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仮想通貨イーサリアムのハードフォーク『コンスタンチノープル』が来年1月に延期

イーサリアムのハードフォークの延期が決まりました。そもそもハードフォークには種類があることはご存知でしょうか?この記事では過去のイーサリアムのハードフォークを振り返りながら延期されたハードフォーク「コンスタンティノープルについて解説します。

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2018年10月19日、イーサリアムの開発者たちがLivestream上でおこなわれた会議内でイーサリアムの4段階のハードフォークのうちの3段階目に位置する「Constantinople(コンスタンティノープル)」の延期を発表しました。

この記事では一般と異なるイーサリアムのハードフォークと今回延期に至った「コンスタンティノープル」について 、そして今後のスケジュールはどのように調整されていくのか解説していきます。

イーサリアムのハードフォークについて

イーサリアム ハードフォーク

通常、仮想通貨のハードフォークは分裂して異なる通貨として生まれ変わるケースが多く、ビットコインは「BCH(ビットキャッシュ)」「BTG(ビットコインゴールド)」「BCD(ビットコインダイヤモンド)」など全部で7回ものハードフォークによる分裂を行っています。

一方でイーサリアムのハードフォークは別のコインとして派生はせず、イーサリアムそのものをアップデートすることを指します。

 

「ハードフォークってなに?」という方に関してはこちらの記事を参考にしてみてください。

イーサリアムの過去行われたハードフォーク

イーサリアム ハードフォーク

ハードフォークは全部で4回予定されており、ロードマップにはそれぞれにプロジェクト名として

  • 第1回「Frontire(フロンティア)」
  • 第2回「Homestead(ホームステイド)」
  • 第3回(総称)「Metropolis(メトロポリス)」
  • 第3回(前半)「Byzantium(ビザンティウム)」
  • 第3回(後半)「Constantinople(コンスタンティノープル)」
  • 第4回「Serenity(セレニティ)」

と名称がつけられています。

第1回「Frontire(フロンティア)」バグの修正とスマートコントラクトの試験

第1回の「Frontire(フロンティア)」は2015年7月に行われ、その内容は主に技術者向けのアップデートでした。

当時の取引は安全な保証はなかったことから全て自己責任で行われ、基本的な機能を実験的に導入し、そこから発見されたバグを技術者が修正し、小さな問題から解決していくことで、その後の分散型アプリケーションの開発を進めていきました。

これからのアップデートに向けて、現時点での考えられる不安要素を排除した準備段階として位置付けられます。

第2回「Homestead(ホームステッド)」マイニングの難易度調整とトランザクション処理速度の改善

第2回の「Homestead(ホームステッド)」は2016年3月におこなわれ、第1回のアップデートでつかいやすくなったイーサリアムのマイニングの難易度調整とトランザクション処理速度の改善がおこなわれました。

Homestead(ホームステッド)への移行でトランザクション処理も早くなってさらにつかいやすくなったイーサリアムは様々な企業のプロジェクトでも利用されるようになり、この頃に大幅な価格上昇をしています。

しかし、この頃に起きたのが「DAO事件」でした。

「The Dao」というプロジェクト名で、独自通貨であるDaoにより非中央集権的な投資ファンドを構築するとのことで当時は大きなの注目を浴び、またその革新性に多くの人が投資しましたが、システムの脆弱性を突かれ56億円相当のイーサリアムが不正送金されました。

これを受けたイーサリアム開発者は緊急ハードフォークを行い、不正送金がおこなわれる前の状態に戻します。この緊急ハードフォークにコミュニティの90%が合意していましたが、1部のコミュニティ内からこのハードフォークが「中央集権的な介入である」との批判の声が上がり、それが原因でイーサリアムは分裂することになりました

この分裂から生まれたのが「イーサリアムクラシック(ETC)」です。

 

第3回前半「Byzantium(ビザンティウム)」はPoWからPoSへの変更準備

3回目のアップデートなった「Byzantium(ビザンティウム)」は2017年10月に実施されました。これまでのマイニングにはルールのひとつとしてPoW、つまり「Proof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)」というシステムが採用されていました。

プルーフ・オブ・ワークは直訳して「仕事の証明」。簡単にまとめると「マイニングにおいてどれだけの仕事(マイニングでいう計算)をしたか」によってマイニング報酬をもらえるか、否かが決定します。

しかしPoWにはいくつかの問題点が存在します。

  • ブロック作成に時間がかかる
  • 取引処理能力の向上が困難

それを解決するために改善されたのがPoS、「Proof of Stake(プルーフ・オブ・ステイク)」です。

PoWはPoWに比べて

  • 計算が少なくて済む
  • 計算が少なく、通貨の保有量が主な参考点なのでブロック作成が早くなる見込みがある

という利点が挙げられます。

PoWが「Proof of Stake(仕事(量)の証明)」だったのに対し、PoSは「Proof of Stake(掛け金の証明)」という意味で、どれだけ通貨を保有しているかがマイニング成功におけるひとつの判断基準になります。保有量で判断することで計算量は減り、結果としてトランザクションの処理時間の問題の解決につながるわけです。

しかし、完全にPoSへ移行してしまうとイーサリアムを持っていない人のマイニングが不利になってしまいます。そこでイーサリアムでは、PoWとPoSの両方を用いながら運用を目指して準備されています。それがビザンティウムです。

ハードフォークとしての「Constantinople(コンスタンティノープル)」とは

ビザンティウムとコンスタンティノープルは第3回目のハードフォークの前半と後半に当たるプロジェクトで、前半のビザンティウムに関してはすでに完了しています。

今回のハードフォークでは

  • データ保存のコスト変更
  • オフチェーン取引によるスケーラビリティ問題の解決に向けた変更
  • ASICマイナーによる寡占防止策

以上が予定されていましたが、これらも全て延期になりそうです。

コンスタンティノープルの延期からProgPoWが同時期に実装か?

イーサリアム,ハードフォーク

今回の延期を受けて当初コンスタンティノープルのあとに予定されていたProgPowがコンスタンティノープルに間に合う可能性も出てきました。

ProgPoWとは、これまでもイーサリアムのコミュニティ内で多くの指摘があったASICマイニングへの対抗策です。

高コストでなかなか個人では手の出しにくいASICマシンによるマイニングの難易度を上げながらも、一般マイナーも利用しているGPU(グラフィックボード)マシンでのマイニングをしやすくする改善策であり大きなアップデートになります。

イーサリアム財団のセキュリティ問題担当リーダーであるMartin Holste Swende氏も「私たちがコンスタンティノープルを1月か2月に延期する決断をするのであれば、私はコンスタンティノープルにProgPoWの実装を含めることを支持することになるだろう」と述べています。

今後のスケジュールはどうなっていくのか

イーサリアム,ハードフォーク

今回の開発の延期に伴う新たな日程に関してはまだ発表されていません。

イーサリアム開発者の一人であるAfri Schoedon氏は今後のスケジュールについてツイッター上で「コンスタンティノープルは2018年内にはないでしょう」と言及していることからイーサリアムに関わる他のプロジェクトの予定についても変更が見込めます。各プロジェクトの動きから目を離せませんね。

なお、イーサリアムについてはちあきちゃんの書いたマニアックな記事がありますので、ご覧ください!

【この記事を書いた女子会メンバー】

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