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2018.12.28 最終更新
さおりん

【ビットコイン価格は暴騰?】仮想通貨取引プラットフォームBakktが扱うビットコイン先物取引は市場回復の起爆剤となるか?

ビットコイン,先物取引

低迷を続ける仮想通貨市場。膨大な資金の流入を呼び込むとしてビットコインETFの申請承認に注目が集まっています。しかし、もう一つ市場を回復させる金融商品があることを知っていますか。Bakktのビットコイン先物取引です。今回は仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt」とBakktが扱おうとしているビットコイン先物取引について調べてみました。

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ニューヨーク証券取引所を運営するIntercontinental Exchangeは「Bakkt」の設立を発表

ビットコイン,先物取引

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2018年8月、ニューヨーク証券取引所を所有しているIntercontinental Exchange(以降:ICE) が、仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt」の設立とビットコイン先物取引を扱う計画があることを発表しました。

BakktのCEOであるケリー・ローフラー(Kelly Loeffler)氏は、仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt」の持つ可能性について以下のように述べています。

『Bakktは、(取引所が持つ)効率性・セキュリティ・実用性を向上させることによって、組織、加盟店、消費者がデジタル資産に参加することを促進させるスケーラブルな橋渡し役としてなれるような設計となっています。私たちは、世界中の市場や商取引におけるデジタル資産の変革の可能性を引き出すことができるオープンなプラットフォームを構築するために協力しています。』

“Bakkt is designed to serve as a scalable on-ramp for institutional, merchant and consumer participation in digital assets by promoting greater efficiency, security and utility,” “We are collaborating to build an open platform that helps unlock the transformative potential of digital assets across global markets and commerce.”

(引用:Businese Wire「Intercontinental Exchange Announces Bakkt, a Global Platform and Ecosystem for Digital Assets」)

ICEのCEOであるジェフリー・スプレチャー(Jeffrey C. Sprecher)氏は、ビットコインが世界初の統一通貨になる可能性があるとみており、仮想通貨取引プラットフォームBakktの設立に大きな期待を寄せています。

ゆいゆい

ジェフリー氏はBakktの提携先であるマイクロソフト、スターバックス、ボストン・コンサルティング・グループなどの協力のもと、将来的に仮想通貨の金融商品・売買・保管業・送金業務を統合的に行えるプラットフォームにBakktを育て上げようとしているのです。

Bakktの取引プラットフォームにはマイクロソフトが提供するシステムが採用される事になっています。

『規制されたインフラを機関投資家や消費者に提供することで、これまで規制が緩かった(仮想通貨)市場に透明性と信頼をもたらし、グローバル規模で資産クラスの信頼を築くことを目指します。(ジェフリー・スプレチャー氏)』

“In bringing regulated, connected infrastructure together with institutional and consumer applications for digital assets, we aim to build confidence in the asset class on a global scale, consistent with our track record of bringing transparency and trust to previously unregulated markets,”

(引用:Businese Wire「Intercontinental Exchange Announces Bakkt, a Global Platform and Ecosystem for Digital Assets」)

ジェフリー氏は、現在の仮想通貨取引所は不正取引の監視・流動性・ハッキング対策などのインフラストラクチャー面において機関投資家の要求するレベルに達していないと述べています。ジェフリー氏の考えでは、そういったマイナス面が機関投資家の仮想通貨市場への参入を阻んでいると考えているようです。

機関投資家が満足する仮想通貨プラットフォームにBakktを引き上げるため、Bakktはアメリカ大手仮想通貨取引所「コインベース(Coinbase)」の創設を支えたアダム・ホワイト(Adam White)氏をCOO(最高執行責任者)として引き抜きました。

CME・CBOEとBakktのビットコイン先物取引の違い

ビットコイン,先物取引

Bakktはビットコイン先物取引を行うため、アメリカ商品取引委員会(CFTC)に金融商品としての承認を申請中です。ビットコイン先物取引というと既にCMEとCBOEが扱いを開始しています。

では、CME・CBOEとBakktのビットコイン先物取引にはどのような違いがあるのでしょうか?

※CME(Chicago Mercantile Exchange:シカゴ・マーカンタイル取引所)、CBOE(Chicago Board Options Exchange:シカゴ・オプション取引所)

CME・CBOEのビットコイン先物取引は現金決済

ビットコイン,先物取引

2017年12月、CMEとCBOEは世界で初めてビットコイン先物取引の扱いを始めました。

当時は、先物取引を扱う機関投資家の資金流入が仮想通貨市場に起こるのではないかと賑わいをみせ、一時期「1BTC=2万ドル(約200万円)」以上となる価格の上昇となりました。

しかし、CMEとCBOEのビットコイン先物取引が直接ビットコイン取引価格に与えた影響はどうやら少なかったようです。

先物取引とは、将来のある時点における売買を現時点で契約しておく取引のことです。

現時点で商品(金、原油、小麦など)の売買価格や数量を決めておいて、契約した日にちに売買を行うのが、先物取引です。事前に売買価格を決めておくことで、価格変動のリスクを最小限に抑えようという考えから先物取引は始まりました。

また、先物取引には「現金決済先物」と「商品決済先物」という2つの市場があります。

  • 「現金決済先物」は、契約期日に商品購入に相当する額の資金を支払います。
  • 「商品決済先物」は、期日に契約した数量の商品を受け渡します。

CMEとCBOEのビットコイン先物取引では、将来におけるビットコインの売買価格や数量は決めていたものの取引は現金決済であったため、実際にビットコインの売買はありませんでした。

CMEとCBOEが顧客との間でビットコインの取引を行っていないので、流通量は変わらないので価格に与える影響は非常に少ないというわけです。

CME・CBOEのビットコイン先物取引は価格操作に利用された?

ビットコイン,先物取引

CME・CBOEのビットコイン先物取引は価格操作に利用された可能性が指摘されています。

CME・CBOEのビットコイン先物取引は現金決済であったので、将来のビットコイン価格を予想して的中すれば多額の資金が手に入ります。

ビットコインは株式や債券などの市場規模と比べると小さいものです。

もし、ビットコインの取引価格に影響を与えるだけの数量を保有していれば、CME・CBOEのビットコイン先物取引で将来の価格を予想し、それに合った売買を行うだけで利益が手に入ってしまいます。

(ビットコイン先物で価格上昇というポジションであればビットコインを大量に購入し、価格下落というポジションを取ったなら大量にビットコインを売却すればいいだけです。)

株式市場においては情報の開示義務があるので、このような違法な手段を取ることはできません。しかし、未だに規制が緩く情報の開示義務が働かない仮想通貨市場においてはこのような手段が成功するのです。

ウォールストリートジャーナルは、CME・CBOEのビットコイン先物取引の危険性について警鐘を鳴らしていました。

BakktのCEOであるケリー氏は、CME・CBOEのビットコイン先物取引が現金決済で行われる有用性を認めつつも、ビットコインが決済手段として使用されることを支えるにはビットコインが実際に取引される必要があると考えているようです。

『ビットコイン価格にとって重要なものは物理的な受け渡しです。Bakktのソリューションでは、Bitcoinの売買は完全に担保されるか、または事前に資金が供給されます。

そのため、Bakktのビットコイン先物取引については、証拠金取引、レバレッジ取引、または実物資産に関する取引には使用されません。

これは市場の完全性を支持し、利益、レバレッジおよび現金決済を可能にする既存の(CME・CBOE)先物取引や仮想通貨取引との違いを明確にします。

安全で規制された(ビットコインを)保管するソリューションと組み合わせることで、この市場インフラ(Bakktのビットコイン先物取引)がどのようにしてより多くの機関投資家や消費者が仮想通貨資産への参加を可能にさせます。』

“A critical element to price discovery is physical delivery. Specifically, with our solution, the buying and selling of Bitcoin is fully collateralized or pre-funded. As such, our new daily Bitcoin contract will not be traded on margin, use leverage, or serve to create a paper claim on a real asset. This supports market integrity and differentiates our effort from existing futures and crypto exchanges which allow for margin, leverage and cash settlement. Coupled with a secure, regulated warehouse solution, you can begin to see how this market infrastructure can help more institutions and consumers participate in the asset class.”

(引用:Medium「An evolving market」)

Bakktビットコイン先物取引は契約期日にビットコインを受渡

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Bakktのビットコイン先物取引は、契約期日にビットコインを受け渡すことになります。そのため、取引者はビットコイン先物取引で価格操作を行うメリットがなくなりました。

もし、ビットコイン先物でショート(下がる)というポジションを取って裏でビットコインを売却したとしても、期日にはビットコインが渡されることになるのでビットコインの価格を下げる意味がなくなります。

さらにBakktはビットコイン先物取引の公開価格をより透明性があるものとするため、証拠金取引、レバレッジ取引を扱わないことによって取引価格の透明性を打ち出しています。

ビットコインの取引価格に影響を与えることができるホルダーが事前に証拠金取引やレバレッジ取引を利用してポジションを取った後に、ビットコインの売買を行う事で価格操作できないようにするための対策であると考えられます。

アメリカ政府の有価証券問題を担当する弁護士事務所Kobre&Kimのジェイク・チェビンスキー(Jake Chervinsky)もBakktのビットコイン先物取引を好意的に捉えており、ビットコイン価格を上昇させることになるとみているようです。

『Bakktが実物のbitcoinを管理して取引するという事実も注目に値します。(Bakktのビットコイン先物取引という)制度的な流入が供給を減らし、おそらく価格も上がることになるでしょう。これは、現金決済のみを扱っているCMEやCBOEのような他の先物市場とは違います 』

『Bakktは12月12日に(ビットコイン先物取引)発売を予定しており、人々はそれが仮想通貨市場のブル(上昇)となることを望んでいる。 Bakktとは何か‐なぜ期待できるのか – 規制当局の承認が得られるのはいつか。』

また、Bakktのビットコイン先物取引は、ICEが保有する別会社であるBakktデジタルアセット保管会社で保有されているビットコインに裏付けられています。

Bakktがビットコインを保有しているという信用性は機関投資家の参入をより呼び込みやすいものにするでしょう。

Bakktはビットコイン先物取引をCFTCに申請中

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Bakktはビットコイン先物取引の発売を12月12日と発表し、現在のところアメリカ商品取引委員会(CFTC)に申請中です。

Bakktの運営元であるICEは、数十年にも及ぶ金融商品取り扱いの実績があるためCFTCから指定契約市場の認定を受けています。

指定契約市場となると自身の判断で先物商品を扱う権限があるものの、市場への影響とCFTCへの評価を鑑みて、ICE並びにBakktはビットコイン先物取引の申請承認をCFTCに対して行っています。

Bakktビットコイン先物取引の延期が続く

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2018年11月20日、Bakktは12月に発売予定であったビットコイン先物取引の発売予定を2019年1月24日に延期することを発表しました。

延期の理由としては、CFTCからのビットコイン先物取引の申請承認が長引いている事が影響しているようです。

ニューヨーク証券取引所を運営しているICEの信用性やBakktが提供することとなるビットコイン先物取引の商品決済・取引価格の透明性・高水準の取引インフラ整備という承認のための条件は揃っています。

しかし、CFTCの申請承認が長引いている事はあまり歓迎できる内容ではありません。

さらに12月22日、トランプ政権と野党民主党の間でメキシコ国境壁の予算を巡って対立が激化し、アメリカ政府が機能停止の事態に陥いりました。

現在のところ、与党である共和党と民主党の議会再開交渉は難航しており再開の目途は立っていません。

アメリカ政府の閉鎖に伴う混乱はウォール街に飛び火し、2008年の金融危機以来10年ぶりの株価下落を引き起こすこととなりました。

アメリカ政府の閉鎖によってBakktがビットコイン先物取引の申請承認を提出しているアメリカ商品先物取引委員会(CFTC)からの結果は1月24日以降にずれ込む可能性が高くなってきています。

Bakktビットコイン先物取引に関するまとめ

Bakktが申請中のビットコイン先物取引は発売の延期が続いているものの、正式にリリースされることになればビットコイン取引価格を大きく上昇させる起爆剤になると共にビットコインが世界通貨として普及するための供給量を確保するために大いに役立つことでしょう。

さおりんさおりん

ビットコインETFと共にBakktのビットコイン先物取引の進展に期待しましょう。

最終更新日:2018年12月28日

【この記事を書いた女子会メンバー】

さおりん
いつも暴走するゆいに手を焼かされてるゆいの相方のさおりんです。大変だけどおかげで仮想通貨を早く始められたし良い友達です(๑•᎑•๑)今はけっこう真面目に仮想通貨に取り組んでます。
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