ホームインタビュー【第二編】堀江貴文推薦「仮想通貨の確定申告がわかる本」出版!小山晃弘氏が語る仮想通貨の将来像
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たかしま編集長

【第二編】堀江貴文推薦「仮想通貨の確定申告がわかる本」出版!小山晃弘氏が語る仮想通貨の将来像

若干30代ながら公認会計士としては異例の活躍の幅を広げている小山晃弘氏へ独占インタビュー!第二編では小山さんが考える仮想通貨の課題と未来についてお話しをしていただきました。新時代の公認会計士が語る仮想通貨の将来像は一見の価値ありです!

記事上「BitPointキャッシュバックキャンペーン」

たかしま編集長たかしま編集長

前回は「仮想通貨の確定申告がわかる本」の著者である小山晃弘さん、
そしてその小山さんが共同代表として率いている、税理士法人小山・ミカタパートナーズのこれまでと今後のビジョンについてお話いただきました。

特に後編では、「これからは個人が前面にでる経済」の時代がくると予言し、
その一つとしてトークンエコノミー=仮想通貨の経済圏がある、というお話でした。

第二編では前回と打って変わって、小山さんが思う仮想通貨について深く聞いていきます。

公認会計士から見た仮想通貨とは?

続編もどうぞお楽しみください!


小山氏が仮想通貨に関わり始めたきっかけ


今ちょっとトークンエコノミーのお話が出てきたので、今回のテーマの一つである仮想通貨についてもお聞きしたいと思います。
先ほどのお話だと、個人が前面に出てくる社会の一つとして、トークンエコノミー=仮想通貨の経済圏、というものがある、ということは当然仮想通貨そのものについても大事になってくるということでしょうか?

小山氏:
仮想通貨自体にはいろんなメリットがあると思うんですよ。
例えば、通貨ごとに商圏を変えられるじゃないですか。

今まで日本では日本円だけでしかやれなかった。
でもこれからは、円で値段がついているものにしかお金が払えなかったっていう世界から、
価値があるものに仮想通貨の価値基準でお金が払える世界になるわけです。

あと仮想通貨自体がボーダレス、つまり国境が関係ないということも大きいですよね。
日本円などの国単位で縛られたものとは関係なく、仮想通貨を通せば世界中から投資家の方を引っ張れるっていう時代が来ているんですよね。

そういった意味で、トークンエコノミーの中で今まで稼げなかった人が仮想通貨で稼ぐようになる、という世界がくると思っています。


例えばICOもそういう背景で現れてきた新しい仕組みですものね。

最初に仮想通貨っていうものを知るきっかけになった、関わり始めたものってどのようなものでしょうか?

小山氏:
本当に関わり始めたのは、やっぱり相談ベースからかもしれないですね。

仮想通貨の投資で儲けて相談にくる人がやけに多いぞっていうのと、あとは金額が単純に桁違いだったんです。
例えばメルカリで転売して月収何十万を稼ぐ、といった個人の方が普通だったところで、です。

仮想通貨の界隈はなんかおかしい、と。
やってないことってやっぱりアドバイスしにくいので、そこから触るようになったり、いろんなカンファレンスに行くようになったり、
というところから始めました。


時期でいうと2017年くらいですか?

小山氏:
僕は2017年からと遅いスタートでしたね。

共同代表の岡本は2015、6年くらいから仮想通貨関連のTwitterをフォローしたり、と割合早かったと思います。


億り人が量産されたのが2017年なので、やっぱりそのころに相談がきて、そこからっていうことですね。

小山氏:
はい。多かったです。

一番最初に多かったのはやっぱエイダコインですね。
エイダコインが爆上がりしてどうしよう、という嬉しい悲鳴を受けるようになってからですね。

でも相談を受けている間に価格が下落し、残高が大きく減ったりして、税金はどうしようという話をするようになり、
そこで税務問題に気づいたという感じです。

日本一売れる仮想通貨×税金の本を執筆することになったきっかけ


そうなんですね。では今回の「仮想通貨の確定申告がわかる本」を出すきっかけはそういうところからなのでしょうか?

小山氏:
そういうところです。

どっちかというと最初儲かるぞ儲かるぞ、という興味で始めました。

そのうち、意外に儲かった人の税金のための現金が足りていない問題に直面しまして。
これちょっとやばいっていう啓蒙活動と合わせて、継続するためにビジネスにしていかなければいけないなっていうのがありましたね。


現在もネットでは、税理士さんなどがいろんな発言したりはしているんですけど、あまり体系化はされていないように思います。

小山氏:
まず、うちが絶対やろうって思った理由の一つに、
ナンバーワン取れると思ったのはここだと思ったからなんですよね。

先程申し上げたとおり、業界平均って60才台です。
それって言い換えると、上であぐらをかかれているんですよ。

某大手とか、税理士といえばうちでしょとか。
法人税といえばうちでしょ、相続税というばうちでしょとか。

ただ、仮想通貨って新しすぎて、彼らもわからないんですよ。

IT、フィンテック、税理士っていう掛け算で考えると、仮想通貨はめっちゃ良い素材だと思いました。

ビジネスライクに考えて、ここで旗をあげようって決めたのも一つありますね。

イメージとしても、シンプルに新しい会計士ってうたえる部分で相性がいいと。
確かに相続税やっても、経験あるの?って若い組織であるがゆえに言われてしまうので。


「仮想通貨の確定申告がわかる本」の無料冊子版がKindle Unlimitedで出てましたので、ざっと読ませていただきました。

最初のところで、「本の趣旨としては、税務の知識を正しく身につけて、相談できる税務のプロをミカタにつける」
の2つについて学んでくださいと書いてあったので、そこを体系化したということでしょうか?

小山氏:
そうです。

「仮想通貨の」という題をつけた本にしては、めっちゃ濃い内容になったんですけど。


そうですよね。目次をばーってみたんですけど、ものすごいコンテンツの量があって。

小山氏:
これは大げさではなく、日本でいま一番売れている仮想通貨の税金の本なんで、もう圧倒的な量です。

ナンバーワンの量でいっています。

節税に関しても、個人バージョンも法人バージョンもあるし、
あとケーススタディ。こういう場合どうなる、っていうのも詳しく載っかっているんで。

そしてこれって仮想通貨だけではないんですよ。
節税って普通の人もできるので、単純に税金に関わる人は100%知っておいた方がいいですね。


例えば、個人事業主の人とかも?

小山氏:
絶対読んだほうがいいです。
もっと言えば、別に仮想通貨を取り払って読んでもいいです。

個人・法人問わず、「確定申告がわかる本」です。

というように僕は言ったんですけどね。でも編集長が一応仮想通貨は推さないとって…笑。


社会人全員が読んだほうがいいということですね。

小山氏:
読んだ方がいいです。

普通にわかると思います。
一口に確定申告と言ってもいろんなオプションがあるっていうのが。

個人時代、法人時代の確定申告、そしてその節税について網羅しています。


というと、普通のお勤めのサラリーマンでも読むメリットはありそうです。
やはり、確定申告を押さえておくと、節税の効果について変わってきたりしますか?

小山氏:
変わってきますね。

一生お勤めで生きていくということだったらちょっと違うんですけど、
今後何かしらやる可能性のある人だったら絶対読んでおいたほうがいいですね。

先ほど「複業の時代がくる」と言ったように、これからはサラリーマン以外の可能性だって絶対あるじゃないですか。
そういう人がこれからの生き方を考える材料としても、大いに役に立てるかと思います。


それはすごいですね。女子会の方でも、節税の一つの方法としてふるさと納税をオススメとかしていて、
ぶっちゃけ仮想通貨あんまり関係なくても凄いよね、と思ったりします。

それでもやっぱりふるさと納税自体、あまり理解しきれていない人も多いんだろうなぁと。
手続きの部分でもう敬遠しちゃうひとが多いかもしれないです。

ただ中身見るとすごいんですけどね。

小山氏:
実際あると思います。

来年分は改善入りそうなんですけど、2018年は少なくとも大丈夫なんで。


そうなんですよね。女子会でオススメしているのが、ギフトカードのものなので。
来年も同じもの、というのは厳しいのかなと思っています。

小山氏:
そうですね。

来年というか本当はあるべき処理がちょっと違うんですけど。
まぁでも、そういった規制は入ってくるでしょうね。

出版不況の中、あえて本を出した理由


ちょっとお話がずれるのですが無料冊子版読ませていただいたところ、その最後のところで、ちょっとURL有効化されてなかったんで飛べなかったんですが…

小山氏:
えぇ!?ありがとうございます。すぐ言っておきます。

今、本が売れない時代っていわれているじゃないですか。

今回出して思ったのが、本が売れないんじゃなくて、
あえて失礼な言い方をしてしまうと、売る側の人間にマーケティングの意識がほとんどないんですよね。

僕っていつも、自分がやったことって次ビジネスで絶対使えると思っていて、
今回の本がしっかり売れたら、売れる本屋、売れる出版社って絶対できると思うんですよ。

このURLが飛ばないというのも、ITかじってる人からしたら信じがたいじゃないですか。

本を出してどうするのっていうマーケティングを考えて、セミナーに呼ぶのかとか、LINEのアクセスを集めるとか色々できるはず。
そういう意識がそもそも欠如してるなら、本は売るのは難しくなりますよね。


第一編の「二つの谷」の話と似てて、本を出版することがゴールになっちゃっているように感じます。
そこはあくまでも手段。大事なのは出版した先のところだということでしょうか。

小山氏:
そうなんです。掲載したい内容に食い違いがあるって口で言ったんですよ。

結果的に最後のページに公式LINEの登録QRコードを乗っけているのですが、そのやり方も教えてくれって言われて、僕が送ってあげたりとかしました。

普通出版社の方から
「こういう風に導線書くんですよ」「そうすればお宅の認知も上がりますから」ってやるべきなんですけど。

この堀江さんが出ている帯も僕が言い出したことで、何も言わなかったら多分僕の写真が乗ってたと思うんですよね。
知名度がまだない僕が出たって絶対売れないんで、間違いなくやったほうが良いと。

でも出版社側は、今はコストの面で帯を取る流れがきているということらしく…

ということとかが色々あったりしましたが、
「本が売れない時代」って外野だからそう思っていたけど、中にはいってみると全然違うって思いましたね。


要は戦略で、Amazonで三冠獲得した「仮想通貨の確定申告がわかる本」のみならず、堀江さんの本もものすごい数が売れているように本自体が売れないわけではない、ということですよね

小山氏:
売れていますね。その編集者の箕輪さんも売れるだけじゃなくて表にもでちゃってるんで、
それでまた売れる。うまいです。

その他にも、西野亮廣さんとか前田祐二さんとかも同じような感じですね。


そうなんですね。そういうチームと言うか。

小山氏:
そういう生き方もとても良いと思いますね。みんな楽しそうですもん。

キングコングの西野亮廣さんもね、昔だったらどこか所属してお笑いばっかりかもしれないですけど、
今だったらもう個人として独立してしっかりパートナーシップ結んでやっていっていますし。

トークンエコノミーはこれからの新しい経済の形なのか


みんなキャラが立って、それでフォロワーがついてそこからまたビジネスが生まれて。
それぞれのコミュニティーの相乗効果ですよね。

小山氏:
そういう時代です、本当に。
これまで起こらなかったことが起こっているというか。


こじつけかもしれないですけど、そこにトークンエコノミーが乗っかるとまた面白いことになりそうですよね。

小山氏:
まぁそうですね。

今はなかなか風当たりが強いから、堀江さんや西野さんもやらないでしょうけど、
ゆくゆくはちょっとあるかもしれないですね。


効率的な送金という実用化だけじゃなくて、そういう面で仮想通貨が関わってきて、より個人が前に出てくる時代になってくる可能性があると。

小山氏:
そうですね。

仮想通貨とは別ですが、堀江さんでいうとHIUっていう大学があるじゃないですか。

そこで確か自社のトークン発行しているはずで、HIU内で流通する通貨があるんですよ。
円とかの他の経済圏の人間からすると無価値でも、彼には価値があるものです。


その中で対価としてトークンが使えるということでしょうか?

小山氏:
はい。そうです。

まぁ知見として色々あるんですけど、売買できるのかとか。そういうのがあってもう少し大きくなればもっと大きな話になってくるので。

仮想通貨の現状を見ていると、どうしても情報弱者を食い物にしている縮図が生まれつつある。
そうじゃなくてもっとフラットなものになってくるといいなと。

新しい公認会計士の小山さんが考える仮想通貨の問題点


そういった仮想通貨とコミュニティーを通じた経済圏というものを考えると、これからの仮想通貨市場は色々問題点もあるかと思います。
小山さんから見てどういうところが問題だと感じていますか?

小山氏:
難しいですね…

わかりやすい詐欺は確かに問題です。

そうじゃなくて、これそもそも問題なのかなっていうこともあるのですが…

例えば仮想通貨を証券化して取引所、東証一部みたいな話にすると良いのかというと、
その世界にいた僕からすると、それはそれで窮屈だなって思っちゃうんですよね。

もちろん規制の面からすれば有効ではあります。

でもそこまですると、
本来中央の権力者が握っていた『通貨』を市民の手に移す、という意味での通貨の民主化を起こした、仮想通貨の居場所を窮屈にするのはどうかなと思うんですよね。

問題なのかそうじゃないのか分からないですけど、そういうのは一つあるのかなっていう。

同じ窮屈になるという文脈でいうと、
現状、仮想通貨の界隈って期待醸成をしている側というか、上で仕掛けている側が勝っているじゃないですか。

これがはっきりとした問題なのかどうかは分かりませんが、ある意味この現状は突破して行ったほうがいいのかなと思っています。

イメージは分散型という名の仮想通貨のコミュニティの上にフィクサーがいるっていう状況。
それは本来の仮想通貨とはなんか違うかなって。


ビットコイン、ビットコインキャッシュで言えば、一部の著名人がすごい数を持っていて、その人達が発言すれば価格に変動が出るということもありました。

小山氏:
そういうのはちょっと一つ問題なんじゃないかと危惧しますね。


さっきのトークンエコノミーの話だと、例えばHIUの特定のコミュニティの中であれば、
コミュニティの中でだけでなので、閉じているじゃないですか。

その一方で、ビットコインやイーサリアムとかの世界規模の広いパブリックブロックチェーンの仮想通貨を通じたトークンエコノミーはまだ早いのでは?と思うことがあります。

小山氏:
そこはあんまり考えたことがなかったですね。


まだ新しいものなので、先行者利益が大きいのは仕方がないです。

でも世界規模になってくるとそれこそ利益の規模が半端じゃない。
ゆくゆくはFacebookとかGoogleがやり玉に上がるように、結局利権が集中してしまうという構造が起こっちゃうんじゃないか、と。

インターネットも、最初はインターネットのサーバーを分散することで作られた、もともと原理的には分散型だったものです。
それが、いつのまにかめっちゃ中央集権化しているっていう状況になっていて、これが仮想通貨で起こらないといいなとは思っていますね。

小山氏:
なんか逆説的なんですけど、一部それでいいと思っている自分もありそう。

なんでかっていうと、作った人っていうとそりゃリスペクトされるべきだし、利益得てほしいじゃないですか。
うちだって、ちっちゃい話事務所作ってるけど儲かったら、なんで儲かってるのって言われるのってちょっと話が違う。それだけのことをしてきたから。

ビットコインも然り。儲かるのはいいんですよ、一部の人たちが。
それが不透明感というか、公平感がないことをちょっと気にしているっていうだけですね。
儲かること自体は全然むしろ当たり前じゃないですか?


そうですね。儲けること自体は不公平ではないですね。
公平性という意味では、むしろやってもらわないと困ります。

小山氏:
そうではなく、そこに群がってというか、二番煎じのようなものを含めると「あれ?」と思います。


歪んでいそうな気がする。

小山氏:
そうなんですよ。

国内の仮想通貨業界の現状を小山さんはどう見る?


もう一つ、税務的には仮想通貨はどんな問題があるのでしょうか?

小山氏:
一番の問題点は、税務ももちろんそうですけど法令と、あと金融庁ですね。

ここが一番明確な問題ですね。
本来制度があってのものじゃないじゃないですか。
元がちゃんとあってから制度ちゃんとやろうねっていう。

なので今はそこが押し問答になっていて、仮想通貨業界の成長を止めているように思います。

税金が怖いからやらない、という状況になっているのはナンセンスです。
そうじゃなくて、そこはちょっとフェアにやってほしいですよね。


そうですね、ICOは今日本でできないですものね。

小山氏:
規制もそうですよね。

ICOってシンプルに資金調達なんですよ。
銀行から借りるのかICOから調達するのかで、実は税金処理が今違うんですね。

具体的には、同じ100万円入手しても、実はICOって税金かかっちゃうんですよ。
すると投資効率が悪くなる結果になってしまいます。

例えば銀行で資金調達で借りるなら丸々100万円使えるんですけど、
ICOで100万円集めても、実質税引30%の70万円ぐらいしか残らないんです。

みなさんはICOで応援する事業のためにお金を出しているのに、国に何故か30%が行っちゃうみたいな。

100%使えば0になって結局税金は0だって言うんでしょうけど、
事業をする上で期ズレの問題もあるだろうし、そういうのを考えながらマネジメントしなければいけないのはすごく酷だと思うので。


そんなことを考えていたら、お金の使い方が結構不自由にありますよね。

小山氏:
税率でいうと、株・FXはシンプルに20%なんですね。でも仮想通貨はいわゆる累進税率です。

どんだけ儲かるかもわからない世界で、
どーんって行っちゃたら税率が怖いし、逆に損したら全然違って、と難しいじゃないですか。

そこは戦略的に、ということもありますが、本来の投資の戦略ではありませんし。
僕らとしてはそういう意味も含めた上でフェアにやりたいなと思っています。


税がシンプルなFXに比べて、仮想通貨にメリットがあるとすれば、ボラティリティが高いからチャンスが多いよってぐらいですかね。

小山氏:
単純に稼げるってところだけにフォーカスしたらって感じですね。
でも赤字のときは損失も繰り越せないので厳しいです。

一つの手として法人化したら今のデメリットはちょっと和らぎはしますが。


やっぱりそういうところも税務の知識ってことなんですね。
正しく税務の知識を身につけるという、この本の価値がだいぶ分かりやすくなったように思います。

あと法律でいうと、私の個人的な疑問なんですけど、
改正資金決済法で今までやってきているところ、仮想通貨取引の規制の根拠を金融商品取引法にしようか、という議論が話題になったりしましたが、この辺りは現状どうなっているのでしょうか?

小山氏:
金融庁が今、規制の対象としたいのは我々エンドユーザーじゃなくて、取引所の管轄なんですよね。
改正資金決済法かどうかということもありますが、要は許認可制にすることで金融庁の元で一手に管轄したい、というのは絶対あると思います。

今ってどっちつかずっていうかふわってしていたんで。
確実に証券会社の規制と一緒の流れですね。
こういう金融に関わることは金融庁がやると。

で、その制度の発達に貢献していくかどうか、という点と、あとは何かしらの利害関係があるのではないかと思います。


取引所と金融庁の利害関係でしょうか?

小山氏:
そうですね。あとは管轄化することで何かしらの政策という形で、取引所に影響力をもつということはあると思います。


最終的に、自分の管轄内で金融庁がどれだけ取れるかっていうのが大事だと。

小山氏:
やっぱ大きいと思います。

仮想通貨の取引所は、既存の証券会社とある意味似ているどころか一緒なので、この流れはどうしても通らざるを得ない。

さっき税率の話で出た株とかFXの取引所も金融庁が管轄しています。
仮想通貨も金融庁管轄になると、法制的に一緒になっていくかもしれません。

あと税金もそうですね。20%で終わるよっていう世界は来るのかもしれないですね。

過去のFXがそうなんですよね。12年か15年ぐらい累進課税のまま宙ぶらりんで、そのあとに国税庁が一律20%としたじゃないですか。

FXの税制確立の過去から見る、仮想通貨と税金の今後


来年、再来年で累進課税から変わるとはいえないのでしょうか?

小山氏:
それに関しては私見が2つあって、

過去、FXの税率が累進課税から変わるのに15年かかったのは、一発目だったからなんですよ。
前例がないからわからない。

それに比べて仮想通貨の場合は、FXの知見もあるのでさすがに15年もかかることは無いと思います。

2つ目が、仮想通貨って一般の人からするとよくわからないじゃないですか。
ぶっちゃけて言えば、なくなってしまう懸念もゼロではありませんし。

そうなると、そもそも議論が生じなくなるので、このまま社会的に一定の度合いで認められるようになれば進展はするのではと。

この二点において、金融庁の元で株・FXと同様の扱いになっていくと思います。


そうなれば、先ほどの株・FXに比べた仮想通貨の税のリスクっていうのも軽減されていくと。

小山氏:
そう思っています。同じになってくると思っています。
紙幣とかドル・為替とか株、証券、為替、といったカテゴリの一つに入ってくるのではと。

小山さんが見る仮想通貨が社会に与えるインパクトとは


来年、また議論が進んでいくといいですね。
そういうところも含めて、これからの仮想通貨に対する考えっていうのを、最後にまとめていただけますでしょうか?

小山氏:
まとめて言うと、公認会計士・税理士の視点だけでまず言わせてもらうと、
シンプルに資金調達の一つの手段として最強なんですよ。

今までってお金を集める側とお金を出したい側の間で、実は多くのミスマッチが起こっていたんですね。

事業者といったお金を集めたい側って銀行とかファンド通さないといけないので、そのための手続きなどのコストが多くかかります。
あとはお金がなかなか集まらないからいいプロジェクトが立ち上がらなかったということもあります。

一方、仮想通貨で資金調達ができれば、今って審査が良くも悪くもないので、投資家がそれぞれホワイトペーパーをみて各自判断することになります。
そこでマッチすれば、本当に有望なプロジェクトって一瞬で世界からお金が集まるし、一瞬でその事業が立ち上がり、成功する確率が凄い高くなるんじゃないかと。

そういった意味では凄い可能性を感じているのですが、さっき言った法改正とかの点でちょっとジレンマがあるんですよね。

良いものをマッチさせるためには規制が必要なんですけど、規制ってそもそも既存の延長線上に作るものです。
それこそ監査法人が入るとか証券会社が入るとかですね。
そうなってしまうと、ちょっと仮想通貨である 意味がなくなっちゃうっていうのが個人的な見解です。

できたら今のまま、ガチガチの規制ではなくちょっとはソフトな面も残しつつ、でもその嘘とかが無い世界が来ればなっていうのはあります。


詐欺的なプロジェクトだったり、質が低いものは市場が淘汰してくれればいいな、というところですね。

小山氏:
できたらそうなんです。

でも今は、先ほどいったようなフラットに判断するわけじゃなくて、自律して選択するオプションがないじゃないですか。
フィクサーのような上の人が良いって言ったら投資が集まる、のような。

そこらへんの情報の透明性を確保することは、しっかりできてきたら良いなと思ってます。


規制規制と注目を集めがちな仮想通貨ですけど、逆にうまく利用して日本でもいろんなビジネスが打ち上がっていけば、日本の国内としてすごくいい話だと思うんですけどね。

小山氏:
そしたらさっきのAIで会計士がなくなるとかと一緒で、仮想通貨で銀行が無くなる、というのはほんとうかもしれないですよ。
実際にそういう流れも出てきてますし、そしたらむしろ銀行も頑張ると思うんですよ。

そしたらまた経済も発達するし、銀行、証券、フィンテックなのかは分類はどういう形になるかは分からないですけど、
資金調達の方法として、もう一個オプションが出てきてほしいっていう意味ではすごく期待はしているんですよね。


そこが、先ほど話題になった「個人が経済的に前面にでてくる」というところと繋がってきそうですね。

小山氏:
出てくると思います。

仮想通貨とは違いますが、さっき言ったHIUのトークンもそうですけど、
じゃあHIUに集まっているコミュニティの参加者の一人がこういった事業をやりたいからトークンで出資してくれと。
それを円転して事業に回していくという、そういうのはひとつ良いじゃないですか。

また今まであまりなかったのに投げ銭的な行為が行われているとかも新しい動きですよね。
投げ銭を通じて成長すれば税金も収めるだろうし、また次の人の援助をするかもしれません。

そういった意味では、仲介者を挟まずに資金が動くことで、本当の人間らしさが活動に表れるのではっていうのはすごい期待しています。


これまでの金融では、当事者間に大きな仲介者が挟まっていたから、そこで色々人間性的なところとか排除されていたということですね
仮想通貨を使えば直接の金融を行うことによって、そういう温情というか人間的な部分が表に出やすくなると。要はやりたいことがやりやすくなる、ということでしょうか。

小山氏:
今までは、本当に資本主義だったんですよ。

お金もってた人が勝ってた、もっというと二代目とかが勝っていたんですよ。
0才からお金もってスタートできるから。

でも僕もそうなんですけど0代目の0から始める人が成功できるようにするためには、そういった柵を取っ払わなければ行けません。
そこは資本主義なのか価値主義なのかっていうところですね。

これからは「価値」に対して、お金が回るような世界になっていくべき。
これを可能にするのが仮想通貨だと思うんです。


実際に今、いろんな仮想通貨のプロジェクトでその「価値主義」をテーマにやっているところはありますね。
例えば、ブログ投稿の評価をそのまま仮想通貨の価値に変えられるALISさんとか、Steemitさんとか。

でもそこでもやっぱり税務上規制とかがハードルになってくると嫌ですね…

小山氏:
既にもうあるじゃないですか。古臭い型破れないとか。
メタップスさんとか、今言ったアリスさんとか、評価経済とか価値主義とかをテーマにやってくれる企業がどう動いていくかにかかってきますね。


これからそういう時代になってくるとは思うんですけどね。


実は今日、お邪魔する前に読んでいた記事があって、プロ無職のるってぃさんっていう人がいるんですけど、本当に好きなことで生きていくという人で。

本人曰く、全く仕事しないんですよね。
でも、色々情報を仕入れてそれを自分なりに発信したりとかいろんな人に会いにいったりして、そこで色々吸収したりとか。

それって無職なの?っていうところはあるんですけど、そんな中フォロワーが3万人ぐらいいて、そこから色々支援してもらっているんですよね。
それってつまり、この人の価値じゃないですか。その価値、3万人いるからこそ例えばりんご食べたいって言ったら送ってくれたりっていうのがこの人の価値を表しているっていう感じで。

ところが、Twitter3万人増やすっていうのは簡単なことではないですし、るってぃさんほど突き抜けるのは難しいかもしれません。

そこの壁をもっと取っ払っていくと、好きなことで生きていくっていうと人が増えてきてくるんじゃないかと思います。
もちろん、普通に仕事をしていく上でお金も集まりやすくなるメリットもあります。

小山氏:
今、仮想通貨だからこういう話ばっかりしていますけど、YouTuberとかもそういう流れじゃないですか。
エンターテイメントがお金になる時代が来ていると。

その根底にも、先ほど言ったように、メディアの民主化。それぞれが発信できたり影響力を持っている時代になったので。日本もそういう時代が追いついてきたと思うんですよ。

通貨の民主化、という感じで、仮想通貨もやっぱそういうこれからの社会の仕組みを担保する一つのピースなんだなと思っています。

仮想通貨の規制を正すため日本政府の中枢を目指す



最後に一つ、これからの仮想通貨にどう関わっていくかっていうのをお聞かせ願えますでしょうか?

小山氏:
そうですね。
僕はやっぱりさっき言ったとおり、規制が勿体無いなと思っているところもあるので、政府中枢に入り込めるのもこれだって思ったんですよ。

例えば、自民党の会議とかでこの本を読んでもらって、そもそも市民間の税務上の扱いはこうしたほうがいいんじゃないですかとか。

今って他の仮想通貨に替えただけで課税されるじゃないですか。
あれはちょっと辞めてほしいと。売買したときに課税されるのはわかりますが、
他の仮想通貨に替えたというのは、単純に移しただけで円がないので納税はできないと。

そういうのはそこだけは消してもらうとか。そこができたら次は分離課税をしてもらうとか。
そういう中枢にどんどん入っていけると思っていて、これってすごい難しいんですけど、やらなければならないと。

さっきの情報弱者の話もそうですけど、
勝つのって従業員で社長でいうとやっぱり社長、コミュニティの参加者と主催者だと主催者じゃないですか。
さらにもっと大きな枠で見ると、勝つのって国なんですよ。で、社長がいて市民がいてってなっているんで。

ここにいかにして食い込めるかっていうのを探していて、これは結構いけるなと思っています。


例えば有識者会議とか、もっというと国会議員とかでしょうか。

小山氏:
これはちょっと食い込んで、みんなのために意見を聞きつつやりたいなというのは一つありますね。

政治家にはなりたくないですけど、中枢に食い込んで好きなことを言いたいと思っています。

言うこと聞かないんだったらメディアを通してやっちゃうとか。


やっぱり役所とかそういう人たちっていうのは、国民の声っていうのは気にしますからね。

こういうので広めて、国民の声としてこういう規制はやめてくれっていう声が出ていますっていうのを
ダイレクトで伝えられることができればどんどん変わっていきそうですね。

小山氏:
ちょっとやっていきたいなって思いつつ。この年齢でやるのが価値あるんですよね。

5,60でやっても当たり前なので。今回に限らず、いつもその視点で行動しています。
あえて26才で独立するとか、早く早くやっていって、それを後輩たちに見せてあげたいんです

仮想通貨のメディアをやっている私達からすれば、是非小山さんに現状を変えてもらいたいですね。

小山氏:
是非僕があがっていけば、今までやってくれた人へ恩返しできると思うので。


本日はお忙しい中ありがとうございました。

たかしま編集長たかしま編集長

以上、新しい公認会計士として仮想通貨の世界に足を踏み入れた小山晃弘さんのインタビューでした!

実際に公認会計士・税理士として第一線で活躍されている小山さんの、仮想通貨に対する見方・考え方はとても参考になったのではないでしょうか?

私は仮想通貨に関する税、法律、規制に関することだけではなく、
仮想通貨がこれから社会に与えるインパクトについての深いお話を聞けたのは、とても面白い経験でした。

そんな小山さんの力作、
「仮想通貨の確定申告がわかる本」はAmazonで絶賛発売中です!

これからいよいよ確定申告の時期の今、仮想通貨だけでなく確定申告そのものについてかなり網羅した内容になっているので、
気になる方はぜひチェックしてみましょう!

記事下「BitPointキャッシュバックキャンペーン」

【この記事を書いた女子会メンバー】

たかしま編集長
たのしい仮想通貨女子会編集長のたかしまです!日本一たのしい仮想通貨メディアにするべく仮想通貨女子一同頑張っていきますのでよろしくお願いいたします!
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