フォローする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ランキングも応援してね♡

関連記事

SPサイド「ランキングここを押してください」

人気記事ランキング

  • Weekly
  • Monthly
  • Total

コインガールズ記事も配信中!

サイド「NEWS APP」

ランキングに参加してね♡

PCサイド「ブログランキング」 PCサイド「ブログ村」