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IBMがフォルクスワーゲンと提携!ブロックチェーン技術どんどん活用するIBMの構想とは?

近年ブロックチェーン技術は様々な分野で導入されようとしていますが、IT企業大手のIBMがフォルクスワーゲンと提携し新たなブロックチェーンを活用した構想を発表しましたのでご紹介します。

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こんにちわ、はるです。今回は、あの有名なIBMブロックチェーン技術を様々な分野に取り入れようとしている事例を元にその構想を考察していきます!!



IBMとフォルクスワーゲンの提携|ブロックチェーン活用の場が拡大中!

IBM,ブロックチェーン

2019年4月18日、海外の大手自動車メーカーであるフォルクスワーゲンが、大手IT企業IBMと提携し、レアメタルコバルト追跡を開始すると発表しました。

レアメタルとは電気自動車(EV)普及のカギを握るとも言われている「リチウムイオン電池に使用される希少金属」で、コバルトとは「EV用のバッテリーの原材料となるもの」です。

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つまり、今回の発表により、フォルクスワーゲンは「仮想通貨のブロックチェーン技術を活用して自動車部品の製造プロセスの追跡」を行うという事になります!!



フォルクスワーゲンはIBMと提携し、「国際的な(コバルトやレアメタルのような)鉱物サプライチェーンの効率化や透明性、持続の可能性を強化する」という方針を示しています。

『コバルト』は自動車やスマホにまで使用される重要成分

実は、コバルトという成分は、スマホから自動車まで使用されており、私たち消費者が扱う様々な製品にとって非常に重要な成分と言われています。

IBMの公式ブログによれば、このコバルトを採掘可能となるのがコンゴ民主共和国(世界生産の3分の2を占める)で、現在200万人ものコバルト採掘者が深刻な状況に直面しているそうです。

コバルト鉱山で生まれた子供が、劣悪な環境でなかば強制的に働かされており、鉱山一帯を反政府武装組織が支配している事が報じられています。

今回導入するプラットフォームは「Hyperledger Fabric」

フォルクスワーゲンが今回の鉱物サプライチェーンに導入予定のプラットフォームが、オープンソースで有名なLinux財団の「Hyperledger Fabric(ハイパーレジャー・ファブリック)」です。

ハイパーレジャー・ファブリックとは、ブロックチェーンのオープンソースソフトウェア開発プロジェクトで、IBMはもちろん、日立や富士通、NEC、NTTデータなども参加しています。

このハイパーレジャー・ファブリックのプラットフォームを使用して、ほぼリアルタイムに近いサプライチェーンの管理(流通や追跡など)・記録が可能となるようです。

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今後、他の自動車メーカーだけでなく、あらゆる分野でブロックチェーン技術が普及し始めた事例と言えますね!!



IBMのブロックチェーン活用プロジェクト構想を徹底考察

IBM,ブロックチェーン

冒頭でご紹介したフォルクスワーゲンとの提携したIBMですが、実は2019年1月に実際にブロックチェーンを活用した製品管理プロジェクトが報じられています。

ここでは、こうしたブロックチェーン活用プロジェクトの構想をご紹介します。

構想①製造商品プロセスをブロックチェーンで追跡

IBMは、前述したオープンソースである「Hyperledger Fabric」ブロックチェーンプラットフォームを使用し、金属業界でのサプライチェーン追跡を目的とした2つのプロジェクトを発表しています。

  • ①鉱物発掘元となるコンゴ民主共和国から自動車工場までのコバルト移動を追跡
  • ②メキシコ鉱山からの金属の出荷を監視

の2つです。

①のプロジェクトでは、冒頭でご紹介したフォルクスワーゲンのような電気自動車バッテリーに使用されるコバルトがターゲットとなります。

サプライチェーンの流れは大まかには以下のようになります。

  • 1.まず1.5トンのコバルトがコンゴ民主共和国から出荷
  • 2.出荷されたコバルトを中国で精製
  • 3.韓国にあるバッテリー工場に移される
  • 4.アメリカの自動車工場に到着

全プロセスは約5か月にわたり、その全記録がブロックチェーンに記録される事になるようです。

上記のプロジェクトは今年2月から実験運用されており、IBMをはじめ自動車メーカーのフォード、中国のコバルト鉱山会社、韓国企業LG Cornの一部門「LG Chem」、ハイテク企業RCS Globalなどが参加しています。

そして、金属を運搬する上記ステップ登録のため、IBMが「Hyperledger Fabric」ブロックチェーン上で構築して認可したブロックチェーンを維持するそうです。

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その結果、サプライチェーンがもし停止しても、参加している企業がOECD(経済協力開発機構)基準に従い調達された材料である事を確認できるわけですね!!



構想②ブロックチェーンを活用した生産プロセス管理

ブロックチェーンを導入しても、「記録される前のデータが正しいかどうか」という信頼性を得るには、従来のオフチェーン管理時と同じようにただしデータを入力可能な信頼できる人間が必要不可欠ですよね。

一般業務において、会社が重要員を採掘現場に派遣して違法行為などを探したり、採掘する鉱物袋にバーコードタグを貼り付けたり、法律に準じて採掘された事を記録する人物が、同プロジェクト内「RCS Global」に存在しています。

「RCS Global」で働くディレクター「ジョナサン・エラーマン氏」によれば、違法行為を監視するモニタリングは常時行われているわけではなく、鉱山管理者から提供された情報をもとに監視、タグ付けを行うようです。

こうして信頼のおける人物により貼りつけられたタグは、ブロックチェーンに記録されて、監視レポートはIBMサーバーにオフチェーン上で安全管理される仕組みになっています。

構想③ブロックチェーン活用メリットである『透明性』を製品管理に応用

こうしたサプライチェーン分野においてブロックチェーンシステムを導入しても、導入先企業がシステム自体を理解していないと上手くブロックチェーン機能を活用できません。

そこで、IBMは昨年からRCS Globalと共同してこのプロジェクト作業を始めたようです。

RCS Globalはサプライチェーンの監査作業に関するノウハウがあり、システムとしての運用面を理解しており、IBMはシステムのデジタル面を当然理解しています。

今回の実証実験では、各プロジェクト参加企業は自分のノードを自分で維持する事になっており、それに加えてIBMが参加企業のノードをサポートする選択肢もあります。

しかし、「Hyperledger技術」によりシステムを管理する事で、データを自社だけが閲覧可能なものとNGOのような外部関係者が閲覧可能なものと選択可能になるために、IBMのサポートは不要になると言われています。

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つまり、プロジェクトが進行するにつれて、第三者が関与しているかどうかを見定めなければいけないという点においては非常に活用できる技術と言えますね!!



このプロジェクト実験が成功すれば、貴金属など他のサプライチェーン監視会社やフォルクスワーゲンなどの自動車メーカー、電子機器メーカーなど様々な分野の企業が参加する事をIBMは期待しているようです。

IBMが今後展開するブロックチェーンビジネスに要注目

IBMの発表によれば、他の鉱物関連プロジェクトであるカナダのハイテクスタートアップ企業「MineHub Technologies」をはじめ様々な企業との提携を発表しています。

その中には、Goldcorp、Wheaton Precious Metals、Kutcho Copper鉱業、金属商社であるオーシャンパートナーズUSA、そしてING銀行など実に様々な分野の企業が名を連ねています。

特に、MineHubは、Goldcorpがメキシコに所有する鉱山から、同じように金属採掘から出荷までのプロセス追跡を行うために、「Hyperledger Fabric」上にプラットフォームを構築予定のようです。

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IBMによれば、このシステム運用により鉱山会社が実際に採掘した物質(鉱石など)のデータ追跡が可能になるとされています!!



そして採掘された材料が出荷されると、ブロックチェーン上に新しい情報が記録されるので、利用するユーザーだけでなく第三者機関にとってもデータを検証可能になる仕組みとなっているのです。

今後、IBMのような大手IT企業が、上記のようなサプライチェーン分野においてブロックチェーン技術を管理に活用する事で、ブロックチェーンは自然と世界中に浸透していくと言われています。

IBMが市場投入したブロックチェーン決済ネットワーク『BWW』とは

IBM,ブロックチェーン

IBMは前述したようなサプライチェーン分野だけにブロックチェーン技術を活用しているわけではなく、決済ネットワーク「BWW」にも同じく導入しているようです。

国境をまたぐリアルタイム決済『BWW(Blockchain World Wire)』

BWW(Blockchain World Wire)とは、「IBMの国際送金ネットワーク」であり、世界中の6つの銀行が新たなステーブルコインを発行する予定もあるようです。

今回、2019年3月18日、IBMはブロックチェーンベースとなるBWWの本格的な運用を開始した事を発表しました。

IBMのBWW運用により、世界各国をまたいで、清算や決済をほぼリアリタイムで完了可能で、新たな金融ネットワークの事例としてアピールしていくと述べています。

新たなデジタル資産の送金を実現した世界初のネットワーク!?

IBMによると、BWW支払時に可能なメッセージ交換やクリアリング、セトルメント(決済日に実際に通貨を交換する)を同時に一つのネットワーク上で可能にした世界初のブロックチェーンネットワークだそうです。

BWWは、ステラのプロトコルを採用しており、ステラプロトコルはデジタル通貨送金を可能にするために開発されたオープンソースの分散型プロトコルです。

そのため、BWWではステラ・ルーメン(XLM)による決済をサポートしており、「Strongholod」を通じたアメリカドル担保のステーブルコインもサポートしています。

現在は、規制当局の承認、他の機関の審査待ち状態で、BWWが軌道に乗った場合には、ユーロをはじめ韓国ウォンやインドネシアのルピアなどを担保にしたステーブルコインが新たに追加予定とされています。

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現在、WBBは72ヵ国で47種類もの通貨に対応した支払いが可能と言われており、今後その対応通貨や国は増加していく事が期待されています!!



IBM社が取り組むブロックチェーン活用事例をご紹介

IBM,ブロックチェーン

ここまで、IBMがいかにブロックチェーンを活用したシステム運用に力を入れているのかが分かりましたね。

ここでは、他にブロックチェーンを活用したIBM社のシステムをいくつかご紹介します。

IBMの事例①『サプライチェーン×ブロックチェーン』分野での実験

IBMは、前述したように、世界各国をまたいだ荷物輸送追跡にブロックチェーンを活用する「サプライチェーン×ブロックチェーン」分野の実験を実施しています。

今回の輸送追跡実験で使用されたのが「マンダリンオレンジ」です。


IBMが開発した電子船荷証券システム「e-BL」を使用し、中国からシンガポールへおよそ28トンものマンダリンオレンジ(約10万8,000個)を輸送、その流れを追跡するという実験でした。

従来行われていた船舶輸送では、まず船荷証券を取引先の相手である企業に郵送で送付し、その後にハンコをもらうというアナログ方法が使用されていました。

そのため、輸送が完全に完了するまでに大体5日~7日かかるのが普通で、日本でいまだに郵便局のようなアナログに近いシステムを使用した荷物の搬送は普通に行われていますよね。

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しかし、前述したIBMの「e-BL」システムを導入する事で、電子輸送書類をブロックチェーン上に記録し、全行程をわずか1秒で完了させることが可能になります!!



また、こうしたIBMのブロックチェーン活用システムは、船舶輸送プロセスにおける時短効果だけではなく、ブロックチェーン上に記録されるデータの透明性や書類の改ざん、偽造防止にも効果的と言われています。

なお、今回無事輸送されたマンダリンオレンジは、2月5日の中国旧正月を祝う伝統行事に使用されるとの事です。

IBMの事例②ブロックチェーンを活用したポイントサービス事業始動

2018年2月8日、IBM、三井物産、フィノバレー3社がブロックチェーン技術を活用したポイントサービス「ウェルネス貯金(ウェルちょ)」のサービスを広島で試験運用する事を発表しました。


ウェルネス貯金の実証実験期間は、約3か月間(2月15日~5月14日)となっており、主に広島市周辺エリアで実施されます。

このサービスを利用するためのスマホアプリ(iOS版)を先行リリースし、Android版についても3月中にリリースされました。

ウェルネス貯金は、健康関連の商品やサービスを購入した時に支払いが発生すると同時に「エール」と呼ばれるポイントが付与され、決められた店舗で使用可能な仕組みになっています。

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つまり、人々の健康を促進する点を重視したポイントサービス事業ですね!!



前述した専用アプリで対象商品についているQRコードを読み込む事で「1エール=1円」のポイントが付与されるようです。

消費者の健康を応援する事を目的とし、健康関連の商品やサービス提供をする「ウェルネス応援隊」に参画している企業は、自社開発製品や提供サービスにエールを付与します。

そして、エール付与分を運営会社グルーヴァースに現金で支払い、この支払われたエールを参画企業がブルーヴァースに還元する事で報酬(現金)を受け取る仕組みです。

また、今後は消費者間でのエール交換も実施予定との事です。

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ウェルネス貯金はあくまで決済システムとしてリンクしていないため、現状は健康志向商品に何エール付与するのかという裁量が企業に一任されている点がポイントです!!



つまり、あくまで目的は「消費者の健康促進」なので、「カロリー30%OFF」商品には30エール、「カロリー50%OFF」商品には50エールといったような健康キャンペーンが可能となっています。

IBMの事例③製薬・医療団体と連携したブロックチェーン技術の活用

近年、医療・製薬分野でも、医薬品のサプライチェーン、医療関連データの記録・管理、電子カルテや診断情報の管理などの観点から、ブロックチェーン技術に注目が集まっています。

2019年3月27日、IBMはこうした製薬・医療分野で、ブロックチェーン技術を活用した安全で効率的な情報交換システムの構築推進を発表しました。


実際に、国内外ではブロックチェーンを活用した実証実験は様々な分野で行われている事はご紹介しましたが、多くは模索的な初期段階の実証実験であると言われています。

これに対して、IBMは、製薬会社や医療団体と協力しブロックチェーン技術を医療・製薬分野での情報交換システムとして活用する事を検討、業界での課題解決や新たなビジネスモデル構築を推進しています。

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今後はIBMが掲げた製薬・医療分野でのブロックチェーン活用システムに賛同する企業が増加してくるにつれて、新たなビジネス事例となる事が期待されています!!



IBMとフォルクスワーゲンの提携|ブロックチェーンを活用した構想まとめ

IBM,ブロックチェーン

今回は、ブロックチェーンを様々な分野で活用しようとするIBMがフォルクスワーゲンと提携して実施しようとしているプロジェクトの構想を中心にご紹介しました。

IBMは世界的なIT企業として有名ですが、この記事でご紹介した通り、サプライチェーンにおける生産・流通プロセスにとどまらず、実に様々な分野でブロックチェーン技術活用を積極的に推進している事がわかりましたね。

こうしたIBMのような大企業が先導してブロックチェーンシステムの構築に尽力する事により、世界中のブロックチェーン技術に興味のある様々な企業に与える影響は計り知れません。

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今後も、IBMが実施するブロックチェーンを活用した様々な分野での実証実験や、世界的な企業との提携には要注目ですね!!



今回の記事でも少し触れたIBMの国債送金ネットワークサービスに関しては、下記記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にして下さいね。



【この記事を書いた女子会メンバー】

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今年の春から大学生ですo(^▽^)o仮想通貨は将来がちょっと不安で、投資の勉強を始めたのがきっかけ。目標はうちにお猫様をお迎えすること!仮想通貨は楽しんでやっていきます。
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