ホーム最新ニュースチャイナショックの再来あるかも?中国の仮想通貨規制が厳しすぎる
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2018.11.13 最終更新
研修生

チャイナショックの再来あるかも?中国の仮想通貨規制が厳しすぎる

中国, 仮想通貨

中国は、仮想通貨にネガティブなイメージを持っており厳しい規制を下しています。そんな中国の今までとこれから、投資家の現状などをまとめてみました。

記事上「ランキングここを押してください」
記事上「コメントボタン」

世界で仮想通貨投資が盛り上がっている中、中国は仮想通貨に厳しい規制を下しています。一部禁止ではなく、全面禁止の姿勢を見せており、仮想通貨に関するSNSアカウントも削除されるほどです。そんな中国の現状をリサーチしてみました。

2017年までビットコインの取引量90%を占めていた人民元

中国, 仮想通貨

2018年現在、ビットコインの取引量は日本が第1位を占めているってご存知でしたか?日本は全体量の30%から40%を占めています。しかし、2017年までは中国が第1位を占めており、90%以上が中国元建てで購入されていたのです。

たった3つの取引所だけでビットコイン90%以上をシェア

2017年に中国でメイン稼働していた取引所は、

オーケーコイン
フォビ
BTCチャイナ

の3つです。
この3つの取引所を合わせただけで90%以上を占めていました。爆買いという言葉がふさわしく、さすが中国といったところです。ビットコインは欧米発のイメージが強いため、これは意外!

なぜ中国人はビットコインを買っていたのか?

中国, 仮想通貨

なぜ、中国人はこんなにビットコインを買っていたのか、気になりますよね?

きっかけは「人民元切り下げ」

きっかけと言われているのは、2015年8月の「人民元切り下げ」です。人民元の先安観が生じたことで、富裕層たちは人民元を米ドルに移そうとしました。そうなってしまうと、海外への資本流出が起きてしまうため、政府はそれを食い止めるために規制をかけ始めたのです。

規制をすり抜ける手段としてビットコインを購入

この政府の規制をすり抜ける手段として、富裕層たちは人民元をビットコインに替えました。そうすれば、ビットコインをいつでも米ドルに変えられるというわけです。これは、脱法行為にあたるにもかかわらず、ビットコインの全取引量の90%以上を占めました。

中国当局は取り締まりを強化!ビットコインの全面規制へ

中国, 仮想通貨

前述した事態に気が付いた中国当局は、2017年の秋頃に3つの取引所を閉鎖に追い込む強制措置に出ました。そのため、2018年現在、中国ではビットコインの取引が一切できなくなっています。ビットコインの全面規制は、ちょっと厳しすぎる印象がありますよね?

「何もそこまでしなくても」と思っちゃうのですが、中国当局はさらなる規制に乗り出しているのです。

ICOも全面禁止に

2017年9月には、ICOも全面禁止になりました(ICOについては後述)。中国当局は、ICOは「金融詐欺」「ネズミ講だ」と言っており、企業も個人も、一切ICOできないように禁止しているのです。調達したICOについては、投資家への返却を要求しています。

もしも返却しなかった時は、厳しく罰する方針だそうです。

ICOとは?

ICOとは、「新規仮想通貨公開」のことです。企業が、トークン(独自の仮想通貨)を発行して、そのトークンを購入してもらうことで、資金を調達します。株式に似たような考え方です。

規制が厳しい今、中国人は何をしているのか?

中国, 仮想通貨

前述したように、中国国内は仮想通貨の規制が激しいです。そんな中、中国の投資家たちは何をしているのでしょうか?

アプリやUSDTで回避

アプリを使えば、個人間での取引はできます。また、USDTという仮想通貨を使うことで、規制を逃れる投資家も出てきています。

USDTとは?

USDTは、米ドルと等価の仮想通貨です。「人民元→USDT→ビットコイン」という流れで取引することで、規制を回避してビットコインを入手できます。

マイニングの状況はどうなっているの?

中国, 仮想通貨

仮想通貨の入手方法は、売買だけではありません。近年はマイニングという手法も流行っています(マイニングについては後述)。

マイニングも規制へ

2018年の1月、中国政府は国内のマイニングも規制するようになり、潰れてしまった企業もあります。生き残っているマイニング企業は、今後はアイスランドやアメリカに移転して、事業を続ける予定だそうです。仮想通貨は、想像以上に肩身が狭い存在になっていますね。

マイニングとは?

マイニングとは、仮想通貨の取引履歴を記録するコンピュータの処理能力を手助けし、そのお礼として仮想通貨を受け取る手段です。相場に参加せず仮想通貨を入手する方法として、注目を集めています。

ビットコインが誕生した初期は、ノーマルスペックのパソコンでマイニングできましたが、今はハイスペックじゃないと対応できません。現在のマイニングは、企業がマイニング用のハイスペックパソコンを作成して、それを体育館並みの敷地に並べ、365日24時間稼働させています。

なんだかんだで「マイニング」を牛耳る中国

前述したようにマイニングは、中国国内で規制されています。それでも、未だに中国はマイニングで存在感を放っているのです。マイニング企業の世界シェアを見ると、上位13社だけで全体の8割を占めています。そのうちの10社が中国なのです

規制なんてなんのそのですよね。

マイニングが盛んな理由は電気代の安さ

なぜ、中国はこれほどマイニングが盛んなのか?その秘密は電気代の安さにあります。中国の電気代は、先進国の1/7と言われるぐらい安いのです。前述した通り、マイニングは24時間365日コンピューターを稼働させなければいけません。

コンピューターが何十台、何百台稼働しているなら、電気代は破格です。一般の先進国では、そこで資金にブレーキがかかってしまうところを、中国はのびのび稼働させられるというわけです。

土地の安さの理由の一つ

中国の企業がおこなっているマイニングは、四川省、内モンゴル自治区、チベット自治州などです。これらの土地は安いため、マイニングのコンピューターをずらりと並べる土地を確保できます。マイニング専用の建物が、6棟や7棟並んでいることは珍しくありません。

電気の供給をストップさせる?

何としても仮想通貨の規制を強めたい中国は、前述した土地への安価な電気供給をストップさせる締め付けにも出ているんだそうです。まるで、親の敵のように追い打ちをかけますね。中国は、仮想通貨に何か恨みでもあるんでしょうか(笑)

日本をはじめ、他国も中国でマイニングする計画が出ているようですが、やめたほうがいいかもしれませんね。
マイニングに関しては、こちらの記事も参考に。

規制が厳しくなった中国の動向は?

 

前述したように、中国の投資家たちはなんとか規制をすり抜けてはいるものの、仮想通貨投資がやりにくくなっているのは事実です。中国は、今後どのような動向を見せるのでしょうか?

仮想通貨取引所は海外へ移行か?

厳しすぎとも思える中国政府の規制を受けて、海外に環境を移そうとしている仮想通貨取引所もあるようです。韓国、シンガポール、日本などのアジア近隣国があがっているそうで、既に土台作りを進めている企業もあるんだとか。

日本は仮想通貨の規制が厳しくない国なので、本格的に日本上陸したら、日本人の新規顧客の獲得できるかもしれませんね。

ライセンス制にして取引をOKに?

仮想通貨の規制が進みすぎた結果、個人間で仮想通貨のやり取りが行われるようになり、マネーロンダリングが増えました。目の届かないところで仮想通貨のやり取りが行われていることに懸念した中国政府は、ライセンス制度を設けながら、犯罪防止システムを整える方針を見せています。

次第に、仮想通貨の取引ができるようになるかもしれません。

チャイナショック再び!?過去にあったチャイナショックをおさらい

中国, 仮想通貨

ライセンス制の導入などで、規制緩和の姿勢も少し見せつつある中国ですが、まだまだ規制の方針は健在です。この状態が長らく続いてしまうと、チャイナショックの再来になるかもしれません。

チャイナショックとは?

チャイナショックは、中国を震源とした世界の金融への混乱のことです。中国が、景気失速懸念、政策変更、シャドーバンキング問題を起こすと、人民元や中国株が急落し、世界の金融に混乱を起こします。

「中国にそんな影響力あるのか?」と思うかもしれませんが、中国はアメリカに次いで世界第2位の経済力を持つため、影響力があるのです。今まで、どんなチャイナショックがあったのか、振り返ってみましょう。

2015年6月

追加景気対策の期待や金融緩和などを理由に、上海総合指数は1年ほどで2倍に跳ね上がりました。年が明けたあとも6割ほど上昇して、2015年6月にあったリーマンショック後の高値をつけたのです。しかし、ピークはそこまで。

急騰への警戒感や株式市場の需給悪化などの懸念を理由に、一気に下落に転じました。

2015年8月

2015年8月、中国人民銀行は、人民元相場の切り下げに踏み切りました。これは、実に20年ぶりのことで、輸出部門のてこ入れや価格設定の市場拡大が背景にあります。これにより、株式は急落。

ここにプラスして、対ドルの為替レートも基準値を引き下げており、マーケットは更なる下落を見せ大混乱しました。その後、人民元の切り下げは一度治って、マーケットも落ち着いたのもつかの間、再び上海株が急落!それを引き金に、世界の株式市場に株安が連鎖したのです。

2016年1月

2016年1月4日、中国の「12月の製造業購買担当者指数」が予想を下回り、上海株が急落しました。それに引っ張られるように、世界の株式市場も急落。日経平均は、600円超も下落しました。上海株の下落は一か月ほど続いて、2月にじり高になるも、再び下落へ。

3月に入ってようやく持ち直していたんです。

規制の厳しい中国でビットコインだけで生活できるのか?ドキュメンタリーが話題に

中国でこれだけ仮想通貨が規制されているとなると、中国人は仮想通貨を持っていても使いどころがなさそうに感じますよね?それを検証する面白いドキュメンタリー番組が放送されて話題を呼んでいます。

21日間、仮想通貨だけで生活できるのか?

このドキュメンタリーは、仮想通貨が規制されている中国で、21日間、約15万円の仮想通貨(ビットコイン)だけで生活していけるのか?という内容です。中国は食費が安い国なので、無駄遣いしなければ十分生活できる資金と言えます。

支払いを断られる店続出

チャレンジの初日は、レンタル自転車の購入でビットコインが利用できただけで、その他のお店では支払いを断られる結果になりました。そのため、食事は野生の果実で済ませる事態になり、睡眠は24時間営業のファーストフード店で取る展開になったのです。

かつて、90%以上のビットコインを保有していた国とは思えませんね。その後、この活動はだんだん支持されていき、ビットコインで支払えるお店を探してくれる支持者などが現れています。

投資家は中国の動向に注目しよう

いかがでしたでしょうか?今回は、中国と仮想通貨の関係に迫ってみました。ここまでご覧いただいた通り、中国は仮想通貨に対して厳しい規制を設けています。しかし、投資家たちはその規制をすり抜けて、取引を続けている模様です。

ライセンス制を設けるなどの緩和も見られてはいるものの、現実となるかは分かりません。チャイナショックが再び起きる可能性もゼロではないので、日本の投資家は他国の出来事と無視せず、動向をチェックしていきましょう。
中国と仮想通貨の関係は、こちらの記事も参考に。

最終更新日:2018年11月13日

【この記事を書いた女子会メンバー】

研修生
研修生の他の記事を読む

フォローする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ランキングも応援してね♡

関連記事

SPサイド「ランキングここを押してください」

人気記事ランキング

  • Weekly
  • Monthly
  • Total

コインガールズ記事も配信中!

サイド「NEWS APP」

ランキングに参加してね♡

PCサイド「ブログランキング」 PCサイド「ブログ村」

マーケットレポート:市況記事

マーケットレポート:市況記事