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ビットコインキャッシュ(BCH)の11月ハードフォークに対応する取引所とウォレットをご紹介

2018年11月15日に控えたビットコインキャッシュのハードフォーク。コミュニティの分裂により、通貨の分裂は避けられない状況になっています。そこで今回は、BCH分裂に対する各取引所やウォレットの対応を紹介したいと思います!

こんにちはー!
ビットコインキャッシュ推しのゆかりです(´ω`*)
いよいよ差し迫ってきました!11月15日のBCHハードフォーク。
今回のハードフォークは、前回(5月15日)と違い、かなりの確率でビットコインキャッシュが分裂してしまうそうです(;´・ω・)
そこで気になるのが、自分も新しい通貨を貰えるのかどうか、ですよね?
取引所でビットコインキャッシュを保管している人は、その取引所が対応してくれるのか。
ウォレットでビットコインキャッシュを保管している人は、分裂後に自分のものになるのか。
ビットコインキャッシュを持っていない人は、これから購入しても間に合うのか。
などなど、みなさんいろいろな疑問があるかと思います。
今回はそんな疑問を解決するために、各取引所やウォレットの対応をまとめてみたいと思います!
また、ビットコインキャッシュの新通貨をゲットする方法や、そのポイントも解説していますので、ぜひチェックしておいてくださいね♪
※私はひとつずつ確認していますが、時間や対応は自分の資産を左右する非常に重要なことなので、ご自身でしっかりと再確認をよろしくお願いいたします!
ビットコインキャッシュのハードフォークについて
それでは、今回行われるビットコインキャッシュのハードフォークについて、まずは簡単に概要を説明しておきます(o^∇^o)ノ
もっと詳しく知りたい人は、以下の記事が参考になるかと思います!
11月15日にハードフォーク
ビットコインキャッシュは2017年8月に、ビットコインから分裂して誕生した仮想通貨です。
ブロックチェーンのシステムをアップデート(ハードフォーク)する際に、それを支持するコミュニティが対立していると、通貨が分裂してしまう可能性があるのです。
そして今回はビットコインキャッシュのハードフォークが、11月15日に行われる予定なんですが・・・。
2017年8月に行われたビットコインのハードフォークのように、今回もコミュニティが対立し、ビットコインキャッシュが分裂する可能性があるということなんです!(ノ゚ο゚)ノ
今回のハードフォークを主導しているのは、ソフトウェアの約70%のシェア率を誇るBitcoin ABCです。
このハードフォークに対し、ブロックチェーン開発企業のnChain社が批判し、多くのマイナーの賛同を得ているみたいです。
これまでBitcoin ABCを支持していたBitcoin Unlimitedというクライアントも、今回のBitcoin ABCのハードフォークに反対しているようです(´○`;
さらに複数のマイナーから支持を得ている「コブラ氏」も今回のハードフォークには反対の姿勢を示しており、大混戦を極めています。
通貨分裂で無料配布
このようなコミュニティの対立があると、ハードフォークでビットコインキャッシュが分裂する可能性は非常に高いと言えます。
通貨の分裂にはリスクがつきものですが、投資家にとってはひとつのチャンスでもありますよね?
なんでかというと、通貨が分裂すると、分裂後の通貨を無料でゲットできるチャンスだからです(*^^*)
基本的には、1:1の割合で新通貨が貰えます。たとえば、ビットコインキャッシュを10枚所有していれば、分裂後の新通貨も10枚手に入るということですね。
ただしそれには条件があって、
- 自分で秘密鍵を管理していること
- 対応の取引所に預けていること
のどちらかが必要となります(・o・)b
ウォレットで通貨を保管していても、自分で秘密鍵を保管するタイプじゃなかったら、分裂後の通貨は手に入りません!
また取引所に預けている場合は、その取引所が新通貨の配布に対応していなければいけません。
国内取引所の対応状況
というわけで本題ですが、各取引所の対応状況(11月12日現在)をまとめておきます。
まずは、各国内取引所の対応を紹介していきますね。
※JSTは「Japan Standard Time」の略で、日本標準時間です。国内取引所の各対応まとめでは、基本的にはすべてJSTでの表示に統一しています。
bitbank(ビットバンク)
ビットバンクは、現在取引高国内第1位の取引所です。みなさんの中でも使っている人は多いかと思います。
チャートがとても使いやすく、私も利用しています(´ω`)
ビットバンクのハードフォークへの対応状況のポイントはこちら。
- 利用者のスナップショット(保有残高の記録)を2018年11月16日01時40分頃に取得
- ビットコインキャッシュの預入・引出を、2018年11月15日22時00分頃より停止
- ビットコインキャッシュ含むすべての仮想通貨の売買は通常通り行うことが可能
- ビットコインキャッシュ以外の仮想通貨の預入・引出は通常通り行うことが可能
- ビットコインキャッシュ預入・引出停止の解除日時は未定
「スナップショットを取得する」と書いてあるので、もしビットコインキャッシュが分裂した場合、利用者に配布されると考えられます。
ビットバンクで新通貨の配布を受けたい人は、2018年11月15日22時00分までにビットコインキャッシュを預けておくようにしましょう!
売買は通常通り可能なので、預入が間に合わなった人は、スナップショット取得(2018年11月16日01時40分)の直前にビットコインキャッシュを購入するという方法でも大丈夫かと思います。
ビットバンク公式からのお知らせは、以下のリンクから確認できます。
ビットコインキャッシュ(BCC)のアップグレードに係る対応について
SBIバーチャルカレンシーズ
SBIバーチャルカレンシーズは、2018年6月にサービスが開始したばかりの国内取引所です。
ビットコインキャッシュを基軸通貨としているため、今回の対応には注目が集まっています。
SBIバーチャルカレンシーズのハードフォークへの対応状況のポイントは、以下の通り。
- ビットコインキャッシュ保有者にはその保有量に応じた形で新コインを供給する予定(現金で支払う可能性あり)
- 2018年11月13日AM7:00からビットコインキャッシュの売買停止予定
- 2018年11月15日時点前後の、利用者の保有残高にかかるデータを確実に取得し保管する
- ビットコインキャッシュおよび新コインの取引は、新しいブロックチェーンが安定し、ウォレットを含むすべてのサービスが利用可能になってから開始する
SBIバーチャルカレンシーズでも、新通貨配布の対応があるようです。
保有残高のデータを「確実に」取得し保管すると書いてあるので、信用できそうですよね(*⌒▽⌒*)
入出金の停止については書かれておらず、売買の停止時期や再開時期について明言されているだけでした。入出金がいつ停止になるかわからないので、預けるなら早めにしておいたほうが良いかもしれません。
売買停止時期は13日の朝と少し早めなので、SBIバーチャルカレンシーズでビットコインキャッシュを購入しようと考えている人は注意が必要です。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerは、2017年ごろに取引高国内1位をキープしていた大手取引所です。現在は金融庁からの業務改善命令を受け、新規登録を一時停止しています。
bitFlyerでは、2018年11月12日現在、ビットコインキャッシュのハードフォークへの対応についての発表はありません。
今後対応について発表されるかもしれませんが、今のところは対応しないと考えておいたほうが良さそうです。
coincheck(コインチェック)
コインチェックは、2018年1月に起きたNEM流出事件で注目を集めた取引所です。それまで国内最大手の取引所として知られていましたが、最近まで新規登録を停止し、一部通貨の購入も中止されていました。
2018年10月より一部通貨の購入再開と、入出金も再開されています。
コインチェックのハードフォークへの対応状況のポイントを見てみましょう。
- ハードフォークにより発生し得る新通貨の付与は現時点で未定
- ハードフォークにより発生し得る新通貨の取扱は現時点で未定
- 日本時間2018年11月14日PM12:00からビットコインキャッシュの入出金と売買が停止
コインチェックは案の定と言ったところで、やはり今はそれどころじゃないって感じですねε-(;ーωーA
「現時点で未定」となっていますが、ビットコインキャッシュのハードフォークによる新通貨の付与はおそらくしないんじゃないかな?というのが私の予想です。
なので新通貨の入手を狙うなら、ほかの取引所やウォレットに移し替えておくほうが無難です。
ちなみに、入出金や売買の停止時間が14日のPM12時となっていますが、お昼の12時のことなので間違えないように注意しておきましょう。
2018年11月16日BitcoinCashハードフォークに係る一部機能停止のお知らせ
Zaif(ザイフ)
bitFlyerやコインチェックと合わせて、国内三大取引所と言われていたZaif。かなり大手の取引所なんですが、残念なことに今年の9月にハッキング事件が発生し、大きな注目を集めました。
テックビューロ株式会社は、Zaif事業を株式会社フィスコ仮想通貨取引所に譲渡することになり、今まさに手続きが行われているところです。
興味のある人は、以下の記事を読んでみてくださいね♪
そんな取引所Zaifのハードフォークへの対応状況のポイントがこちら。
- 2018年11月16日01時40分ごろのハードフォークに合わせてスナップショットを取得
- チェーンが分岐した際の新通貨の付与、またZaifでの取り扱いについては現在未定
- ビットコインキャッシュの入出金は停止中
Zaifでは、とりあえずスナップショットは取得するけど、新通貨の配布や取扱については未定ということになっています。
ビットコインキャッシュの入出金は、ハッキング事件以降停止しており、ハードフォーク後も継続しそうです。
Zaifでは新通貨の対応は未定ということで、できればほかの取引所やウォレットに移し替えておいたほうが良いでしょう。
ビットコインキャッシュの入出金は停止しているので、
・停止していないイーサリアムなどと交換(日本円経由)してから送金
・すべて売却して日本円で出金し、別の取引所でビットコインキャッシュを購入
という方法を取るしかなさそうです。
困ったことに、ビットコインも入出金が停止しているので、結構めんどうですね(^▽^;)
ただし、ビットコインやビットコインキャッシュの売買取引は通常通り稼働していますし、日本円の出金も可能なので、資産の移動はやろうと思えばできます!Zaifに預けているからと言って諦めないでくださいね(^^)
Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)
リキッドバイコインは、2018年9月5日にサービス名をQUOINEX(コインエクスチェンジ)から移行した仮想通貨取引所です。
まだ新名称になってから間もないので、QUOINEXのほうがしっくりくる人も多いのではないでしょうか。
以下、リキッドバイコインのハードフォークへの対応状況のポイントです。
- 原則として告知がない限り、新しいフォーク(分裂)をサポートしない
- ビットコインキャッシュの入出金はハードフォークが始まる予定時間の24時間前の2018年11月15日(木)1:40amから停止
- ハードフォークが完了した約24時間後の2018年11月17日(土)1:40am頃からビットコインキャッシュの入出金の申請受付を再開する予定
- この期間中の取引には影響なし
リキッドバイコインは公式ではっきりと、新通貨への対応はしないと発表しています。
公式の文言がわかりやすかったので、そのまま引用しておきます。
Liquidは、開発資源を私たちのサービス開発に集中させるため、新しいBitcoinSVをサポートする予定はありません。BitcoinSVを受け取りたいユーザーは、Liquidから資産を出金し、BitcoinABCとBitcoinSVの両方のチェーンをサポートしている別のプラットフォームに資産を移管する必要があります。
引用:Liquid by Quoine ビットコインキャッシュのハードフォークと弊社の対応について
このようにはっきりと対応を表明してくれていると、こちらとしても対応しやすいですよね。助かります(^○^)
ハードフォークの24時間前から入出金が停止されるということなので、今預けている人は早めに出金しておきましょう。
Bitpoint(ビットポイント)
ここ数年で徐々に実績を伸ばしてきている取引所のBitpoint。先日、店舗向け決済アプリの「BITPoint Pay」が、ビットコインキャッシュ対応になったということでニュースになっていましたね!
ビットコインキャッシュの実用性を理解し、いち早く対応してくれたのでかなり期待をしていたのですが、今回のハードフォーク対応は少し中途半端な印象です。
Bitpointのハードフォークへの対応状況のポイントはこちら。
- 最新の動向に注視し、柔軟かつ迅速な対応に努める
- ビットコインキャッシュの入出金を一時停止する可能性がある
- ビットコインキャッシュの売買は通常通り利用可能
おそらく新通貨の付与や対応はしてくれるものだと、私は信じていますが…( ̄人 ̄)公式ではっきり宣言されていない以上、ビットコインキャッシュを預けておくのは避けるのが無難です。
入出金を一時停止するかどうか、またするならいつからいつまでなのか、はっきりとしていません。なので現在Bitpointにビットコインキャッシュを預けている人は、できるだけ早く出金しておいたほうが良いでしょう。
2018年11月15日前後(予定)ビットコインキャッシュのアップグレードに向けた対応について(第一報)
GMOコイン
GMOコインは、日本の代表的な仮想通貨販売所です。利用者同士の取引は一切行っておらず、事業者(GMOコイン)と利用者での売買取引となっています。
売買価格はGMOコインが提示する形になっているので、スプレッド(売買差額)が大きいというデメリットがあります。その代わり、いつでもすぐに取引できるということで人気を集めているようです。
以下、GMOコインのハードフォークへの対応状況のポイントです。
- 2018年11月16日 1:40頃に利用者資産のスナップショットを取得
- 日本時間2018年11月15日 12:00よりビットコインキャッシュの入出金を一時停止
- ビットコインキャッシュ入出金の再開は未定
- 一時停止時期は前後する可能性あり
GMOコインも、新通貨の付与については触れられていませんでした(´Д`;)
ただ、スナップショットを取得すると明言しているので、利用者の資産保全を優先したうえで、新通貨の付与や取扱対応があるかもしれません。
取引は通常通り稼働させるようですが、相場の急変によるスプレッドの大幅な拡大や、状況によってはサービスの停止もあるとのことです。
ビットコインキャッシュのアップグレードに伴うお預入・ご送付の一時停止のお知らせ
DMM Bitcoin
DMM Bitcoinは、大手インターネット事業グループの「株式会社DMM FX ホールディングス」を親会社として運営されている仮想通貨取引所です。
2017年12月12日に、「株式会社東京ビットコイン取引所」から「株式会社DMM Bitcoin」へと名称を変更しています。
DMM Bitcoinのハードフォークへの対応状況のポイントはこちら。
- ハードフォーク前後でも取引は可能
DMM Bitcoinでは、ビットコインキャッシュの現物はなく、FXによるレバレッジ取引のみとなっています。なので、ハードフォークによるビットコインキャッシュの分裂があっても、新通貨の付与はありません。

現物がないので分裂もないということです(‘ω’)
DMM BitcoinのビットコインキャッシュFXでポジションを持っている人は、ハードフォーク前後で大幅な値動きがある可能性も高いので、取引には十分注意しておきましょう。
ビットコインキャッシュ(BCH)ネットワークのアップグレードについてのお知らせ
国外取引所の対応状況
次に、国外(海外)の取引所について、ビットコインキャッシュのハードフォークへの対応をまとめていきたいと思います!
※各海外取引所の対応まとめでは、UTCを基準に時間を表記しています。UTCは協定世界時のことで、日本時間から9時間差し引いた時間になっています。UTCで10時だった場合、日本時間(JST)は19時ということになります。
Binance(バイナンス)
Binanceは一時期、取引高世界1位をキープしていた中国の大手仮想通貨取引所です。
取扱通貨の数も非常に多く、今でも人気の高い取引所ですね♪
日本でも人気がありましたが、金融庁から日本での営業を禁止するよう通達を受け、現在日本語は非対応となってしまいました。
Binanceのハードフォークへの対応状況のポイントがこちら。
- ハードフォークへの対応をサポートする
- 2018年11月15日 4:40ごろにビットコインキャッシュ残高のスナップショットを取得
- 2018年11月15日 3:00よりビットコインキャッシュの入出金を一時停止
ハードフォークのサポートがあるということで、おそらく新通貨の付与もあると考えて良いでしょう。日本の取引所よりも新通貨の取扱が豊富なので、新通貨への対応も意外と早いかもしれません。
Binance Will Support the Upcoming Bitcoin Cash Hard Fork
Poloniex(ポロニエックス)
以下、Poloniexのハードフォークへの対応状況のポイントです。
- Bitcoin Cash ABC(BCHABC)とBitcoin Cash SV(BCHSV)の取扱に対応させる予定
- どちらをビットコインキャッシュとするかは未定(中立の立場を表明)
- 11月7日~Bitcoin Cash ABCとBitcoin Cash SVの先物取引をスタート
- BCHをBCHABCとBCHSVに変換できる
- BCHABCとBCHSVをBCHに変換できる
- ハードフォークの前にBCHABCとBCHSVを引き出すことはできない
ちょっとややこしい書き方になっていますが、今回のハードフォークに対応する予定があるということです。
ちなみにBitcoin Cash ABCは今回のハードフォークを主導するクライアント。Bitcoin Cash SV(Bitcoin Satoshi Vision)は、それに対抗してクレイグ・ライト氏が立ち上げたクライアントです。
ただしこの対応は、ハードフォークが行われたあと、ビットコインキャッシュがどのようになっているかによって大きく変化します。
ほかの取引所では、Bitcoin ABCがBCHになり、新通貨としてBitcoin SVが誕生すると考えていますが、Poloniexはどちらの通貨も新通貨になり得るという考え方なので注意しましょう。
Poloniex Offers Pre-Fork Trading Ahead Of Bitcoin Cash Hard Fork
Coinbase(コインベース)
以下、Coinbaseのハードフォークへの対応状況のポイントです。
- ネットワークがCoinbaseのセキュリティ基準を満たすまでハードフォークプロセスを監視
- Coinbase.comのBCHウォレット(iOSアプリとAndroidアプリ含む)において、11月15日AM8:00(PST)より送受信を一時停止(PSTは米国太平洋標準時で日本時間から17時間差し引いた時間)
- ハードフォーク後のネットワークによって対応する予定
- 通貨が分裂した場合、顧客が各チェーンの資金にアクセスできるようにする
ビットコインキャッシュの入出金の停止は、ハードフォーク予定時間の1時間前からとなっています。
分裂後には、利用者に新通貨の配布(入出金ができるように対応)がなされるようですね(^^)
ただこちらもほかの海外取引所と同じように、ハードフォークの結果によって対応が変わることがあると注意を促しています。
Coinbase update on November 2018 BCH Hard Fork
OKEx(オーケーイーエックス)
以下、OKExのハードフォークへの対応状況のポイントです。
- ビットコインキャッシュのハードフォークをサポート
- 2018年11月16日 01:40(JST)時点でのスナップショットを取得
- 2018年11月15日 20:00(JST)でビットコインキャッシュの入出金を一時停止
- 入出金の再開は未定(ハードフォーク前後に告知)
UNIXタイムスタンプやヨーロッパ時間など、ちょっとややこしい書き方だったので、すべて日本時間に変換しています。
ハードフォークの状況によりますが、おそらく新通貨の配布はあると考えて良いでしょう。
Bitcoin Cash (BCH) Hard Fork – Withdrawal & Depositing Suspended
Huobi(フオビ)
以下、Huobiのハードフォークへの対応状況のポイントです。
- ビットコインキャッシュのハードフォークをサポート
- 2018年11月16日 09:40(JST)時点でのスナップショットを取得
- 2018年11月16日 08:40(JST)にビットコインキャッシュの入出金を停止
- 入出金の再開は未定(ハードフォーク前後に告知)
公式ではグリニッジ標準時だったので、こちらも日本時間に変換しています。
ほかの取引所と比べて、スナップショットの取得や入出金の停止がかなり遅いのが少し気になります。
一応ハードフォークのサポートがあるということで、新通貨の配布はあると考えて良さそうです。
Huobi Global Will Support the Upcoming Bitcoin Cash Hard Fork
各ウォレットの対応状況
取引所ではなく、ウォレットにビットコインキャッシュを保管しているという人も多いのではないでしょうか。
特に長期保有タイプの人は、セキュリティレベルの高いハードウェアウォレットを利用している人もいるはず。
すべてのウォレットを紹介することはできませんが、ビットコインキャッシュ対応の有名ウォレットについて、ハードフォークへの対応をまとめておきます。
ウォレットについて詳しく知りたいという人は、以下の記事を参考にしてみてください♪
Trezor(トレザー)
ハードウェアウォレットと言えば、このTrezorを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。少々値は張りますが、日本に正規販売店もあるので、日本人でも多くの人が利用していますね。
対応通貨は10種類ちょっとと少ないように思えますが、ビットコインキャッシュを始めとする主要通貨はきっちり対応しています。
以下、Trezorのハードフォークへの対応状況のポイントです。
- Trezorのサーバーはbitcoin ABCのソフトウェアを採用している
- リプレイアタックに対する保護はない
- 利用者の判断でチェーンを選択する必要がある
Trezorは、秘密鍵を特殊なチップで保管しており、タイプ的には自分で秘密鍵を所有しているタイプになります。つまり、Trezorで管理されている秘密鍵が、ハードフォーク後に分裂するということです。
しかし、Trezorの秘密鍵は、所有している自分自身でさえ確認することができません。つまり、通貨が分裂したとしても、それを取り出すツールを利用しなければ取り出すことはできないということです。
さらに、リプレイプロテクションに対応していないので、自分で安全な対策を取らなければいけないと公表されているようです。
Info for Bitcoin Cash $BCH users about upcoming hardfork
Ledger nano S(レジャー・ナノ・エス)
Ledger nano Sも本体に秘密鍵が保管されているタイプのウォレットなので、基本的には分裂に対応していると言えます。ただしTrezorと同じように、新通貨に対応するかどうかはハードフォーク後にしかわかりません。
以下、Ledger nano Sのハードフォークへの対応状況のポイントです。
- ビットコインキャッシュのサービスを一時停止(どれがメインチェーンになるか判明するまで)
- サービス停止中もビットコインキャッシュの秘密鍵は保護する
ビットコインキャッシュのサービスを一時停止するというのは、リプレイアタックへの対策です。
Bitcoin ABCもBitcoin SVも、どちらもおそらくリプレイプロテクションはなされていないので、利用者の資産を守るために必要な措置だということです。
確実に新通貨を手に入れたいということであれば、早めに対応の取引所などに預け入れておいたほうが良いかもしれません。
ビットコインキャッシュ(BCH)のアップグレードに係る対応について
Ginco(ギンコ)
Gincoは純国産のモバイルウォレットです。シンプルなインターフェースで使いやすく、私もビットコインキャッシュを保管するために愛用しています(*’ω’*)
こちらもやはり秘密鍵を自身で保管するタイプなので、分裂した場合はそのまま新通貨も保有することになります。
以下、Gincoのハードフォークへの対応状況のポイントです。
- ハードフォーク後、総合的な観点からGincoでの対応の方針を決定
- 新通貨の表示への対応は未定
- 新通貨対応のウォレットができるかどうかは未定
- ビットコインキャッシュ送受金の一時停止は行わないが非推奨
- 秘密鍵の表示もハードフォーク後の状況によって検討
Gincoでは、ハードフォーク前後でもビットコインキャッシュの送受金ができます。
秘密鍵はウォレット内にあるので分裂はしますが、その通貨を表示したり、送金したりできるようにするかどうかは未定だということです。
つまり、Gincoでビットコインキャッシュを保管していた場合、通貨は分裂しているけど動かせないという状況になる可能性があるということです。
もしBitcoin ABCがBCHのティッカーシンボルを引き継ぎ、Bitcoin SVという安定した通貨が誕生した場合は、おそらくGincoも対応すると考えられます。
しかしマイニング状況によりネットワークが不安定だったり、リプレイプロテクションが行われなかったりする場合、そのときの状況によってはサポートがなされない可能性もあります。
ハードフォーク前後のポイント
ここまで、各取引所やウォレットについて、対応をまとめました。
あまり通貨を移動させたくないという人は、せめて今預けている取引所やウォレットのお知らせを確認してみることから始めてみましょう。
具体的にどのような対応を取るのが正解なのか、自分たちにできることは何なのか、もう少し詳しく解説しておきます。
対応ウォレットや取引所に預ける
まずは当たり前のことですが、ハードフォークに対応しているウォレットや取引所に預けるというのが最優先事項です。
ただし今回のハードフォークはかなり不安定な部分も多いので、自分で秘密鍵を保管するタイプのウォレットではなく、秘密鍵を分割してくれる取引所に預けておくのが無難かもしれません。
その際、ビットコインキャッシュの入出金が一時停止になるところがほとんどなので、できるだけ早めに送金しておきましょう。
ただし、今から国内の取引所に登録をしていたのでは、間に合いません。取引所のアカウントは簡単に作成できますが、1~2週間かかる本人確認をしなければ、実際に通貨の入出金ができないからです。
その場合は、対応してくれることを祈ってウォレットで保管しておくか、本人確認の必要がない海外取引所に預けておくという方法があります。
もちろん日本語対応はないので、初心者にはハードルが高いかもしれません。
入出金や取引は控える
ハードフォークの前後は、ビットコインキャッシュの入出金はできるだけ控えたほうが良いでしょう。
マイニングの関係により、ハードフォーク前後はブロックチェーンのネットワークが不安定になります。
送金したはずのビットコインキャッシュがなかなか届かなかったり、意図せず通貨が消滅してしまったりする可能性もあります。
多くの取引所やウォレットでは、ハードフォーク前後のビットコインキャッシュ入出金が一時停止になってます。しかしギリギリまで入出金ができるところや、Gincoのように入出金の一時停止をしていないところもあります。
特にハードフォーク後は、リプレイアタックの可能性もあるため、不用意にビットコインキャッシュを送金するのは控えておきましょう。悪意のある攻撃により、自分の資産が盗まれてしまう可能性があります。
早めに対応の取引所へ預けておき、あとは落ち着くまで待機、分裂後の通貨が貰えるのを期待して待つ、というのが私たちにできるベストな行動です。
保有か売却か
ハードフォークによる分裂で悩むのが、通貨の保有か売却かですよね。
今回の例でいうと、ハードフォーク前には新通貨が分裂するということでビットコインキャッシュの買いが強くなり、価格が高騰する可能性が高まります。
そこでビットコインキャッシュを売却すれば売買差益で儲けることはできますが、もちろん分裂後の新通貨は貰うことができません。
ハードフォーク後もビットコインキャッシュを保有しておけば、通貨が分裂したときに新通貨を貰える可能性は高いです。
ただし、その場合は多くの人がビットコインキャッシュや新通貨を売却すると考えられ、価格が暴落する可能性があります。
また、保有していたとしても、ビットコインキャッシュが分裂しない可能性もあります。
そもそも今回の件ではハードフォークが行われない可能性もありますし、分裂しても新通貨がもらえない可能性も十分あるので、このあたりの判断は非常に難しいのです(´□`;)
詐欺に注意
今回のような大規模なハードフォークの前後は、往々にして詐欺などの犯罪が起きてしまうものです。
詐欺はいろんな形を変えて利用者を騙してくるので、十分気をつけていても騙される可能性があり、本当に怖いことです(/_<)
たとえば、取引所やウォレットを名乗ったメールが届き、「通貨分裂による新通貨を配布するために、秘密鍵を入力して送信してください。」というもの。
秘密鍵は、仮想通貨そのものなので、絶対に他人に教えてはいけません。
取引所やウォレットが、ハードフォークがあるからといって利用者の秘密鍵を聞くということは絶対にありません。
特に初心者など仮想通貨に関する知識のない人は、このような詐欺にひっかかりやすいので、十分注意しておきましょう!
取引所の対応を再確認しよう!
今回、各取引所やウォレットの対応状況をまとめてみました。今日の記事を利用して、あらためてみなさん自身が預けている取引所やウォレットの対応状況を確認しておきましょう。
対応になると発表されていても、前日に方針が変わる可能性もあります。
ただし、ビットコインキャッシュは送金時間が短いので簡単に送受金できますが、アドレス間違いだけは本当に気をつけてくださいね!
あせって違うところに送金してしまった場合、すべてが失われることになります(;O;)
分裂の可能性があるハードフォークはめったにないことなので、今回初めてだという人もいることでしょう。それでもあせらずに、ゆっくりと落ち着いて対応することが大切です。
なにより大事なのは、売買差益でもなく、分裂後の新通貨でもなく、今持っているビットコインキャッシュだということを肝に銘じておきましょう(´ω`*)
以下の記事では、今回のハードフォークについて、ビットコインキャッシュの価格予想をしています。私の個人的な予想も入っていますが、よければ参考にしてみてくださいね♪
それでは今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
【この記事を書いた女子会メンバー】

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